6月 30日で救急部への出向も終了。その日に小学生時代からの友人の馬券オヤジ氏と帝王賞 (20時 10分発走) を見に、初めての大井競馬場に行くことにしました。馬券オヤジ氏は出張のため岡山から上京していたのです。
仕事が終わってから、大井競馬場に向かったのですが、やらかしてしまいました。都営浅草線で品川を過ぎて、読書に没頭しているうちに乗り過ごし、立会川を通過して京急川崎に着いたところで事態を把握しました。京急川崎から折り返しの電車に乗ったは良いものの、行き先を間違えて羽田空港へ。そこから折り返しの電車に乗って京急蒲田で乗り継いだは良いものの快特に乗ってしまい、立会川をスルーして品川まで。品川から折り返しの電車に乗ってやっと立会川に着きました。
さすがに 3回も乗り間違えては間に合うべくもなく、馬券オヤジ氏にメール。帝王賞の馬券を買っておいて貰うことにしました。
1→3, 4→3, 4, 14を各 500円買っておいて
私の意図は、「3連単フォーメーションで 1着が 1番, 2着が 3番と 4番, 3着が 3番, 4番, 14番になるように各 500円計 6点 3000円分買っておいて」だったのですが、馬券オヤジ氏は「馬単で 1→3, 4→3, 3→4, 4→14 (○→△は 1着○, 2着△の意) を各 500円計 4点 2000円分買っておいて」ととりました。
私の意図通りに買えば外れていたのですが、馬券オヤジ氏が買い間違えたおかげで見事に的中。500円が 25000円に化けました。馬券を買い間違えて的中したのは初めてでした。
私は最終レースの 3分前に到着し、慌ただしく馬が走るのを見てこの日は終了。
帰りに大門の Kirin cityで馬券オヤジ氏と乾杯して帰宅しました。機会があれば大井競馬場にはゆっくりと時間があるときに行ってみたいですね。夜だとライトアップされていて、なかなか雰囲気の良い競馬場だと思いました。
大学 5年生のときに、小・中学校時代の同級生の馬券オヤジ氏に競馬場に連れて行かれ、競馬に出会ってから 10年くらいになります。
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11月6日5時3分配信 時事通信
ウマの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読した成果の論文を、米マサチューセッツ工科大とハーバード大のブロード研究所や日本中央競馬会(JRA)競走馬総合研究所(宇都宮市)などの国際研究チームが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。
解読データは2007年2月に公表され、ウマ遺伝子の個体差や働き具合を調べられるようになった。競走馬総合研究所の長谷川晃久生命科学研究室長は「解読成果をウマの健康管理や生理学の理解に活用したい」と話している。
解読対象は「トワイライト」と名付けられた雌のサラブレッド。ゲノムのサイズは約27億塩基対と、イヌより大きく、ヒトやウシより小さかった。遺伝子数は約2万個と推定された。
ウマは6000~4000年前に野生種が家畜化されたと考えられるが、アラブなど他品種についても遺伝子の個体差を解析した結果、家畜化がユーラシア大陸の広い範囲で同時進行したとの見方が裏付けられた。
ウマの遺伝子のうち、約1万5000個はヒトとほぼ共通であり、染色体上の遺伝子の構成も半分が同じだった。ウマにはヒトに似た遺伝性疾患が多数あり、研究成果はヒトの医療にも役立つという。
馬の塩基配列がすべて明らかになって、多くの馬での情報が集まった後、速く走るための遺伝子、スタミナ遺伝子とかが明らかになったらどうでしょう?
出生馬の毛とか血液から遺伝子を同定して、どの程度走るか予測。セレクトセールでの失敗は減るでしょうね。遺伝子次第では、走る前に能力なしと見なされて処分される馬が出るかもしれません。
もっと進むと、遺伝子操作で競走馬を作る時代がくるかもしれません。法で禁止しても、こっそり行うことは技術的に可能と思います。
プラスの面では、遺伝子により病気の発症を予測して、過度のトレーニングを控えることが出来るかもしれません。
ひょっとすると、あと10~20年すると、こうした技術のせいで競馬界はかなり変わってくるかもしれませんね。
「JRA-VAN」というサイトに、渡辺明竜王のインタビューが載っています。渡辺竜王は競馬好きで、一口馬主になっているようです。自身のブログにも、時々愛馬のことが書いてあります。
-私の競馬はちょっと新しい-第8回 日本将棋連盟棋士 渡辺明さん
将棋指しのプライベートが少し見えて、楽しかったです。それにしても、ゲームをしていて競馬を始めることになったとは、現代っ子っぽいです。
メイショウの名を冠する馬がいます。松本好雄氏の所有馬です。ダービー馬のメイショウサムソンなどが有名と言えましょうか。オーナーはなかなか男気のある方のようです。
大牧場出身の良血馬に席巻されている日本競馬界の中で、松本は中小規模の牧場との交流や繋がりを重視し、持ち馬の殆どがそれらの牧場出身の良血とは言い難い安価な馬というのが特徴である。松本自身が馬を見て選ぶことはせず、調教師や牧場が薦めた馬を安く買っている。また、現役時代に所有していた馬の産駒も多く、メイショウホムラとその産駒メイショウバトラーは父子二代で重賞勝ち馬となった。中小規模の牧場で働く人々からは、尊敬と親しみを込めて「メイショウさん」と呼ばれている。競走馬として活躍できなかった牡馬でも、誘導馬に転向させる事も多い。
(略)
座右の銘は「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」。
実は、この方は将棋六段なのだそうです。そして女流棋戦「きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦」のスポンサーなのですね。ビックリしました。
6月19日19時13分配信 読売新聞
大日本住友製薬は19日、国内初の馬向けの胃潰瘍(いかいよう)治療薬を7月1日に発売すると発表した。
国内の現役競走馬の半数以上がストレス性の胃潰瘍とみられており、競走馬にとっては朗報になりそうだ。
この治療薬は人間向けの胃潰瘍薬と同じ成分を含み、動物薬大手の米メリアルが製造し、大日本住友が販売する。海外では20か国以上で売られているが日本では未承認だった。これまで日本では馬の胃潰瘍の治療に、人間の薬を転用するケースが多かった。
大日本住友によると、競走馬は緊張を強いられるレースや日々の調教、長距離の移動などで、強いストレスにさらされている。
獣医師による内視鏡を使った最近の臨床結果では、少なくとも半数以上が胃潰瘍を発症していたという。
馬も胃潰瘍になるとはびっくりですね。とはいっても、人間と動物の罹患する病気は驚く程似ているらしいですよ。まぁ、精神疾患は別として・・・。
胃潰瘍は、昔から、ストレスや胃酸などの攻撃因子が防御因子を上回って起こると考えられてきました。治療には、胃酸を抑える薬としてプロトンポンプ阻害薬や H2ブロッカー、防御因子を強化するための粘膜保護薬などを用います。最も強力でエビデンスが豊富なのがプロトンポンプ阻害薬です。
今回発売になる薬をネットで調べると、「ガストロガード」という名前で、ベースはプロトンポンプ阻害薬です。しかし、そのプロトンポンプ阻害薬はオメプラゾールで、アストラゼネカ社の薬なのです。大日本住友製薬の薬ではないのですね。この辺の事情を、ちょっと面白いと思いました。
ちなみに、大日本住友製薬の製品一覧を見ると、タガメットというH2ブロッカーはありますが、ヒト向けのプロトンポンプ阻害薬は販売していないようです。
ちょっとした疑問なのですが、馬にもピロリ菌は感染するのでしょうか?また、除菌なんていう話もあるのでしょうか?今度しゃんでりあの君に聞いてみたいと思います(しゃんでりあの君は、人間のお医者さんなのですが、馬の腸閉塞を救命したことがあるのです)。
ドリームパスポートが引退し、乗用馬になるそうです。
11月5日9時2分配信 日刊スポーツ
左前浅屈腱(けん)炎を発症しアルゼンチン共和国杯出走を断念したドリームパスポート(牡5、稲葉)がこのまま引退し、乗馬に転身することになった。4日、馬主のセゾンホースクラブがホームページで発表した。回復まで1年以上を要し、再発の可能性もあることなどから復帰を断念。近日中に登録を抹消し乗馬として余生を送る。牧場関係者によると、北海道恵庭市のすずらん乗馬クラブにけい養される予定。通算22戦3勝。3歳時にきさらぎ賞(G3)神戸新聞杯(G2)を制覇。G1でも皐月賞と菊花賞で2着、ダービー3着。ジャパンCはディープインパクトの2着に好走した。
怪我のため引退しなければいけなくなったことに関係者の心中を察しますが、乗馬として第二の人生(?)を送られることは、馬にとってはよかったのかもしれません。また、乗馬をする方にとって、こうした名馬に跨れるのは非常に嬉しいことでしょう。
実は、岡山県にある蒜山高原にも、競走馬を引退した馬が入厩しています。キーボランチ、マーブルチーフ、エイシンツルギザン、マッキーマックスです。素人には乗れないでしょうが、11月22-24日の連休中に蒜山高原に乗馬でもしに行ってみようかなと、馬券オヤジ氏と画策中です。そこで過去の名馬たちに会えるかもしれません。また、先日生まれて初めての乗馬体験をしましたので、その感覚を忘れないうちに復習です(^^)。
イギリスには、「ダービー馬の馬主になることは、一国の宰相となることより難しい」という言葉があります。ヨーロッパでは、競馬は紳士のたしなむものとして、盛装して見に行くらしいですね。
日本がパート1国に昇格したことにより、重賞の体系が変わり、国内馬しか出走出来ない、日本のダービーはG1からJPN1と称号が変わります。しかし、ダービーはダービーです。
ディープインパクトの挑戦で、一躍有名となったフランス凱旋門賞。ダービーの成績により、ウォッカという牝馬が挑戦する意向だとか。過去日本馬が勝っていない中で、ウォッカは3歳牝馬で国内最強。楽しみです。
ここ2年間、ウォッカ、カワカミプリンセスを始めとして、牝馬のレベルはかなり高いものと思います。
桜花賞2着馬ウオッカ(牝3、栗東・角居)が、10月7日の凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、ロンシャン)に挑戦するプランが9日、明らかになった。同日締め切りの1次登録を完了。常に世界戦略を念頭に置く角居勝彦師(43)は挑戦に前向きで、すでに具体的なガイドラインも描いている。「オーナーからの要望もありました。重量が3歳に有利なレースですからね。行くなら2カ月ぐらい滞在させて、1度使ってから臨みたい」と話した。次走ダービーで勝つか、あるいは好走が渡欧の条件となる。
凱旋門賞に出走した日本馬は過去7頭で、99年エルコンドルパサーの2着が最高。昨年ディープインパクトが3着(後に失格)に敗れた原因として、59・5キロの重量とぶっつけのローテーションが挙げられた。3歳牝馬のウオッカは54・5キロで出走できる点が有利で、長期滞在によるアドバンテージも見込める。79~83年まで3歳スリートロイカス、3歳デトロワ、4歳ゴールドリヴァー、3歳アキーダ、4歳オールアロングと牝馬が5連勝した記録もある。日本の牝馬として初の挑戦実現が期待される。
また同競走にはメイショウサムソンのほか、フサイチホウオーも登録を行った。 (日刊スポーツ)
今日は、私にとって特別な日になりました。
ディープインパクトの引退レースです。
昼くらいに中山競馬場に向かい、レースの1時間半くらい前に競馬場に着きました。既にチケットは売り切れた後でしたが、岡山の友人が前売り券を郵送してくれていて、それを見せて入場することが出来ました。
今年の入場者数は 117251人とやや少なめだったそうですが、それでもかなり混雑していました。
レースは、ディープインパクトが危なげない内容で、強い勝ち方をしました。中山競馬場との相性を危ぶむ声もありましたが、直線半ばで後続を突き放し、最後は追わずに上がり 33.8 (秒)。
残念ながら馬券は当たりませんでしたが、胸が熱くなりました。私が見ていた場所は、直線入り口から少し進んだ辺り。丁度ディープが先頭に立つくらいのところで、しっかりとその勇姿を目に焼き付けることが出来ました。
レースが終わって、武豊騎手が両手を突き上げたときには、本当に感動しました。目頭が一瞬熱くなりました。
諸事情のため、引退式には参加出来ませんでしたが、約2年間に渡って感動を与えてくれた名馬に、心から感謝の言葉を贈りたいと思います。本当にありがとうございました。
シンボリの冠名を有する競走馬は、シンボリルドルフ、シンボリクリスエスなどの名馬を含め、多数存在します。
過去には、シンボリジャイアン、リーチシンボリ、シンボリフェラーリなど面白い名前の馬がいました。
あるテーマを元に名付ける傾向があり、現4歳馬世代では、シンボリヤンキース、シンボリレッズ、シンボリロイヤルズ、シンボリマリナーズ、シンボリマーリンズ、シンボリタイガース、シンボリドジャース、シンボリエクスポズ、シンボリエンゼルス・・・。メジャーリーグの球団名が用いられています。
現12歳馬はシンボリプラトン、シンボリサルトル、シンボリガリレイ、シンボリデカルトといった哲学者シリーズでした。
友人からの情報によると、今年は音楽家シリーズ。現2歳馬世代ではシンボリブラームス、シンボリハイドン、シンボリヘンデル、シンボリショパンといった高名な作曲家が名を連ねます。
音楽に関する馬名の馬には、シンボリ冠名に関係ないところでは、チゴイネルワイゼン、カノン、ピアニスト、マイクラリネットなどがいましたが、成績は今ひとつ。
シンボリショパン、シンボリブラームスは成績を残せていませんが、シンボリハイドンは11月12日に未勝利戦(福島ダート1150m)をレコード勝ちしました。強い馬ではないでしょうが、当面楽しめそうです。