「ヨーロッパの病院食」の第七回。今回は、スペイン、ポルトガルです。
スペイン料理は、地域によってかなり調理法が異なるみたいですが、今回紹介するブログはバルセロナでの入院が多かったようです。ちなみに、食事の満足度が高かった「トゥルリラトリップ♪」のブログ主の方、腎盂炎で1週間入院して入院費が100万円だと・・・保険に入っていて良かったですね。
<スペイン病院食>
・KTダイアリ--スペインの病院食-
・トゥルリラトリップ♪-バルセロナ 後編-
・WJWN-バルセロナ出産体験記:VIEWS 2010年秋号(第23号)掲載-
続いてお隣のポルトガル。
<ポルトガル病院食>
・エラい国に嫁いでしまった!-嗚呼・・・病院食。-
「ヨーロッパの病院食」もすでに第六回。ベルギーはビールが美味しい国ですね。でも、病院食にビールは出ないみたいです (^^;
<ベルギー病院食>
・ベルギー駐在員写真日記-うわさどおりの病院食-
・ベルギーの小人の家から・・・-入院生活のこと-
・ヨーロッパご飯作り日記 in ベルギー-あと半分とベルギーの病院ご飯-
(ちなみに、お隣のオランダは入院食の写真付きブログが見付かりませんでした)
ヨーロッパの病院食をウォッチする「ヨーロッパの病院食」の第五回。食文化の国イタリアですが、病院食はどうでしょう。・・・と思ったのですが、纏まった写真付きでイタリアの病院食を紹介しているサイトほとんどないんですね。
三食確認出来るサイトで見てみると、なかなか悪くない様子。腎移植をできるくらいなので、ある程度の規模の病院なのでしょうね。もう少し色々なブログが見つけられれば、病院による違いが比較できるのですけどね。
<イタリア病院食>
・献体腎臓移植日記(イタリア)-イタリアの病院食:朝食-
・献体腎臓移植日記(イタリア)-イタリアの病院食:昼食-
・献体腎臓移植日記(イタリア)-イタリアの病院食:夕食-
イタリアのすぐご近所、ギリシャは凄く豪華な食事・・・と思ったら有名な産院の豪華個室なのですね。公的サービスの充実したヨーロッパも、よりよいサービスを受けるには、やはり金が必要なのかもしれません。
<ギリシャ病院食>
・ギリシャのごはん-ギリシャの産院の食事-
ヨーロッパの病院食を食べ歩いた気になる夢の企画「ヨーロッパの病院食」の第四回。今回はスイス編です。チーズフォンデュは流石に出ないとは思うのだけど・・・。
<スイス病院食>
・ドイツの日々-妊娠事情 日本とスイスの違い-
・+スイス+はじめての出産・育児-病院食-
・ダンゴでタンゴ-スイス病院食 その①-
・ダンゴでタンゴ-スイス病院食案内-
・ジュネーブその日暮らし-ラトゥール入院体験(4) 夕食が食べたい・・・-
・ジュネーブその日暮らし-ラトゥール入院体験(5) あっという間に退院- (その時の入院費についてはコチラ)
(追記) ちなみにスイスにはこんな記事がありました。
2004-07-05 06:29
このほど、ジュネーヴ大学が同大学病院の病院食について1,700人の入院患者を対象に調査し、その結果を発表した。退院したら、栄養失調だったというケースもあり、病院の食事は食材、ケアともに改善されなければならないと同調査は指摘している。
病院で出される食事の量は問題ないとしても、食事が困難な人は補助がなければ食べられず、結局残してしまう。食事が問題で、入院期間が長くなってしまうこともあると調査では指摘している。
病院では怪我や病気の治療にあたるばかりではなく、患者の栄養面での面倒を見なくてはいけない。ジュネーヴ大学がこのほど、1,700人の患者に対して行い、以下の通りの結果を発表した。入院患者の5人に1人は既に入院時に栄養失調の兆候があるというが、入院中に十分な食事を取らず、栄養失調になって退院する人もあるという。
3人に1人が栄養失調
3人に1人が栄養失調のまま退院している。入院中に栄養が行き届かないため、患者の体力が落ち、意識障害に陥ったり、病気に対する抵抗力が下がったりして、その入院期間が延長しているケースも多い。こうした結果になり、調査にあたったクロード・ピカール氏自ら驚いたという。「病院の食事予算は、たとえばフランスでは、1日10フラン(約850円)が相場。スイスはこの4倍だから、すばらしい料理が出てくるはずと思われるだろうが、栄養失調の問題は大きい」と同氏は指摘する。
食欲不振になる理由
調査結果によると、入院患者の5人に1人は、「美味しくない」、「冷えてしまっている」、「選択肢が少ない」という理由を挙げ、病院食は食べない。また、4人に1人は入院していて食欲が湧かないと訴えている。
食事そのものの質も問題だが、患者がゆっくり時間を取って食べられないということもある。配膳されてから食器の回収までたったの20分。患者の中には一人で食べることができず、助けの必要な人もいる。「看護婦や患者の介護にあたる人は、患者一人一人の事情を把握していなければならない」と前出のピカール氏。食事は病院の付属的なサービスではなく、治療の一環で、患者に体力をつけさせるものということが忘れられてはいないだろうか。
他の病院の実情
今回発表された調査は、ジュネーヴ大学付属病院に限っているが、ドイツ語圏の病院を対象にした他の機関による調査でも、病院食の不十分さが患者の健康に影響を与えているという結果が出た。対象となった患者10,268人のうち18%が栄養失調に陥る可能性が高いか既に栄養失調になっている。特に手術後、栄養失調のために他の病気に感染したりする危険も高く、入院期間が長くなるということもありうると調査は訴えている。
食事内容から食事の出し方まで、病院食の見直しは患者へのサービスの向上ばかりではなく、医療コストを下げることにつながる。
同調査の結果を踏まえ、ジュネーヴ大学付属病院では9月から食事を見直すことにしたという。日本でも、病院食は嫌われる傾向にあるが、美味しい食事をとるのは「贅沢」ではなく、患者の健康に重要であるというスイスの調査結果を参考にしてほしいものである。
スイス国際放送 エリザベス・メーン(佐藤夕美 (さとうゆうみ)意訳)
ガラパイア-世界の病院食ってどんな感じ?世界病院食図鑑-を眺めていて、ヨーロッパの病院食がどんなものか知りたくなり、色々ネットで調べてみました。もちろん病気によって違ってきますので一概には言えませんが、雰囲気は伝わってきます。
出産での入院に関わるブログが多いのは、出産時に赤ちゃんを撮ろうと思ってカメラ持参で入院している方が多いからでしょうね。
<イギリス病院食>
・ミリアムのキッチン-これがイギリスの病院食です!1-
・ミリアムのキッチン-これがイギリスの病院食です!2-
・ミリアムのキッチン-これがイギリスの病院食です!3-
・ミリアムのキッチン-れがイギリスの病院食です!4-
・Here and There Blog-NHSの病院食-
・ことり。ジャーナル-イギリスの病院食-
・素敵な英国生活-病院食-
一気に沢山紹介しても見きれないと思うので、少しずつ更新していきます。
昨日、韓国人医師が主催したパーティーで、韓国料理屋に行ってきました。韓国の医療や教育について質問し、初めて知ったことがありました。私の質問の答えを紹介します (一般的なことかどうかは確認していません)。
・子供の頃から、勉強をするのかスポーツをするのか分かれる。スポーツを選んだ学生は、勉強を全て捨てて、スポーツに特化する。日本のように高校で勉強とスポーツを両立させるというようなことはない。スポーツを選んだ場合、上位者しかスポーツ専門の学校に進学できないので、必死に頑張る。勉強を選んだ場合、週1時間くらいしかスポーツはできない。
・家庭での体罰は割と一般的。私が質問した医師は、試験で間違えた問題の数だけ、母親に棒で思いっきり殴られていた。棒は自分で用意していたので、太くて持ちにくく、出来るだけ力入らないものを選ぶのがコツだった。
・医学部は 42校あり、医師養成数はだいたい 3000人/年くらい。最難関なので、入学するとみんな凄くプライドが高い。国立と私立があり、私立の学費は国立の約 2倍。女性の学生は 2割くらい。
・徴兵は、2年間。医学部だと 3年間。あの手この手で逃れようとするものがいる (違法だが、コネを使って逃れることもある)。20歳前後の時期を山奥で 60人くらいの男と 2~3年間過ごすのは苦痛だから。
・医学部入学試験は、英語の比率が大きい。従って、英語圏からの帰国子女などが有利。
・医学部卒業後、専門医取得までの月収はだいたい 20万円くらい。専門医取得後は、80~100万円くらい。日本より物価が安いので、少し良いかもしれないが、家などは凄く高い買い物である。
・何科を専門にするかは、成績順で決まる。数年前は、儲かるので美容整形が上位 3位くらいに入っていたが、過当競争となり、現在は全然人気がなくなった。眼科などは人気がある。産婦人科は人気がない。
・一般に医師は日本ほど患者に感謝されていない。日本の医師が、感謝されている姿をみて、うらやましく感じる。
11月 10日に第 11回ニューロトピックス21という研究会に出席してきました。
今回は趣向を変えて二木立先生を招いて「臨床医のための医療経済学入門」という講演でした。
Continue reading '臨床医のための医療経済学入門'»