死者の護民官1
「死者の護民官 (マイケル・ローズ著、難波紘二訳、西村書店)」を読み終えました。ホジキン病に名を残したトーマス・ホジキンの話です。原著のタイトルは「CURATOR OF THE DEAD」です。長いので、2回に分けます。
「死者の護民官 (マイケル・ローズ著、難波紘二訳、西村書店)」を読み終えました。ホジキン病に名を残したトーマス・ホジキンの話です。原著のタイトルは「CURATOR OF THE DEAD」です。長いので、2回に分けます。
「神経症候学の夢を追いつづけて (田代邦雄著、悠飛社)」を読み終えました。田代先生と直接会った事はないですが、元北海道大学神経内科教授で、症候学を専門にしておられたようです。
「神経学とは?」とは「神経症候学とは?」といった内容で簡単な説明があった後、著者が興味を持って追いつづけた来たテーマがいくつか紹介されます。
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9月 10日に神経科学セミナー・先端研究セミナー「将棋における脳内活動の探索研究と、コンピュータ将棋の現状について」に参加してきました。
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神経科学セミナー・先端研究セミナー「将棋における脳内活動の探索研究と、コンピュータ将棋の現状について」が 9月 10日、東京都神経研で行われます。参加自由です。特別な手続きは必要ありません。
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8月 28日に第 1回 ALSフォーラムに行ってきました。14時~19時までみっちり ALSの話。でも興味深い演題の目白押しで全然長さを感じさせませんでした。どうやら筋萎縮性側索硬化症 (ALS) のみを扱ったこうしたフォーラムってこれが初めてらしいですね。ただ、同じ日に別の場所で「J-CAN 2010 What Amyloid tells us?」が開かれていたのは残念でした。体が二つあれば良かったのですが・・・。
備忘録的に簡単に聞いた内容を纏めてみました。聞き間違いがあるかもしれませんので、論文などでチェックしておくことをお薦めします。
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「臨床医が語る 認知症の脳科学 (岩田誠著, 日本評論社)」を読み終えました。
脳科学というのはエセがはびこる分野ですが、この本は真っ当な本です。神経内科、特に高次脳機能の大御所が、記者にわかりやすく語ったものを纏めていますので、一般の方が十分楽しむことができます。
本書が他の本と違うのは、認知症の方の症状が何によって出ているのかを理解しようとし、それによって対処法を考えていることです。認知症の方と接したとき「何でそんなことをするの?」と思うことも多いのですが、これまでその答えを示した本は少なかったように思います。理解しようとするプロセスには科学的な方法が用いられますし、そうした理解から応用の利く対処法が示されます。また、著者の深い臨床経験に根ざしていて、具体例も出てきますので、難しい話でもイメージが湧きやすくなっています。
医師にとってもハッと思わされるところがあります。最近では患者さんの病気を点数化して診断基準を満たしたとか、治療効果がどうだったとか考えるのが一般的です。一見科学的に見えるし、医療過誤を問われにくいとも言えます。しかし個々の場合にケース・バイ・ケースで対応しようとする考え方が希薄になっていると言えます。臨床とは個々の患者さんを相手にするものであることを本書は思い出させてくれます。
こうした意味で、医療関係者にも非医療関係者にも是非勧めたい本です。認知症の方を介護している人は絶対読んでおいた方が良いと思います。
(追記) ちなみに、私はこの本を自分が主治医であった認知症の患者さんに教えて貰いました。患者さんはこの本に出会って随分救われたそうです。
「輸血の歴史 -人類と血液のかかわり- (河瀬正晴著、北欧社)」を読み終えました。本書は年表形式で書かれており、5章に分かれています。重要と思うところを纏めてみました。
カイロプラクティックの業界、英国で大騒ぎのようです。効果を否定する本を出版したサイモン・シンをカイロプラクティック協会が訴えた所、逆に検証の過程で効果の殆んどが否定される事態になったらしいのです。詳しいことはブログ「新小児科医のつぶやき」を御覧ください。
・新・小児科医のつぶやき-ストライサンド効果-
・新・小児科医のつぶやき-カイロプラクティック-
カイロプラクティックについて私はあまり詳しくないですが、施術者が頚を急に回旋させた際に椎骨動脈解離を発症した患者さんを治療した経験があります。稀な合併症でしょうが、気をつけなければいけない手技があることも確かなようです。
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