Category: 雑感
選挙を「数学的に」考えてみよう!
Newton 10月号の「選挙を『数学的に』考えてみよう!」という特集が面白かったです。
まず、それぞれの投票者が合理的な選択をしているのに、投票者から一番支持されていたものが多数決で選ばれなかったり、結果が得られなかったりすることがあるのです。これを「コンドルセのパラドックス」ないし「投票の逆理」と呼びます。思ったより多い頻度で起こるようです。
また、コンドルセの逆理を解決するために、全体の候補での多数決を行わず、1対1で候補の多数決を繰り返していくと、投票の順番で結論が変わってしまうことがあります。これを「アジェンダパラドックス」と呼びます。投票の順番で好きなように結論が誘導出来てしまいますね。
「デュヴェルジェの法則」は、選挙区の定数に対して、有力な候補者が定数 +1に近づくという法則です。そうすると、定数1の小選挙区制では、有力な候補者が 2名ということになり、二大政党制に近づくことになります。
他には、「当確」の概念についてなども紹介されていました。
文章で書くとわかりにくいのですが、Newtonには図が豊富にあり、理解しやすいようになっています。直接候補者選びに役に立つわけではありませんが、選挙前に一読されてみてはどうでしょうか?
室内楽
「室内楽 ジョイス抒情詩集 (出口泰生訳、白凰社)」を読み終えました。ジョイスがこの詩を書いたのが 1907年で、この日本語訳が出版されたのが 1972年になります。何故この詩集を読もうかと思ったかというと、バーンスタインがハーバード大学で行った講義で、ジョイスの詩を口ずさんでいるシーンを DVDで見たからです。
太陽光発電
2014年の太陽光発電導入量は 2008年の 4倍超に――シードプランニング推計
8月 7日 14時 33分配信 Business Media 誠
世界の太陽光発電導入量/生産量(出典:シードプランニング)
市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングは 8月 6日、太陽光発電の市場動向と普及ロードマップに関する調査結果を発表、2008年の世界の太陽光発電導入量は 5347メガワットで、生産量は 6941メガワットと大きく伸びたことが分かった。同社では「スペインがフィード・イン・タリフ※の買取額を電気代の約 3倍と高額にしたことで、飛躍的に導入量が増加した」と分析している。
※フィード・イン・タリフ……太陽光発電で自家消費しなかった電力を電力会社に売る時の買取価格を国などが法律で定める助成制度のこと。
各国で助成制度が設定されていることや、米国でグリーン・ニューディール政策が進められることなどから、同社では今後も市場は伸びるとして、2014年の太陽光発電導入量を 2万 2251メガワット、生産量を 3万 5601メガワットと 2008年の 4~5倍の規模になると予測している。
太陽電池の種類別シェアでは、2007年は薄膜系が 6.8%、結晶系が 87.8%だった。しかしシードプランニングでは、「薄膜シリコンは変換効率は結晶系に劣るが、安価であるため※、主に産業用で広い面積の場所で利用が進む事が予想される」として、2014年には薄膜系が 34.5%、結晶系が 57.1%となると予測した。
※薄膜系太陽電池はガラス基板の上にシリコンを薄く堆積させた構造で、結晶系太陽電池に比べて、原材料のシリコン使用量を削減できる。
太陽電池関連メーカーへのヒアリングなどによる調査で、期間は 2009年 4月~ 7月。
太陽光発電が脚光を浴びているようですね。
信長の野望
子供の頃、小学 5年生ですから多分 1985年くらいのことだと思いますが、親戚から NECの PC-6001を貰ったことがあります。
どう使ったらよいかわからず、Basicというプログラム言語で、プログラムの真似事などをして遊んでいました。
親戚が一本ゲーム・ソフトをくれて、それが初代「信長の野望」。「信長の野望 全国版」よりも古い作品です。ソフトはカセットテープで、もちろんセーブなどはできません。
始まって数ターン以内に滅ぼされたり、理不尽なことが頻発したのですが、これが面白く、かなりはまりました。
翌年、近所に住む湖音守という友人が、PC-8801を購入し、彼の家に入り浸って「信長の野望 全国版」を楽しんだものでした。当初はお気に入りの大名を選択して、感情移入を楽しんだのですが、徐々に「里見」とか「姉小路」「赤松」といった弱小大名で延命を楽しむといった遊び方に変わりました。いつ滅ぼされるか、スリルがたまらなかったですね。このゲームは「暗殺」が面白いコマンドで、「長曽我部」のように IQが高い大名だと簡単に相手大名が暗殺できるのです。でも、下手すると返り討ちに合ったりします。
作品が出る毎楽しんできたのですが、ゲーム自体が飽和点に達してしまい、新たな開発が難しくなりました。「オンラインゲーム」なんていう手を打ったりもしたようですが、4年ぶりにやっと新作が出ることになるらしいです。今度の作品は、「信長の野望 天道」といいます。「信長の野望」自体、結構時間のかかるゲームなので、社会人になってからは敬遠していますが、夏休みとか時間がとれるときにやってみたいですね。
新作が出るのを教えてくれたのは、馬券オヤジ氏ですが、福本漫画風に教えてくれたもので、腹を抱えて笑ってしまいました。
新作が出るようだね。
http://www.gamecity.ne.jp/tendou/外交に心理描写を入れてほしいな。
何はともあれ、この同盟によって窮地を脱したのだ。
1560年春の一揆で滅びかねない、この弱小、脆弱、惰弱な国力っ!
周辺諸国の分厚い壁っ!
垂直にそびえたつ大理石っ!手がかりすらないっ!ゆえに英断っ!
つまり、1560年秋っ、収穫後の侵攻を未然に防ぎ得たのだ
奴にターンが回った時点で憤死っ
死に至らしめるターンっ!仮に侵攻を防ぎ得たにせよ、冬の謀反っ!避けられないっ!
例えば、三国志2 呂布っ、魏延っ、みんな裏切ったっ!速攻! 決断! 即決!
またに値千金っ!とかね。
ドラゴンクエストIX
ドラクエ9 予約200万本 ゲーム市場の再活性化なるか
7月11日22時19分配信 毎日新聞
「ドラクエ」の愛称で知られるスクウェア・エニックスの人気ゲームソフトの最新作「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」が11日発売された。低迷する国内ゲーム市場の再活性化の起爆剤になるか注目されている。ドラクエはシリーズ累計で4700万本を出荷したベストセラーゲーム。9作目の今回は、前作までの据え置き型ゲーム機向けではなく、幅広く普及している任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」向けとして発売。ユーザーの掘り起こしも狙っているためだ。
「熱気を感じる。このゲームで、ユーザー人口を広げます」。東京都渋谷区の「SHIBUYA TSUTAYA」で11日開かれた記念イベントで、スクウェア・エニックスの市村龍太郎ゲームプロデューサーはこう話し、ドラクエ最新作のヒットに自信を示した。
ユーザーが1人で主人公のキャラクターなどを操って物語を進める従来の楽しみ方だけでなく、今回はDSの通信機能を使い、家族や友達など最大4人で遊べるように改良。価格も5年近く前に出した前作(9240円)に比べて大幅に安い5980円に設定し、これまで以上の爆発的なヒットを狙う。
出版・調査会社のエンターブレインによると、国内ゲームソフト市場は07年度に過去10年間では最高の約3594億円を記録したが、08年度はヒット作が少なかったことを主因に前年度比11%減の約3209億円と落ち込んだ。アスキー総合研究所は「不況でユーザーが購入するゲームソフト数を絞る傾向も強まっている」と解説。「数百万本売れる大ヒット作による市場活性化が渇望されている」という。
ゲームソフト業界では来月以降、年末にかけて「モンスターハンター」(カプコン)▽「ポケットモンスター」(ポケモン)▽「スーパーマリオブラザーズ」(任天堂)▽「ファイナルファンタジー」(スクウェア・エニックス)--などの人気シリーズの最新作の発売が控える。
ドラクエ9にはすでに200万本以上の予約注文があるとみられるが、大人にも普及しているDSとの相乗効果でどこまで販売本数を伸ばせるかは、低迷する市場が本格的に回復するかどうかを占う試金石ともなりそうだ。【高橋昌紀】
早速買ってしまいました(^^)
丁度私が子供の頃にドラクエが発売され、これまで I~Vと VIIIをやったことがあります。
今日は、当直から帰って一日中していました。ここ数日飛び石3連直なのであまり時間がとれませんが、暇を見て進めていきたいです。
ブログの更新がしばらくされなくなったらすみません (^^;
捏造インタビュー・続報
「捏造インタビュー」の続報ですが、「報道と人権委員会」の裁定が出たようです。私の前記ブログ・コメント欄で「しゃんでりあの君」から教えて頂きました。ありとうございます。
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宇宙からのブログ
たまたま医局の朝日新聞を見ていたら、こんな記事が。
若田さんがとらえた 噴火の決定的瞬間
2009年6月26日
マツワ島にあるサリチェフ火山で、一気に噴き上がった火山灰が上空を覆っていた雲を吹き飛ばしている。NASAによると、400ミリの望遠レンズをつけたデジタルカメラで12日に撮影。若田さんは自身のブログで「宇宙を飛行していると、思いがけない地球の光景に出会うことがあります。千島列島上空で撮影した写真で、噴煙の頂上部に大量の水蒸気が立ち上っている様子が分かります」と紹介している。
東京大地震研究所の金子隆之助教(火山学)は「解像度も高く、噴煙の構造や火砕流の様子が一望のもとにわかり、極めて貴重な写真」と話している。(東山正宜)
早速、若田氏のブログを見てみたのですが、宇宙からの素晴らしい写真の数々にウットリです。宇宙からブログが更新できるなんて、凄いですね。
運転免許
運転免許更新時 認知症を検査
警察庁方針
高齢者のドライバーによる深刻な交通事故が目立つことを受け、警察庁は2日、高齢者が運転免許証を更新する際、認知症の有無や認知機能の低下を判定する「簡易検査」を義務付ける方針を明らかにした。
専門医らによる委員会を7日に設置し、今年9月をめどに、効果的な検査法と検査対象年齢の下限などをまとめたいとしている。
認知症は、2002年6月施行の改正道路交通法で、免許の取り消しの要件として規定された。昨年6月末までの3年間に、全国で113人が取り消し・免許停止になった。
このうち、認知症が発覚したきっかけとしては「家族からの相談」が75人と最も多く、「事故処理時」の18人が続いた。また、7人は免許更新申請時の不明確な言動から発覚していた。
全国の運転免許保有者は04年末で、75歳以上が216万人、70~74歳が292万人、65~69歳が420万人に上り、同庁は、年代別の有病率から、このうち30万人程度に認知症の可能性があると試算している。
一方、運転免許の自主返納制度に基づき、04年に運転免許を返納した65歳以上の保有者は1万4000人余りにとどまっており、同庁は、免許更新時に認知症の検査を実施し、自覚のない潜在的な患者を確認する必要があると判断した。
簡易検査は、日付や自分のいる場所など、本人の認識能力や記憶力を確認する程度の内容になる見込み。「認知症の疑い」が判断された時は、専門医の診断に移行する。現行の道交法では、70歳以上の保有者に免許更新時に、高齢者講習の受講を義務付けているが、同庁は「これとは区別して認知症検査の対象年齢を検討したい」としている。
認知症のドライバーによる事故としては、04年2月、新潟市内の農道で、70歳代の男性の軽トラックが出合い頭に乗用車と衝突したケースや、栃木県内で同年7月、60歳代の男性が東北道を逆走して対向車と衝突したケースなどがある。
(2006年2月2日 読売新聞)
2006年に高齢者の免許更新に Dementia (いわゆる認知症) の検査を課すことが検討され、2009年 6月から実際に運用されることになりました。