今日はクリスマスイブです。何を祝う日なのか知りませんが。
朝起きたとき、ひどい二日酔いでした。嘔吐もあって、悪阻かと思ったくらいです。
昼くらいから起きだし、楽器の練習を少しして、池袋に出かけました。
巷のカップルを横目に見つつ、目的は東武百貨店のCD屋「HMV」。ここで、何枚かのCD、DVDを購入しました。
一つはたまたま見つけたフルトベングラーの第九のCD。1951年の音楽祭のプログラム付きです。
もう一つは、ヨハネ受難曲のDVD。去年は、クリスマスにマタイ受難曲を聴いたものですから、今年はヨハネ受難曲かなと思っていました。ただ、去年はその後、感染性胃腸炎を発症してしまい、苦い思い出があります。ヨハネ受難曲については、また時間を見つけて鑑賞する予定です。
残る一つは、「Nathan Milstein in portrait」というDVDです。
今、そのMilsteinのDVDを見ています。ナレーションが英語で良く聞き取れないため、もっぱら演奏のみ見ています。その演奏ですが、ベートーヴェンのクロイツェルソナタとバッハのシャコンヌが収録されています。
私は、ミルシテインという演奏家が大好きで、何故かというと、演奏の意図が非常にわかりやすいからです。その意図にまた説得力があるのです。どこを取っても何がやりたいかが明確で、洗練されています。感情をベタベタ貼り付けただけの演奏をすることがありません。彼の「ロシアから西欧へ」という自叙伝を読むと、彼が如何に知性的な人物だったのか良くわかります。
二日酔いのため、一人でお茶を片手に鑑賞していますが、DVDを堪能出来て、本当に幸せです。
椿山荘で医局の忘年会がありました。100人を超える方々がいらっしゃって盛り上がりました。
忘年会のビンゴゲームの景品は 10人分用意してあり、そのうち一つがワインでした。100分の 1の確率を突破して、そのワインを当てることができました。もっと飲めという天からの声でしょうか?
例年、会での挨拶では、関連病院の医師達がそれとなく増員を求めるのですが、今年は切実でした。みんな挨拶というより陳情。
二次会は椿山荘のバーでまったりして、三次会に私と針屋こいしかわ先生と、医局長の三人でベルギービールの店に行きました。医局長の先生と少人数で飲んだのは初めてだったのですが、高次機能学から医療崩壊まで様々な話をして、非常に新鮮でした。
「東洋経済」という雑誌の今週号は、「経済学ってこんなにおもしろい!」という特集でした。
私は、高校生の頃お世話になった数学の参考書を書いた細野真宏氏が解説している「経済のニュースがよくわかる本」シリーズは全部読みましたが、経済学の知識はほとんどありません。でも、面白くて一気に読んでしまいました。
東洋経済-目次-
・Q1~Q5 消費
なぜあの人はいつも「焼き魚定食」なのか?
なぜ女性はルイ・ヴィトンを選んでしまうのか
なぜ当たりもしない宝くじを買うのか
銀座のコーヒーはなぜ1000円か
なぜ寿司屋には特上、上、並があるのか
ハイブリッド車は思ったより売れない?
Q6~Q11 政策
再チャレンジ社会の落とし穴
上限金利規制は善か悪か
最低賃金法はビンボー人を救うか
ホワイトカラーエグゼンプションは残業代ゼロ法か
なぜ無駄な公共事業を止められないのか
規制緩和はなぜ抵抗されるのか
Q12~Q14 経営
著作権の延長はなぜ間違いか
PS3はなぜWiiに先行されたか
タクシー会社はなぜ儲からない?
Q15~Q17 教育
私学ブームはなぜ起こった?
経済学者はなぜ教育バウチャーが好きか
キャリアウーマンの夫はどんな人?
Q18~Q20 金融・マーケット
金融危機はなぜ起こるのか
ファンダメンタルズで株価は決まらない
金融のプロはなぜ失敗を繰り返すのか
Q21~Q22 食
魚が食べられなくなるのは誰のせいか
偽装事件はなぜ多発するのか
Q23~Q25 人間行動
男はなぜセクハラするのか
日本人はアメリカ人より人を信頼しない
利他主義」は得をする
最低賃金法(→企業は原則としてコスト以上の生産性を生み出す社員しか欲しくないので、雇用の条件がシビアになるかもしれない。失業率が上がる可能性がある。)やホワイトカラーエグゼンプション(ワーカホリックな人間が上司のことが多いので、単に残業代がなくなるだけで、残業自体は減らない)の話は、なるほどと思いました。
一応、皆さんが一番気になる (?) 「男はなぜセクハラをするのか」についてを紹介しておきましょう。一番経済学と関係なさそうなネタですけどね。
男は失敗を前提に女にアプローチする
男がセクハラを起こしやすい理由はエラーマネージメント理論で説明できる。男にとって子孫を多く残すためには数多くの相手を見つけるのがよい。女が自分の相手となってもよいと考えているのに、その機会を逃すことは損失である。気のない相手に迫って断られたとしても、恥をかく程度である。女にとって妊娠・子育ては大きな負担であり、相手の助けなくしては成立しない。そこで女は自分と子どもを養育する意志のある男を選ぶ必要がある。
男にとってはその気がない女も自分に気があるとみなしてしまう第1種の誤り(※本当は正しくないものを正しいとしてしまう誤り)をするほうがよく、女にとっては本気の男を見逃したとしてもその気のない相手にだまされるよりはよい。つまり第2種の誤り(※正しいものを正しくないとみなしてしまう誤り)をするほうがよいのである。これが男女の異性への態度や行動に対する判断の違いを生み、ひいてはセクハラを引き起こす原因だ。
1990年代に米国の大手スーパー「セーフウェイ」では、男性客による女性店員へのセクハラやストーカー事件が続発した。同社では店員は客の目を見てほほ笑みながら応対していた。すると女性店員と男性客の間にだけトラブルが生じたのである。男性客は女性店員が自分に気があると勘違いし、問題行動を起こすようになった。男は女の態度を自分に都合よく解釈するように進化してきたのだ。もちろん男のセクハラが仕方のない行為だという意味ではなく、規範意識の確立や法的整備が求められるのは言うまでもない。
うーん。考えさせられますね。確かに、「気がある」という勘違いを男はしやすく、損ばかりさせられている場面も多い気がします。これも上記の法則のためなのですね。頭では納得です。ただ、「気がある」と思ってもセクハラはダメですよねぇ~。
駅のキヨスクや本屋で売っている雑誌ですので、是非買って読んでみてください。経済学に心理学的な要素が強いことを考えさせられます。
先週の土曜日は飲み会。本当は、Tomoと久しぶりに飲む予定だったのですが、後輩が学会で上京するとのことで、予定変更しました。後輩は、年に数日しか東京に来られなかったもので・・・。Tomoとは、年内に予定を組み直したいと思います。
その日は後輩と炉端焼き 和 (KAZU)で焼酎をガブガブ飲んで、赤坂に移動して、ジパングで更に飲みました。それからラーメン。メタボ一直線です。
後輩からは、手みやげとして万葉聖という日本酒を頂きました。気をつかってもらわなくても良いのだけれど。
嬉しかったのは、「みぐのすけ先生の家で聴いた曲が気に入って探しているんですけど、曲名はなんですか?」と言ってもらったことです。以前私の家で飲んだときに、何枚かのDVDを見たのですが、その時に紹介したのが、「ヴァイオリン協奏曲(チャイコフスキー作曲)」で、ツィンマーマンのヴァイオリン演奏、マゼールの指揮でした。チャイ・コンは、他にパールマンのロシアライブ録音やヴェンゲーロフの演奏のCDも出ておりお薦めです。DVDでのお気に入りはハイフェッツもありますけれど。
結局朝まで飲んで、タクシーで帰りました。タクシー内で、運転手に「最近は色々とサービス過剰ですから、サービスを受けるのも気を遣いますね。もっと普通の人間関係ですまないものかなと思いますよ」と話を振ったところ、何だか気に入られてしまい、会話が弾んだ末「結婚相手を紹介したい」と申し出られてしまいました。鄭重にお断りしましたけれど・・・。でも、「凄く美人で性格が良いんですよ?」と。普通、初対面で結婚相手勧めるものかね。
昼まで爆睡してからはプロのピアニストの方との合わせでした。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスと久々に他人と合わせたのですが、良い刺激になりました。また合奏しようと声をかけて頂いたので、それに向けて練習したいと思います。合わせる曲を考えないと。
最近、functional MRIという技術を用いて、嘘を付いたときに脳のどこが活性化するかの報告が相次いでいるそうです。
聞いた話だと、嘘をつくと両側帯状回に高信号が出るのだとか・・・。
そうした研究には背景があって、アルカイダの尋問に用いるためにアメリカが力をいれているからというのです。
でも、「嘘・発見」技術をビジネスとして立ち上げたら、浮気問題で悩む夫婦が殺到するでしょうね。結婚前に、「私のこと愛している」という質問で嘘を見いだそうとするカップルも利用するかも。政治家が、国民に使用を要求されたりして・・・。
結構良いビジネスになるのではないかなと思っています。でも、世の中嘘があるから円滑なのだとも思うのですけれどね。
11月11日に知人の結婚式がありました。
新郎は現在も一緒に仕事をさせて頂いている方で、新婦は私が以前働いていた病院の看護婦さんでした。二人が結婚すると初めて聞いたときはびっくりしました。全然そんなそぶりがなかったもので。
式前日は、先輩の K先生と久しぶりの郡山で豪遊 (?) し、久しぶりの開放感に浸りました。本当は、温泉にでもつかる暇があれば良かったけれど。
式場は、アニエス・ガーデン。とても綺麗な式場でした。式の日は、受付をさせて頂きました。初めての経験でとても緊張しましたが、トラブルなくこなすことが出来ました。
式場内でのチャペルでの誓いは、荘厳な雰囲気で行われました。二人とも、服装が決まっていたし、立ち居振る舞いもとてもエレガントでした。キス・シーンも官能的だったし(笑)。
披露宴では、僭越ながら楽器演奏をさせて頂きました。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第 3番第 6楽章を新郎の希望により演奏したのですが、細かな傷はあったものの、人前で聞かせられるレベルの演奏は出来たかなと思います。実は、第 3楽章と第 6楽章を用意していたのですが、第 3楽章のクオリティが自分で気に入らなかったことと、演奏時間が長いと場が白けるかなと考えたことで、第 6楽章のみの演奏としたのです。いろんな人からお褒めの言葉を頂き、良い思い出になりました。新郎からも、お礼のメールを頂きました。当日は雨でしたので、一番心配していたのは、楽器の弦が切れること。縁起が悪いですし、何とフォローしようかと思っていましたが、幸いにも杞憂に終わりました。失敗の出来ない場面での演奏で、終わって料理を食べようとする時には、手が震えていました。
・Arthur Grumiaux – Bach Partita No.3 in E major, BWV 1006 (VII. Giga)
ここの教会のオプションとして、新郎・新婦がお互いにケーキを食べさせあうというものがあるのですが、それを見ていて、周囲の人に「プレイ」と表現して、顰蹙を買ってしまいました。
二人のなれそめは、新郎が新婦に絵はがきをプレゼントするところから始まったそうです。それを聞いて、私も絵はがきを買ってきっかけを作ろうかなと考えまして、周囲の人と、「絵はがきを10枚買って、10人の女性に配れば、うまくいく可能性は確率論的には10倍になりますかね」と話していました。みんな苦笑いしていましたけれども。
二次会にも出席し、途中まで楽しんで、最終の新幹線で東京に帰りました。二次会では、披露宴のことを「一次会」という失言をしてしまいまして、今度新郎に謝らないといけません。
それにしても、会う会う人、「みぐのすけさんは、まだですか?」と言われたのには辟易しました。あれだけ雰囲気の良い式を見て、俺もやってみたくなったけれど、相手がいないとね。やっぱり絵葉書かなぁ・・・。
お二人の御多幸を心より御祈りしております。
今日は、症例検討会及び抄読会でのプレゼンテーションがあったため、朝 5時から準備をして仕事に出かけました。
練馬駅で、いつも通勤で利用する電車に乗ろうとすると、車内の電気が消えていました。
少し違和感は感じたのですが、「ヨーロッパでは良くあること」と思って、電車に乗ったところ、いつまで経っても動き始めません。車内アナウンスで「停電」だとわかりました。結局 10分くらいして、電気がつき、電車が動き始めました。
次の新江古田駅では、電車が遅れた分、多くの客がホームに溢れていました。それらの客が一斉に電車に乗り込み、車内は超満員。これから先の駅ではどういう状況になるのか、少し不安でした。
そして落合南長崎で停まり、次は中井駅。到着する直前に車内の電気が一斉に消え、急ブレーキがかかりました。駅から先頭車両が少しはみ出した形で停車。「停電です」とのアナウンスがありました。
換気する術のない車内は蒸し風呂状態でした。
10分くらいして、やっとドアが手動で開くようになりました。ホームの反対側のドアも開くというおまけ付きで・・・。電車を降りてからも、改札口付近が混雑し、大幅に遅刻してしまいました。
都営地下鉄大江戸線の停電事故で、東京都交通局は23日、停電区間の架線に電力を供給している練馬、中井の両変電所のうち、練馬変電所の送電スイッチが切れていたため中井変電所からの電流が過電流になったことが停電の原因だったと発表した。交通局は、20日未明に練馬変電所を点検した業者が点検後にスイッチを入れ忘れた人為的なミスと推定している。
交通局によると、一つの変電所だけに過大な電力の負荷がかかると、ブレーカーが作動して送電が止まる仕組みになっている。事故は朝のラッシュ時で、運転本数が増えたことから、過電流の状態になった。
点検業者は「東京交通サービス」(中央区)で、19日の終電の運行が終わった後、従業員6人が年に1回の法定自主点検を実施した。点検前に送電スイッチを切り、点検後には再び入れ直すことになっているが、停電後に交通局が調べたところ切れていた。
交通局の聞き取りに対し、同社の担当者は入れ忘れを否定しているという。だが、20日以降に変電所に人が出入りした記録がないことから、交通局は従業員のミスだったとみている。
交通局は当初、中井-豊島園間としていた停電区間を中井-練馬間に訂正した。【木村健二】 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000122-mai-soci)
別のソースより。
東京都営地下鉄大江戸線で23日朝に発生した停電事故は、二つある変電所の一方で送電スイッチが切れたままの状態だったため、過電流により安全装置が作動して送電がストップしたことが、都交通局の調べでわかった。
同局は「スイッチを入れ忘れる人為ミスだった」としており、再発防止に向け保守点検の確認を徹底する。
都交通局によると、停電が発生した中井―練馬間を走る電車には、中井変電所(新宿区)と、練馬変電所(練馬区)から同時に電力が供給される仕組みになっている。
しかし、停電が発生後、同局職員が練馬変電所内を確認したところ、送電設備のスイッチが切ったままの状態になっていた。 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000014-yom-soci)
Wikipedeiaで自分の誕生日を検索すると結構面白い事実を知ることが出来ます。
ちなみに、私の誕生日は
2122年 – ドラえもん、ネズミに耳をかじられる(『ドラえもん』)
でした。どうでも良いネタでしたが・・・。
みなさんの誕生日はどうでしたでしょうか?
色々宿題が溜まっていましたが、予定の期限をオーバーしながらも、着々とクリアしています。ヨーロッパに発つまでには、全部何とかしないと。
国際学会のポスター原稿を昨日仕上げ、業者に渡しました。まだ、ミスが多いので校正の段階で直すことになりそうです。
また、今朝4時までかけて、論文を一本仕上げました。
その他、査読が終わって修正が必要な論文2本のうち、1本を修正しました。
ヨーロッパに発つまでは、突っ張るしかありません。そのために日記の更新が遅れていますが、その分ヨーロッパ旅行記楽しみにしていてください。私もジェノヴァでは暇な日を少し作り、体を休めるつもりです。
今日、内科学会から通知が来て、内科認定医試験が通っていました。合格です。次は神経内科専門医ですね。大変な試験ですが、それで試験関係はしばらく打ち止めになりそうなので頑張らないと。
8月30日に誕生日を迎えたわけですが、その日、大学時代の後輩達が祝ってくれました。やっと 28歳になりました(・・・嘘)。
場所は池袋。「Winner’s」という店でした。なんだか DJがいて若者向けの音楽を一杯流してくれている、洒落た Barでした。
で、我々の席が 2階席だったのですが、ロフトみたいな位置にあって 1階の客が良く見えるのね。合コンっぽい組み合わせがあちこちにあって、上から指をくわえながら見ていました。
飲み会自体は結構盛り上がって楽しかったです。最近過労気味で、毎朝4時くらいに腹痛で目が覚めるし(こっちの症状は、知り合いからアルコール性膵炎だとからかわれました)、眼瞼ミオキミア(or fasciculation?)が止まらないし、体調もボロボロだったのですが、非常に癒されました。
で、二次会まで酔っぱらって、タクシーで帰ったのですが、余りに気持ちよく酔っていたのでタクシーの中に携帯を忘れてしまったのです。
本日回収。仕事が終わってから、十条の日興タクシー営業所まで出かけ、閉店ぎりぎりで間に合いました。
31歳の教訓:酔ってタクシーに乗るときは携帯を落とさないように気をつけませう。