今日、大学病院で仕事をしていると、研修医が「ちょっと、聞いてくださいよぉ~!」と。
研修医曰く、「昨日ね、旦那がね、帰ってきたんですよぉ~。それでね、手を見ると、右手の甲に『バ』って書いてあって、左手の甲に『カ』って書いてあるんですよ。」
その研修医の夫は、公立学校の教師です。事情を聞くと、それを油性のマジックで書いたのは、学級委員長。クラスで作業をしていて、落ち着きのない子供がいたため、それに腹を立てた学級委員長が、ストレスを発散するため教師の手に「バカ」と書いたのが真相のようです。
自宅で研修医は激怒して、「何で怒らないの?」と夫を怒ったそうです。
個人的には、「学校で生徒にいじめられ、家で妻に怒られ大変だなぁ・・・」と感じました。
教育崩壊もここまでと感じました。彼らが矯正されることなく、大人になったとしたら、そういう行為が当然と思う親となるのでしょう。そういった親が更に教育現場に崩壊をもたらします。悪循環ですね。
Windows Vistaを本日購入です。
以前のパソコンの調子が思わしくなく、機嫌が悪いと立ち上がってすらくれません。そのため、今日発売の OSとあわせて、Panasonic CF-W5を購入しました。
パソコン自体は軽く、DVDも見れますし、キータッチも柔らかい。マウスカーソルの動きも思い通りですし、気に入っています。
Office 2007も購入ですが、これまでのところ、使いやすいように思います。何にしても、感覚的に使えるのが一番。最近、病院では電子カルテが流行っていますが、感覚的に使うには難があるのは、医療現場を知らない人たちが決めたシステムだからでしょうか(おまけに回線が細いので、表示に時間がかかってストレス倍増)。電子カルテを導入して、作業効率が上がったという意見は皆無に等しいので、電子カルテ業者と、厚生労働省(電子カルテ化を推進)の癒着すら疑ってしまいますね。
と、脱線したところで、インストール作業が忙しいので、また。
農林水産省は27日、岡山県高梁市の養鶏場で、26~27日に17羽の鶏が死に、高病原性鳥インフルエンザの疑いがあると発表した。同省と岡山県は、家畜伝染病予防法に基づき、この養鶏場に鶏の隔離を、発生場所から半径10キロ以内の養鶏場にも鶏や卵の移動自粛などをそれぞれ要請した。
同省によると、鶏が死んだのは、約1万2000羽の採卵鶏を飼育している養鶏場。現在、ウイルスの鑑定を進めている。
宮崎県の清武町と日向市の養鶏場では今月、強毒性の「H5N1型」の高病原性鳥インフルエンザが確認されている。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070127-00000313-yom-ent)
岡山県高梁市とは、私の実家の近くですね。先日、宮崎の鳥インフルエンザに関連して、私の元で研修していた宮崎大学出身の医師が、「発生地は大学の前の養鶏場で、おまけに僕の家の裏でした」と、メールをくれました。鳥インフルエンザがこんな身近な所で検出されるようになってきているとは・・・。
一昨日、朝バラエティータッチのニュース (テレビ朝日) を見ていたら、「あるある大辞典はバラエティではなくて健康番組なんですから・・・」と言っているコメンテーターがいてびっくりしました。あれは健康番組と呼べる代物ではなかったですよね。
1月24日付けの東京スポーツには、「お医者さんにとって『あるある大辞典』はお笑い番組の扱いなんですが」と書かれていましたが、「あ、一般の人はお笑い番組として見ていなかったのかな」と思いました。東京スポーツの秀逸なところは、1月25日付けの記事。
日本テレワークは今回の不祥事の責任をとり古矢直義社長が辞任し取締役に。ホームページにもおわびが掲載されているが、これがたったの3行。(中略)
昨年12月12日に放送された「今、日本がおかしい!現役ドクター大告発!アナタの命を救う病院教えますスペシャル」 (フジテレビ系)にも同社は制作協力していた。数々の医療ミスが匿名医師たちによって暴露されるのが見どころだが妙な点が多かった。
ある看護師は「おかしな点が多かった。絶対に医師なら使わない表現をしていたり・・・。作り話やヤラセで医師を叩いて視聴率を稼ごうとするのは許せないってことで (中略)」
また、ある製薬会社は「番組の内容が大変不適切」と、同番組のスポンサーを降りていた。
テレビ局にきちんと突っ込みを入れた東京スポーツには、愛読紙として、賞賛を送りたいと思います。
捏造報道が話題になっています。医療事故のように、社長が記者会見して、それをニュースで朝晩流すのでしょうか。故意である点は、医療のそれよりもタチが悪いですね。
これに踊らされたのが視聴者。納豆が店から消えたといいます。みのもんた現象と同じです。普段好きなケーキ食べて、納豆を免罪符にしようなんて都合の良い話があるわけないじゃないですか。
これに懲りて、良質の医療番組を放送して欲しいものです。患者の理解が上がれば、医師の説明も理解しやすくなり、医療の質も向上するでしょう。
関西テレビ(大阪市北区)は20日、今月7日にフジテレビ系で全国放送したテレビ番組「発掘!あるある大事典2」で、事実とは異なる内容が含まれていたと発表した。「納豆を食べるとダイエットができる」との内容だったが、研究者のコメントや被験者の検査データをねつ造していた。同テレビは社内に調査委員会を設け、原因の究明を行うとともに過去の放送分についても検証を行い、番組を継続するかどうかを含めて検討する。また、21日に放送予定だった同番組は、テーマは納豆ではないが、別の番組に差し替え、冒頭で一連の経緯を説明する。
同テレビによると、(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造(5)被験者の血中のホルモン(DHEA)量検査のデータをねつ造――していたことが分かった。
千草宗一郎社長は「報道機関でもある放送局として、視聴者の信頼を裏切ることになった。誠に申し訳ない」と謝罪した。(毎日新聞)
(参考)
・発掘?あるあるトンデモ大実験
先日、医局の新年会に参加しました。t-PA治療明けでヘロヘロでしたが、徹夜明けのハイテンションで参加。
まずは教授のご挨拶。「今年は猪年ですが、海外では豚年というのです。元々日本には豚がいなかったので、代わりに猪というようになったのです。だから中国では豚年ですよね(中国人留学生が頷く)。豚は元々用心深い動物。ですから、猪突猛進ではなく、注意深く前進していきましょう。」名挨拶に一同感嘆。更に教授から「ドン・ペリ」2本が差し入れられました。「ドン・ペリ」はすぐになくなってしまい、とても私までは回って来ませんでした。残念。
立食パーティーの途中で、教授と会話する機会がありました。私が「音楽家外来を将来やりたいと思っているのです。」と話しかけると、教授は「例えば?」と仰るので、「振戦の治療でアルマールなどのβブロッカーを使ったりとか、緊張型頭痛とか・・・。うちの妹はテノーミンを処方されたみたいだけど、循環器のDrは使い慣れているからテノーミンとかアーチストとか出す人が多いですよね。」というと、教授がβブロッカーについて色々教えてくださいました。
「あなたの妹はテノーミンが効いたの?あまり効かないと思うけどなぁ。βブロッカーで一番振戦に効くのは、インデラルだよ。カルビスケンはあまり効かない。これはどういうことかというと、β2作用が大切ということ。色々試してみたんだけど、β1選択性が高い薬が効かないからわかったことなんだけどね。」
どのような話題に対しても、勉強になる答えが返ってくるのが凄いところ。その後の話題は、N響と共演するときだけジストニアが出る演奏家の話。千住真理子が演奏に自信をなくして引退しようかと思ったとき、聴衆から「あなたのおかげで自殺を思いとどまりました」と言われ、聴衆から救われた話。
何故か漫画の話題へ。教授は「最近の漫画にしても、アニメにしても、簡単に人が死にすぎる。昔の狂言などでは、人が死ぬにしても、葛藤があり、さんざん悩んで引っ張った挙げ句、そうするしかないことが観客に伝わってから殺人を犯す。最近のは、いきなりドバッとか葛藤がない。」と苦言を呈しておられました。また、「ヒーロー物というのもあるが、悪人(手下)といっても、それぞれ家庭がありそれぞれの人生がある。やむを得ずにそうして働いているのかもしれない。それを一方的な視点で倒していくことを教えるのはどうか?」「ブラックジャックは胸がすくような話が多いが、あれは手塚治虫が漫画界での地位が危うくなっていたころの作品で、失敗するわけにいかなかったから、わかりやすい作品を書いたんだ」など・・・。
考え方を含めて、教わることの多い会でした。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
仕事では溜めている論文を仕上げること、楽器では無伴奏ヴァイオリンの作品群を練習していくこと、読書ではたまった本を読破していくこと、旅行ではライプツィヒ、ベルリンを訪れること、などが今年の抱負です。あと、良い女性に巡り会うことというのがありますが、これは自分の力だけではどうにもならないこともあるので、神社でしっかりお祈りしたいと思います。とはいえ、昨年クリスマスにマタイ受難曲を見ながらキリスト教の神に祈った見返りが、ノロウイルスに感染だったというオチがあります。
体調は完全復活です。地元の友人と今朝まで飲んでいました。いろいろと情報交換ができて楽しかったです。
昨日の日中はドライブに出かけ、農道の横に「とまほ~く」という寒いラブホテルを見つけ、爆笑しました。
今年も例年通り、年賀状を一枚も書いていません。面倒くさいという以外に理由はありません。
そんなこんなで1年が終わってしまいました。論文という意味では、さぼった部分があるので、来年は気合いを入れ直します。
昨日は埼玉で外来後、大学病院で患者家族への病状説明や、患者申し送りなどをしていました。
帰ろうとすると、「あれー、当直シフトが間違っている」との声。人手が足らないことが明らかになり、結局23時過ぎまで救急を手伝って帰りました。患者の来ない時間帯には研修医に「頭痛」「糖尿病」の講義を空いた救急ベッド脇ですることが出来て、研修医にも喜んで貰えました。
体調は徐々に回復し、昨日は夜に豚汁を1杯口にすることが出来ましたが、さすがに3日間ほとんど何も口にせず、働くのはしんどかったです。
今日、可能なら新幹線で実家に帰ろうかと思います。消化の良い食事を期待出来そうです。ただ、新幹線で岡山まで4時間。14戦12勝とディープインパクト並の戦績を誇る我が肛門括約筋に期待する他ありません。
食事をすると、腸の運動が活発になって腹痛が増悪するため、ここ2日間でそば一杯しか食べていません。そのため、少し体重が減ったのではないかと期待しています。
今日も仕事はお休みです。午前中猛烈な腹痛に苛まれたものの、午後からは大分体調も戻ってきています。とはいえ、体温はまだ37度台後半はありますが・・・。明日は午前中埼玉で外来をして、午後は大学病院の病棟で正月の間の指示を出す予定です。
病棟では、男性用に限っていえば、大のトイレが1つしかなく、腹に爆弾を抱えたまま乗り込むには不安が残ります。