木越洋のチェロがうたうコンサート
尊敬する先代の教授ラロー先生 (仮名) と二人でコンサートに行ってきました。奥様の都合が悪くチケットが一枚余ったので私に白羽の矢が立ったのでした。
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11月27日、ダン・タイ・ソンのコンサートを聴きに行ってきました。
東京交響楽団 第583回 定期演奏会
2010 11/27(土) 6:00p.m. サントリーホール
指揮:ユベール・スダーン
ピアノ:ダン・タイ・ソン《ショパン生誕200年》
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 作品21
ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 WAB.108 <ノヴァーク版 第2稿>
「団体さん」みたいな名前のピアニストですけれど、腕は一流。特にショパンの柔らかい旋律を、優しいタッチで奏でるところは、この世のものとは思えませんでした。テクニックも安定していて、3楽章の速いパッセージの華麗さといったらありませんでした。
2曲目のブルックナー交響曲第8番は初めて聴きましたけれど、当初期待していたより良い曲でした。演奏時間はとても長いのですけれどね (^^;
(Dang Thai Son)Chopin Piano Concerto No.2 Mvt III
本日 10月16日はグリュミオーの命日です。グリュミオーはフランコ・ベルギー派を代表するヴァイオリニストで美音に定評がありました。特にクララ・ハスキルと録音したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは名盤として愛好家に広く知られています。「アルテュール グリュミオー エディション」で彼の録音を纏めて購入することが出来ます。私も昔購入して聴きましたが、なかなかのお薦めです。
・Grumiaux and Haskill play Mozart Sonata K526 (1/3)
・Grumiaux and Haskill play Mozart Sonata K526 (2/3)
・Grumiaux and Haskill play Mozart Sonata K526 (3/3)
メン・コンといえば、三大交響曲の一つにも挙げられる有名なヴァイオリン協奏曲です。正確にはメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲ホ短調。曲を聴くと思い出す方も多いでしょう。
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「Carmen fantasy」。これはオペラ「カルメン」に登場する曲を用いて、サラサーテが作曲した超絶技巧のヴァイオリン曲です。
これを二人羽織で演奏する方がいるから驚きです。
・Carmen-Fantasy Sarasate A.J. & Tobias Feldmann
これを見て触発されました。私も二人羽織で演奏してみたいです。ただし・・・女性ヴァイオリニストと (^^)
Twitterでつぶやいたら、propacil氏がこの演奏者のことについて教えてくれました。
彼らの所属はBundesjugendorchester – ドイツ連邦青少年管 で、二次会での出し物でも、やたらうまいらしいです。動画も教えて頂いちゃいました♪
・Tom & Jerry BJO Aftershowparty Berlin
パガニーニのカプリス第5番を驚異的なテンポで弾いている動画を発見しました。一部だけしか録音されていませんが、まるで早送りのように見えますね。
・Paganini caprice 5, very fast!!! It’s a joke.
この第5番は、私の大好きな演奏家ナタン・ミルシタインが十八番にしていました。彼は来客の前でこの曲を演奏し、「人前で弾くには後○年か・・・」なんて一人ごちていたと言います。こうして数年練習した集大成がこの演奏です。
・Milstein Paganini Capriccio no. 5
アレクサンダー・マルコフもパガニーニ弾きとして有名ですが、凄く技巧的なボウイングで演奏しています。パガニーニが書いた楽譜には、一部でマルコフが用いているようなボウイングで演奏するように指示されているのですが、難しくて誰もマネできないので、1音ずつ弓を返して演奏することがほとんどです。マルコフのボウイングをみると、そのテクニックにため息が出ます。ただ、音量に乏しいのが難点ですね。
・Alexander Markov-Paganini Caprice nr 5
最後は、パガニーニ・コンクールを優勝したレオニダス・カヴァコスの演奏。これは冒頭の演奏をあるいは凌駕する早さでありながら、表現力で圧倒しています。
・Kavakos plays Paganini 5th Caprice
20世紀に活動した演奏家で、最も圧倒的な存在感を示したヴァイオリニストはハイフェッツと言って過言ではないでしょう。そのハイフェッツが下手なヴァイオリニストのパロディをしている動画を見つけました。
・heifetz on the top
ハイフェッツにこれをやられると、アマチュア演奏家は立つ瀬がないという・・・ (ToT)
以前、「使い回し」と題して、同じ旋律がいくつか別の曲で見られることを書きました。このブログでは、ベートーヴェンに関してのみで、「空耳?」、「お気に入りの主題」、「使い回しにまつわる独断と偏見に満ちた感想」、「主題の再登場」の4つのエントリーがあります。
また新たに発見です。
ベートーヴェンの歌曲の CDを聴いているときに、突然聞き覚えのある旋律が・・・。
・Joke Canon – ‘Ta ta ta, lieber Mälzel’ WoO 162 (canon a4)
何と交響曲第8番2楽章の主題と同じでした。
Wikipedia-交響曲第8番 (ベートーヴェン)-
第2楽章 Allegretto scherzando 2/4拍子 変ロ長調
展開部を欠くソナタ形式。この交響曲では緩徐楽章を欠いており、第二楽章を実質的なスケルツォとする解釈もある。展開部を欠いたソナタ形式で、メトロノームの考案者メルツェルに贈った『親愛なるメルツェル』というカノンの旋律を使って作曲している。
「親愛なるメルツェル」というカノンを知って交響曲を聴くと、また味わいが違うというものです。ちなみに、「親愛なるメルツェル」は 1812年、「交響曲第 8番」は 1814年に作曲されています。
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