ストリートオーケストラ
ブラジルのサンパウロのスラム街を音楽で変えた実話が映画になっています。公式サイトでストーリーを見ていると、ベネズエラのエル・システマを思い起こさせます。
ストリート・オーケストラ
都内では上映が始まっていますが、福島県では 12月3日からフォーラム福島で上映開始。始まったら見に行こうと思っています。
ブラジルのサンパウロのスラム街を音楽で変えた実話が映画になっています。公式サイトでストーリーを見ていると、ベネズエラのエル・システマを思い起こさせます。
ストリート・オーケストラ
都内では上映が始まっていますが、福島県では 12月3日からフォーラム福島で上映開始。始まったら見に行こうと思っています。
バグパイプ内で増殖した菌で管楽器奏者が死亡したという報道がありました。
バグパイプ内の菌で男性死亡? 管楽器奏者に警鐘
AFP=時事 8月24日(水)6時52分配信
AFP=時事】英国で、バグパイプの内部に繁殖していた菌を吸い込み続けた男性が死亡した事例が報告された。報告を行った医師らは管楽器奏者に対し、楽器を定期的に掃除するよう呼び掛けている。
英医学誌「ソラックス(Thorax)」に掲載された記事によると、死亡した61歳の男性は毎日バグパイプを演奏しており、7年間にわたり乾性のせきと息苦しさに悩まされていた。
だが、バグパイプを自宅に置いてオーストラリアへ3か月間旅行に出掛けた際だけ、症状が急速に緩和されたという。
これを受けて主治医らがバグパイプ内を調べたところ、湿気のこもった留気袋や音管、マウスピースに、多様な菌類が繁殖していたことが分かった。
男性は治療のかいなく2014年10月に死亡。検視の結果、肺には重度の損傷が見つかった。
菌類を吸い込んだバグパイプ奏者の死亡例は、この男性が初めてとみられる。男性が患っていた過敏性肺炎の原因は、この菌だった可能性があるという。
記事では、「管楽器奏者は、楽器を定期的に清掃することの重要性と、その潜在リスクについて認識する必要がある」と警鐘を鳴らしている。【翻訳編集】 AFPBB News
実際の論文は下記になります。
Bagpipe lung; a new type of interstitial lung disease?
バグパイプの中から検出された真菌は、”Paecilomyces variotti, Fusarium oxysporum, Penicillium species, Rhodotorula mucilaginosa, Trichosporon mucoides, pink yeast and Exophiala dermatitidis” でした。論文にある figureをみると、「うわーっ、やばい」という感じが伝わってきます。
ちなみに、今回検出された菌の多くは、過敏性肺炎の起因菌としてこれまで報告されているもののようです。そのため、これらの真菌を慢性的に吸入していたことが、過敏性肺炎の引き金になったのではないかと推測されています。
論文の考察には、サクソフォン奏者とトロンボーン奏者での真菌による過敏性肺炎の症例が引用されています。サクソフォンの症例では、”Ulocladium botrytis” と “Phoma sp” がサクソフォンから検出され、これらの真菌に対する血清特異的抗体が陽性でした。トロンボーンの症例では、たくさんの “Mycobacterium chelonaeabscessus group” 、”Fusarium sp (真菌)”、それとわずかな “Stenotrophomonas maltophilia” 及び大腸菌が培養されたようです。トロンボーンの報告中に、さらに 7名の金管楽器奏者の楽器からの培養結果が表として纏められていて、その菌の多さにビックリします。
こういう報告を読むと、金管楽器が菌管楽器とならないように、持ち主はきちんとした手入れが大事ですね。ちなみに、私の知り合いは、”bagpipeじゃなくて bugpipeだな” って言っていました。誰ウマ。
Twitterで話題になっていました。これは面白かったです。
楽譜には、作曲家からの指示が細々と書かれていますが、時に謎な指示があります。例えば、「指揮者は突然痙攣に見舞われたかのように硬直し、譜面台をつかんで背後の床に頭を向けて倒れる」みたいな指示です。現代曲に多いです。「ティンパニーに頭を突っ込む」みたいに有名なものもありますが、初めて知った斬新な指示もあり、読んでいて思わず吹いてしまいました。
「#楽譜に出てくる謎の指示選手権」タグで続々と無茶ブリが発掘される
エリザベート国際音楽コンクールで作曲グランプリを受賞した酒井健治さんから、私が結婚するとき (※現時点では予定なし) お祝いに 8小節作曲してあげると言われているのですが、そのときの楽譜の指示は無茶ぶりじゃないことを祈っています。
福島県への転居に向けて、物件を探しています。ところが楽器可の物件はほとんどありません。物件探しに支障が出てきたので、ピアノを処分することにしました。YAMAHAの UX100 (5338987) です。
ところが、このピアノは知人から「大事にしてくれそうな人に譲りたい」といって、安く売って頂いたものです。ピアノ業者に売って、行方がわからなくなってしまうことに抵抗がありました。
困っていたところ、この春結婚する馬券オヤジ氏が買ってくれると言ってくれました。夏頃に新居が建て上がったら置いてくれるそうです。
共立ラインサービスによる運送、保管の見積もりは下記となりました。東京から岡山県だと結構な運送料になりますが、事情が事情だけに仕方のないところです。それよりも、ピアノの行き先が決まってホッとしています。
2012年4月19日のブログで、ヴァイオリンの新作楽器と “オールド” の弾き比べについての論文をお伝えしました。目隠しをしたプロのヴァイオリニストには、どれがストラディヴァリウスか当てることができないばかりか、新作楽器の方を名器として認識してしまうというものです。
2014年4月3日の PNASに、その研究の追試の結果が掲載されました。
Soloist evaluations of six Old Italian and six new violins
前回の研究より楽器の数を増やして研究していますが、トップ 2位まで新作楽器でした (第 3位は黄金期のストラディヴァリウス)。やはり、トップヴァイオリニストでもストラディヴァリウスの評価は低く、モダン楽器の評価の方が高いようです。そして、楽器が製作されてからの年数、価格と楽器から感じる品質に関連は乏しいと・・・。
別のニュースに、今回の研究に参加したヴァイオリニストの名前が載っています。成田達輝さんが入ってる (゚д゚)!
Blind-tested soloists unable to tell Stradivarius violins from modern instruments
The soloists taking part in the study were: Olivier Charlier (France), Pierre Fouchenneret (France), Yi-Jia Susanne Hou (Canada), Ilya Kaler (pictured, Russia), Elmar Oliveira (US), Tatsuki Narita (France), Solenne Païdassi (France), Annick Roussin (France), Giora Schmidt (US), and Stéphane Tran Ngoc (France).
上記のニュースには、ホールでの演奏や、演奏者と聴衆の評価の違いなど、さらに 2本の論文を発表する予定だと書かれていました。続報が楽しみです。
(参考)
・調整
昔、ジプシー音楽にはまっていた時期があって、色々な CDを聴きました。現在はそこまでの興味はなくなったので、ブログ記事として転載し、固定ページからは削除します。
3月6日、来日中の成田達輝氏と、医師仲間 2人とで「翔山亭」に焼肉を食べに行きました。成田氏は、2010年のロン=ティボーコンクール、2012年のエリザベートコンクールでそれぞれ 2位に入賞した新進気鋭のヴァイオリニストです。
・ロン・ティボー国際音楽コンクール(成田達輝)
・Tatsuki Narita | Paganini | Violin Concerto No.1 | Cadenza | Queen Elisabeth
美味しい焼肉を食べながら、日本とフランスの音楽教育の違い、これまで共演した指揮者/オーケストラ、現在活躍中の演奏家など、様々なトークで盛り上がりました。
驚いたのが、新作ヴァイオリンとオールドヴァイオリンを弾き比べる実験に、成田氏が参加していたと告げられたことでした。この実験はニュースになり、このブログでも過去に紹介しました (論文はコチラ)。
成田氏に伺うと、ニスの匂いでは、どの楽器かわからなかったそうです。また、知り合いと「舐めてみたらニスの味でわかるかもよ?」なんて冗談を言っていたことを明かしてくれました。ちなみにその実験で成田氏が一番素晴らしいと感じた楽器は、ストラディバリだったそうです。
成田氏は今年日本でいくつかコンサートを予定しているようなので、時間を作って是非聴きに行きたいと思います。
DDN Japanより、「自分の脳を食べる方法」というびっくりするタイトルの記事。
「脳を取り出したら死んじゃうじゃん!」と思うのですが、どうやら MRI画像を3次元構築して、3Dプリンターで型を作ってチョコレートを流し込んだようです。チョコレート以外にも色々応用が効きそうです。3D-CTを使えば、身体の他の臓器でもできそうですね。でも、嫌~な気分になるので、食べ物でやるのはどうかと思います。
DDN Japanの記事で、他に記憶に残っているのは、この音楽シリーズ。
「善き人のためのソナタ」の DVDを晩酌がてら見ました。
旧東ドイツで秘密警察にマークされた劇作家の物語です。東ドイツの秘密警察が彼の家を盗聴するのですが、盗聴の際に聞こえてきたソナタを聴いて心が動かされます。秘密警察とはいっても、人間であり、感情はある訳です。そして、その人が劇作家に好意的な行動を取ることにより、物語は思わぬ方向に向かいます。
決して明るいシーンはないけれど、緊張感が心地よい映画でした。ソナタはきっかけとして軽く触れられているだけですが、もう少しわかりやすくても良かったかなぁ・・・と。ただでさえ、心の深層に訴える力は強くても、それほど映える曲ではないので。
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