Category: 音楽

杉ちゃん&鉄平

By , 2010年7月13日 5:37 AM

6月28日のブログで、スーパーマリオブラザーズに合わせて演奏するヴァイオリニストを紹介しました。

そのヴァイオリニスト鉄平がピアニストの杉ちゃんと組んで演奏する、「杉ちゃん&鉄平」。有名な二つの曲を融合させたユーモアたっぷりの演奏が Youtubeで見られます。

Continue reading '杉ちゃん&鉄平'»

Post to Twitter


DUDLEY MOORE

By , 2010年7月11日 4:39 PM

ダドリー・ムーアという俳優さん。自身が音楽家であったのですが、面白い作品をたくさん残しています。

私の一番のお薦めは、何と言っても「Beethoven Sonata Parody」です。全然別の曲の主題用いてベートーヴェンのピアノソナタ風に演奏しています。どこからどう聴いてもベートーヴェンですので是非聴いてみてください。主題が執拗に繰り返されるあたりはいかにもです。曲がなかなか終わらないあたりなど、ユーモアたっぷりです。

・Dudley Moore Beethoven Sonata Parody 1

何と、6月12日に紹介した Muppet Showという番組にムーアが登場しているのを見つけました。これも面白い。

ムーアのことを調べていたら、彼が進行性核上性麻痺で亡くなっていることを知りました。自分の専門領域の病気であり、ビックリしました。ご冥福をお祈り致します。

Post to Twitter


Rowan Atkinson

By , 2010年7月5日 7:47 AM

以前、Mr. Beanが指揮者に扮した動画を紹介しました。

Mr. Beanを演じる Rowan Atkinsonが出演した別の動画を見つけました。指揮者やピアニストのパロディです。こんな指揮者やピアニストはいるはずないのですが、思わず「あ、いるかも?」と思ってしまいました。表現力が凄すぎます。

・Rowan Atkinson – ‘The Conducter’

・Rowan Atkinson – ‘The Piano Player’

Post to Twitter


スーパーマリオ

By , 2010年6月28日 12:44 PM

小学生の頃流行ったスーパーマリオブラザーズ。ファミリーコンピューターを持っていなかった私も、同級生の家で楽しんだものでした。同世代でやったことのない人は恐らくいないんじゃないでしょうか?

TEPPEI OKADA OFFICIAL WEBSITE

この演奏家、スーパーマリオブラザーズの音楽に合わせて演奏するなどユニークな活動をしているようです。

Post to Twitter


ブブゼラ

By , 2010年6月27日 10:40 AM

サッカーのワールドカップ南アフリカ大会では、ブブゼラが大ブームとなっています。

Twitterで u_375先生から教えて頂いた動画に笑いました。ブブゼラでなんとボレロを演奏しています。

そのうちオーケストラでも欠かせない楽器になるかも・・・。

Post to Twitter


俗称

By , 2010年6月26日 12:57 PM

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は「メンコン」と略されるし、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だと「チャイコン」と略されます。

どこまで略して良いか議論があるところなのですが、Wikipediaに俗称を纏めたサイトを見つけました。

クラシック音楽の曲名の俗称の一覧

いや、もう凄い俗称がたくさんですね。一例を挙げます。

・運力 (うんりき), 運チ (うんち) – 歌劇「運命の力」序曲(ヴェルディ)
・散髪屋 – 歌劇「セビリアの理髪師」序曲 (ロッシーニ)
・虎刈り – トゥランガリーラ交響曲(メシアン)
・バタフライ – 蝶々夫人(プッチーニ)
・ひげじょ – 悲劇的序曲(ブラームス)
・ウラエロ – 「ウラニア」レーベルから発売された、フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲第 3番「エロイカ」のレコード

虎刈りなんて、誰が考えたんでしょうね。思わず笑ってしまいました。

Post to Twitter


シンディング

By , 2010年6月24日 6:36 PM

グリーグから始まった北欧音楽家シリーズ。グリーグ(6月18日)、シベリウス(6月19日)、スヴェンセン(6月21日)、ニールセン(6月22日)と紹介してきました。

そういえば5月4日にパッサカリアを紹介しましたのでハルヴォルセン(5月4日)も加えないといけませんね。

最後を締めくくるのはシンディング。グリーグの後継者と言われていたそうです。ヴァイオリンの曲では、ヴァイオリンと管弦楽のための組曲イ短調op.10『古い様式で』が有名です。非常に技巧的な曲で、特に第一楽章の速いパッセージは聴いていてドキドキしますね。

パールマンはこの曲を得意にしています。「自薦 ベスト・パフォーマンス」というCDにも収録していたくらいです。

・Perlman plays Sinding

Post to Twitter


ニールセン

By , 2010年6月22日 11:27 AM

グリーグ、シベリウス、スヴェンセンと北欧の作曲家を紹介してきて、今回はカール・ニールセン

カール・ニールセンはデンマークを代表する作曲家です。父親はペンキ職人で、家庭はかなり貧しかったと言われています。ニールセンは12人兄弟で、父親からヴァイオリンの手ほどきを受けました。

デンマークでは、ドイツから招聘した音楽家達により宮廷音楽は盛んであったそうですが、最も大きな影響を及ぼしたのはニルス・ゲーゼでした。ゲーゼはライプツィヒに留学し、メンデルスゾーンに後継者として認められ、コペンハーゲンに戻ってきました。ニールセンはそのゲーゼの弟子にあたります (「音楽現代」2004年4月号より)。

非常に半音階的な独特な音階で曲が出来ているので聴き手を選ぶかもしれません。ただ、この音階には意味があり、デンマークの民族音楽などに見られる音階なのだと研究者から聞いたことがあります。しかし、演奏しにくいことこの上なく、口の悪いヴァイオリニストは、「ニールセンがヴァイオリニストとはして大成せず、オーケストラの第二ヴァイオリンを弾かされていたので、ヴァイオリニストへの腹いせに弾きにくく書いているんだ」と言うそうです (^^;

この「前奏曲とプレスト」も、協奏曲と共通する音階で書かれているように感じます。この音階、慣れてくると、たまらなくなってきますね。

・Carl Nielsen “Preludio e presto” for solo violin, “Preludio”

・Carl Nielsen “Preludio e presto” for solo violin, “Presto”

Post to Twitter


スヴェンセン

By , 2010年6月21日 9:01 AM

グリーグ、シベリウスと北欧の作曲家を紹介してきて、今回はスヴェンセン。スヴェンセンはスウェーデン統治下のノルウェーに生まれ、ほとんどデンマークで過ごしました。スヴェンセンの曲を聴く機会はなかなかないのですが、聴いてみると素晴らしい作品がたくさんあります。

「ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス」は甘美なメロディーが徐々に燃え上がっていき、ベートーヴェンとはまた違った「ロマンス」を見せてくれます。

・Judy Schomper plays ‘Romance’ Johan Svendsen

また、Youtubeで初めて知った弦楽四重奏はとても聴きやすい、良い曲なので是非聴いてみてください。いつか演奏してみたいものです。

Continue reading 'スヴェンセン'»

Post to Twitter


シベリウス

By , 2010年6月19日 7:57 AM

6月 18日に、グリーグについて紹介しました。今回は北欧の作曲家第 2弾です。シベリウスを紹介します。シベリウスは北欧の作曲家の中で一番有名かもしれません。私の興味によりヴァイオリン曲のみ触れます。

シベリウスはフィンランド出身です。父親は外科医であり、1868年にコレラで死亡しました。また、シベリウス自身 1908年に喉頭癌の疑いで手術を繰り返し、禁酒禁煙を言い渡されていたそうです (「音楽現代」2004年4月号より)。最終的に彼は脳出血で亡くなりました。

まず紹介する曲は、1903年に作曲されたヴァイオリン協奏曲。シベリウスの作品では、どちらかといえば交響詩フィンランディアの方が有名かもしれませんが、ヴァイオリン弾きにとっては、こちらの方が親しみがあります。シベリウスのヴァイオリンコンチェルトなので、シベコンと略します。初版は不人気で、シベリウスはブラームスのヴァイオリン協奏曲に感銘を受け改訂しました。改訂版の初演は何とリヒャルト・シュトラウスだったそうです。

演奏はヴェンゲーロフやツィンマーマンの演奏が個人的に好きですが、Christian Ferrasを紹介しておきます。フェラスは最後自殺した悲劇のヴァイオリニストでもあります。彼はカラヤンとの録音を繰り返したことが有名ですが、この録音の指揮者はズビン・メータですね。この動画ではメータは凄く若く見えます。ちなみにメータは医学を志していたことがあるそうで、親近感を持ちました。(Ferrasは「ヴァイオリニスト33 名演奏を聴く (渡辺和彦著、河出書房新社)」によると正しくはフェラと発音するそうですが、日本での慣習に則りフェラスとしておきます)

・Christian Ferras plays Sibelius Violin Concerto: 1st mov.

・Christian Ferras plays Sibelius Violin Concerto: 2nd mov.

・Christian Ferras plays Sibelius Violin Concerto: 3rd mov.

演奏される機会は少ないですが、シベリウスは弦楽四重奏曲も作曲しています。1908年から1909年にかけて作曲された「親愛なる声」という弦楽四重奏曲は、シベリウスが喉頭癌を疑われ、健康不安を抱えていた時期に一致します。彼の悩みをついつい曲に重ねて聴いてしまいます。非常に内向的な曲と思います。

 

Post to Twitter


Panorama Theme by Themocracy