Category: 将棋

将棋ペンクラブログ

By , 2011年2月2日 7:32 AM

毎日チェックしている将棋関係のブログで、知り合いが取り上げられていました。

飯島指導棋士三段は、元奨励会1級でした。奨励会は将棋のプロ養成機関です。アマチュア 5~6段が 6級くらいで入会するような組織なので、そこで 1級だったというのが如何に凄かったかというのがよくわかります。実際、元奨励会員と指すと、一般のアマチュア有段者では赤子の手を捻るかのように簡単に負かされます。

飯島棋士にはいつも将棋 Barで御世話になっています。ある時、奨励会時代の棋譜を見せて頂いたことがありますが、飯島棋士が破った奨励会員で後にプロになった棋士は多数おり、中には渡辺竜王の名前も!

飯島指導棋士三段がどのような奨励会時代を過ごしていたのか、ブログを読んで気持ちが伝わってきました。

将棋ペンクラブログ-奨励会員の熱い文章-

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ネット将棋

By , 2011年1月29日 10:30 AM

ちょっとした暇つぶしに、ネットで将棋対戦を楽しんでいます。最近では、色々な対戦サイトがあると思いますが、私が使っているサイトを紹介したいと思います。

ハム将棋 (無料)
ハムスターのキャラクター、ハムが可愛いです。このハムと対戦します。ハムの棋力はたいしたことなく、多分アマチュア5級くらいではないかと思います。
どちらかというと初心者向けで、さらにハムにハンディをつけてもらうことが可能なので、将棋を覚えたての方でも楽しめます。左側の「基本」ボタンで将棋のルールを読めますし、対局中は「ガイド」をチェックしておけば、駒の動ける場所も表示してくれます。ルールを覚えたての方は「裸玉」から始めると良いでしょう。
ハムの実力では物足りない方は、自分の駒を落とすこともできます。私は 8~9枚落として遊んでいます。

将棋ゲーム将皇 (無料)
ハム将棋よりワンランク強くなっています。コンピューターと対戦します。Level3を選べば、コンピューターの実力は 初段くらいと思います。個人的には、毎日更新される「終盤問題」→「勝ち切れ将棋」がお薦めです。終盤の詰むや詰まざるやのスリリングな攻防が楽しいです。

将棋倶楽部24 (無料)
対人対戦では最も有名なサイトだと思います。多くのプロも利用しています。棋力は24特有の段位で表されますし、レーティングもされます。いくつかの持ち時間設定を選べるようになっています。登録制で、メールを送ってしばらくすると登録されて、対局できます。
私は現在 4級ですが、勝率が 6割5分くらい (76勝40敗, R1203) あるので、もう少し棋力は上の筈です。人と指したいときは将棋 Barに行くようにしてから、ほとんどこのサイトにはつないでいませんが、そういう環境になくて人と将棋を指したいときに、うってつけのサイトではないかと思います。
このサイトの面白いところは、他人の対局を鑑賞可能です。高段者タブにはプロが時々いますので、相当レベルの高い対局を満喫することができ、観戦者が沢山集まります。プロとは言っても、匿名でプライベートでの対戦なので、相当踏み込んだ手が多くスリリングです。

将棋レボリューション激指 (月額 315円)
私が今はまっている携帯アプリです。コンピューターと対局できますが、ウリは対人対戦です。忙しくても大丈夫で、24時間以内に 1手指せば良いようになっています。つまり出勤中の電車で 1手指して、帰りの電車で 1手指すということも可能です。なかなか指し手が進まなくてイライラするのではないかと思われるかもしれませんが、その分、12面指しまで出来るようになっていて、常にどこかしら自分の手番にすることが可能です。私はいつも 4面指しくらいにして楽しんでいます。
私は 4級で登録し、現在 95勝 38敗 (勝率 0.714) で 二段 (レーティング 1903) まで上がりました。対戦相手がどんどん強くなってきていますが、そういう相手と対戦することで実力がつくと信じて、頑張ります。1月は 初段~三段との対局が多かったのですが、11勝 3敗で乗り切れましたので、この調子を維持したいです。

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棋士と扇子

By , 2011年1月25日 6:06 AM

「棋士と扇子 (山田史夫著、里文出版)」を読み終えました。棋士の揮毫した扇子を集めた写真集です。座右の銘として持っておきたい格好良い言葉がたくさん揮毫されています。

この本について、とても面白く纏めたサイトがありますので紹介しておきます。デビューしたての頃の下手な字とか、「感性」という字の揮毫など、爆笑すること請け合いですので、是非ごらんください。

棋士たちの「とめはね!」

また、揮毫された語の一覧を紹介したサイトもあります。

「棋士と扇子」 収録揮毫一覧(棋士名アイウエオ順)

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将棋思考プロセス研究

By , 2011年1月24日 7:02 AM

これまで何度かお伝えしたとおり、私は被験者として理化学研究所の「将棋思考プロセス研究」に参加しています。そのプロジェクトの一部が Science誌に掲載されました (論文 Link: The Neural Basis of Intuitive Best Next-Move Generation in Board Game Experts)。この論文は、Yahoo!ニュースなどでも取り上げられました。

 将棋プロの「直観」解明=脳の特定部位活発に―人工知能に応用も・理研など

時事通信 1月21日(金)5時25分配信

理化学研究所などは、将棋のプロ棋士が次の手を直観で選ぶ際に、脳の特定部位が活発化することを突き止めた。人間により近い人工知能の開発などに応用できる可能性があるという。研究成果は21日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
プロ棋士は、長い訓練や対戦経験を基に状況を瞬時に判断し、思考ではなく直観で次の手を打つとされ、その仕組みが研究されてきた。
理研・脳科学総合研究センターの田中啓治副センター長らの研究チームは、羽生善治さんらプロ棋士11人、高段位アマ8人、中段位アマ9人の3グループに対し、将棋やチェスの盤面、人の顔や風景などの画面を12秒間に24コマのペースで繰り返し見せ、脳活動を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で測定。プロ棋士が将棋の盤面を見た時だけ、脳の頭頂葉にある「楔前部(けつぜんぶ)」と呼ばれる領域が強く活発化した。
さらにプロとアマ17人ずつに対し、盤面を1秒見せた後、2秒以内に四つの選択肢から選ぶ詰め将棋を解かせた結果、プロ棋士が直観的に問題を解く時だけ、大脳基底核の領域「尾状核(びじょうかく)」が活発化した。次の手を長考させる問題では、大脳皮質の活動のみ活発化。アマ棋士は両問題で尾状核の活動が見られなかった。
二つの領域の活動に、強い相関関係があることも分かった。田中副所長は「プロ棋士の直観力の源は、二つの領域を結ぶ神経回路に存在する可能性が高い。こうした結果は、複雑な情報システムの安定的な運用や、人間に近い人工知能の開発につながる可能性もある」と話している。

私が受けた検査は今回論文になったものとは異なり、今後論文にされる予定のようですが、被験者として有意義な研究に参加出来ていることを実感できて、万感の思いです。論文を日本語で要約したものは、理化学研究所のサイトで見ることが出来ます。

プロ棋士の直観は、尾状核を通る神経回路に導かれる

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どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?

By , 2010年12月12日 4:38 PM

「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか? (梅田望夫著、中央公論社)」を読み終えました。羽生名人の最近の将棋の観戦記と、対局者へのインタビューを綴った本です。この本、巷では「どう羽生」と呼ばれているそうです (^^)

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あから

By , 2010年10月13日 7:45 AM

コンピューター将棋あから対清水市代女流王将の対戦は、あからの勝ちで終わりました。

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コンピューター将棋の挑戦状カウントダウン

By , 2010年10月4日 7:14 AM

情報処理学会が日本将棋連盟に挑戦状を送り行われるコンピューター将棋対女流棋士の対局が、ついにあと 7日後、10月 11日 13時に迫りました。

公式サイト:駒桜

下馬評はコンピューター将棋が圧倒的に有利です。コンピューター側は、強いソフト達を合議させ、最善の指し手を選ぶプログラムで戦います。ハードウェア的にも、百数十台のパソコンを繋ぎますので、凄まじい処理能力がある筈です。さすがに女流プロでは厳しいと思います。男性プロでどうかといったところでしょう。とはいえ、将棋はやってみないとわかりません。

コンピューター将棋については、纏まったサイトがありますので紹介しておきます。

人間VSコンピューター この世紀の決戦を楽しむために
衰弱堂雑記-あなたが知らない(かもしれない)コンピュータ将棋の世界-

今から楽しみです。

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続・将棋思考プロセス研究

By , 2010年10月3日 2:34 PM

以前、将棋思考プロセス研究について報告しましたが、続きの課題を受けるため、10月1日に理化学研究所に行ってきました。

検査は将棋の問題を解きながら fMRIを受けるというもの。MRIは 4Tであり、病院で一般的に使われる 1.5Tと比べてかなり磁場の強いものでしたが、検査を受けていて特に不具合は感じませんでした。

MRIの機械の中に 90分間入り、ひたすら問題を解き続けたのですが、詰め将棋を瞬時に解くのは非常に難しかったです。プロ棋士達が如何に優れているか痛感しました。

私が医師と言うこともあり、検査が終わった後、T1WIでの解剖画像を見せて貰いました。磁場が強いため、副鼻腔内の含気からのアーチファクトが非常に強かったのが印象的でした。

今回のスタディの狙いについて色々教えて頂きましたが、他のソースで公表されていないので、内容は書きません。もう少しオープンになったらお伝えしようと思います。尚、以前お伝えした課題については論文投稿中のようです。

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神経科学セミナー・先端研究セミナー参加報告

By , 2010年9月11日 8:10 AM

9月 10日に神経科学セミナー・先端研究セミナー「将棋における脳内活動の探索研究と、コンピュータ将棋の現状について」に参加してきました。

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神経科学セミナー・先端研究セミナー

By , 2010年9月9日 6:26 AM

神経科学セミナー・先端研究セミナー「将棋における脳内活動の探索研究と、コンピュータ将棋の現状について」が 9月 10日、東京都神経研で行われます。参加自由です。特別な手続きは必要ありません。

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