東海道中膝栗毛
3月27~29日に京都に行ってきました。methyl先生が、2年間の出張から大学病院に戻ることになった記念に京都旅行に行こうとしていたので、便乗させてもらった形です。かくいう私も明日から大学病院に戻ることになりました。今の病院への出張を 1年間伸ばそうとも思ったのですが、大学も退局者激増で、戻らなくてはいけなくなったのです。
3月27~29日に京都に行ってきました。methyl先生が、2年間の出張から大学病院に戻ることになった記念に京都旅行に行こうとしていたので、便乗させてもらった形です。かくいう私も明日から大学病院に戻ることになりました。今の病院への出張を 1年間伸ばそうとも思ったのですが、大学も退局者激増で、戻らなくてはいけなくなったのです。
昨年 12月 30日は、ウィーンに行ったついでに、ホイリゲに飲みに行きました。ホイリゲは、ワイン酒場。そして、ホイリゲ(新酒)が置いてあります。
非常に寒いので、路面電車のグリンツィングの駅から一番近い店を探しました。それっぽい店に入ると、郷土音楽の酒乱女留じゃなかった、シュランメルなんかを演奏していました。落ち着いた雰囲気の店で、客は私の他に 3組くらいでした。
新酒のワインを飲みながら、まったりと演奏を聴いていました。演奏者はヴァイオリンとアコーディオンの二人組で、それぞれの客のテーブルの前で演奏してチップを貰っていました。
演奏家が私の前にも回ってきて、「ヤポネ?ヤポネ?(日本人か?)」と聞いてきたので、「Ja.」と答えたところ、「シャボン玉」を演奏始めました。続いて、「上を向いて歩こう」の演奏。彼らはどこで日本の曲を覚えたのでしょうか。日本人の観光客から教えて貰ったのでしょうか。チップをはずむと、「荒城の月」を続けて演奏してくれました。チューニングは狂っていたのですが、音程は良く、音色も綺麗で、なにより表現豊かでした。
演奏者は、それからしばらくは休憩したり、他のテーブルの前で演奏していました。一方、私は気持ちよく、ひたすらワインを飲み続けました。
私が出来上がって上機嫌な時、ヴァイオリニストが「ガイゲ?ガイゲ?」と楽器を指さして、私に押しつけてきました。無意識に指を動かしていたので、私がヴァイオリンを弾けることがばれたみたいです。
楽器を渡された私は、何を演奏しようかと迷いました。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタだと堅苦しいしなぁ・・・。モーツァルト、ベートーヴェンだと無伴奏の曲を知らないし・・・。結局、「Japanese traditional.」と断って、「ふるさと」を演奏しました。
他の客達は静かに耳を傾けてくれて、聴き終わった後に、全員で拍手をくれました。ウィーンの飲み屋で日本の曲を演奏して結構痛快でした。私の演奏ではチップはくれなかったけど(笑)。ただ、あまり盛り上がる曲じゃなくて、もうちょっと明るい曲の方が良かったのかもしれません。現に彼らがチャルダーシュを演奏したときが一番盛り上がっていましたから。
でも、ウィーンで楽器を弾けて、良い思い出になりました。また弾かして貰えるかもしれないし、レパートリーを増やして、機会があったらまた訪れようと、密かに決心したのでした。
本日、私のスーツケースが帰ってきました。
何だか破損があり、ANAの修理案内がついてました。
一番が心配したのが、中のワインが割れていないか、そして 500Euro出して買ったメインの買い物、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集のファクシミリ (作曲家自筆譜のコピー) と、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のWinklerによる珍しいカデンツァなどの楽譜がワインまみれになっていないかでした。それらは無事でした。
中身を取り出したら、ANAに修理依頼します (ANAが悪い訳じゃないんだと思うけど)。自分で修理して、領収書送っても良いみたいですけど。
それにしても、ことごとく、トラブルを経験した旅行でした。
明日は、ウィーンのホイリゲで演奏した話でも書きますかね。乞う、ご期待・・・というほど中身はありませんが。
たった今、家に着きました。思いの外、長旅となってしまいました。
1月 3日午前 6時 55分にオーストリア航空で氷点下 6度のウィーンを飛び立って、22時 35分頃に着いたのがバンコク。汗だくでコートを脱いで、23時 55分発の飛行機 (全日空; ANA) に乗り、1月 4日 7時 30分過ぎに成田空港に着きました。
しかし、成田空港で「Lost Luggage」があったことが発覚。私のスーツケースが到着していなかったのです。ANAが調べてくれて、どうやらウィーンでオーストリア航空が積み忘れたらしいと。スーツケースの目印、中身を告げ、鍵を預けました。職業を聞かれ、医師と答えたのですが、土産にエロ本買ってなくて良かった・・・。中身確認にスーツケースを開けて、中から大量のエロ本が出てきたら、ANAの人もびっくりするでしょう。日本の医師の品格が疑われてしまいます。まぁ、私は全然エロ本には興味はないんですが・・・ね (^^;
引き続き ANAの荷物カウンターから数時間後に連絡があり、ウィーンでスーツケースが見つかったそうでした。適当な飛行機に乗せてくるそうで、到着は本日夕方、受け取りは明日以降になります。でも、重いスーツケースを家まで送ってくれることになったのだから、良しとします。
今回の旅行を総括するに、オーバーブッキングあり、Lost Luggageありで、トラブル続きだったものの、それも良い経験で、ネタ的においしかったです。トラブル満載の旅行記も書かないと・・・。いつの間にか旅行記3回分も溜まってしまった・・・。
(追記)
オーバーブッキングで受け取った600ユーロなのですが、クレジットカード(Maestro Card)での受け取りとなり、ウィーン空港のキャッシュディスペンサーでまず300ユーロ下ろしました(一度に高額の引き出しが出来ないためです)。全部下ろしてしまおうと更に200ユーロ引き出しと入力したところで、金が出てくる直前に機械がシャットダウン(18:55なので営業終了?)。翌朝も早朝のフライトで機械が空いていなかったので、日本についてから ATMで確認しました。そうしたら、300ユーロしか受け取っていないのに、500ユーロ下ろされたことになってました!キャッシュディスペンサーはウィーンのだし、カード会社は日本にないので、どこに言ったら良いのか分からないため、200ユーロ分泣き寝入りになりそうです。ちょっとショック。まぁ、オーストリア航空は、ネタと400ユーロ分くれたことで許すことにします(^^)
さて、今からシャワーを浴びて、仕事に行ってきます。
実は、今まだウィーンにいます。しかも空港ホテル (笑)
オーバーブッキングで、飛行機に乗れなくて、オーストリア航空が代替の飛行機を探すことになりました。北京経由なら今日の便があるらしいのですが、「It is not safety, I think.」と言ったら、明日のバンコク経由になりました。係員は日本語が堪能な外国人で、「平壌経由もありますけど」などとジョークを飛ばし、私も笑ってしまいました。
規定として、600ユーロとホテル代 (夕食+朝食) を受けとりましたが、朝 6時 55分発はさすがに早いですね。空港の目の前にホテルがあるし、もう今日のうちに搭乗手続きをしたので何とかなりそうですが。
とにかく、このホテル、騒音がひどいです。飯食べて、酒飲んで、寝ようっと。
(P.S.) 病院には帰国まで仕事に行けないと電話しました。旅行保険会社にも電話しましたが、こちらはつながりませんでした。
何と冬休みの当直のくじ引き。当たりを引いて、当直免除になりました。9連休で当直なし。さすがに1月3日、4日は病院に顔を出し、他科からの相談に乗る役割となりましたが、こんなに長い冬休みは医者になって初めてです。罪悪感を感じてしまいます。
温泉旅館に引きこもり、作家のように論文を書こうかとも思ったのですが、一人で部屋にいたら寂しくて発狂しそうです。論文どころじゃないでしょうね。
そこで、ウィーンに行くことにしました。何度かウィーンには行っていますが、ウィーンの人達が正月をどのように過ごすか、一度見てみたかったのです。運良くコンサートのチケットも取れました。
初の乗馬を経験です。
9月26日(土)に仕事を終えて、馬券オヤジ氏と合流。そのまま新幹線で佐久平に向かいました。
佐久平では「一萬里ゴールデン・センチュリー」に宿泊しました。着いた時間が遅かったので、展望レストランよりもむしろ外に食べに行こうということになり、ホテルの周辺で探したのですが、ほとんど店がないのです。近くの焼肉食べ放題の店に入ったのは良かったのですが、味の方は・・・。馬券オヤジ氏曰く「肉に『ブリジストン』って書いてあるで?」とのギャグが炸裂。食べ放題とはいうものの、すぐに店を出て、ホテルに戻りました。ホテルでタクシーの運転手に、「おいしい飲み屋まで」と告げ、駅前へ。何故かママがいる店だったですよ・・・。ママがいる店なんて、生まれて初めての経験でした (^^;)
泥酔してホテルの部屋に戻り、お茶で乾杯しているうちに意識が混濁してきて。
翌朝は、ホテルの自慢の温泉へ。色々な種類の風呂があり、楽しみました。温泉はお薦めですね。8時30分くらいに「しゃんでりあの君」が車で迎えに来てくださり、いざ出発。
ドライブしながら、谷牧場に到着。信州大学医学部の馬術部学生達が、迎えてくれました。彼らの礼儀正しさに背筋が伸びました。
馬房には、「クラウディア」「ショータイム」「花子」といった馬たちがいて、とてもかわいかったです。ショータイムは元競走馬らしく、多少気性が激しいのか噛み癖があるのでしょうか?隣の花子をしょっちゅう噛んでいましたし、馬房の柵も噛まれた部分の塗装がはげていました。ちなみに私はクラウディアに乳首を噛まれましたが、婿にいけなくなったら責任とって貰わないと。
早速、「アーリー」という初心者用の馬で乗馬開始です。馬の背中は非常に高いから怖いのではないかと思っていたのですが、全然そんなことなく、並足までは普通に楽しめました。周囲を見ると、馬券オヤジ氏率いる撮影隊が私を撮っていました。インストラクターからは「背筋を伸ばして」と言われたのですが、武豊のイメージが頭の中にあった私は、前傾姿勢で乗っていました。後で聞いた話では、前傾の意味合いが全然違ったみたいです。
「アーリー」は人間で言えば70歳くらいで、時々躓いていたのですが、「しゃんでりあの君」に聞いた所では、鞍上が初心者なので馬が私をからかっていたようです。時々馬が怪訝な顔をしていて、それは私が「進め」と「止まれ」の命令を同時に出していたから。でも、初心者にはありがちな間違いみたいです。馬が早足になると、鞍上で立ったり座ったりして衝撃を吸収しないといけないらしいのですが、上手くいかなくて、股の下のポニョが悲鳴を挙げていました。
乗馬後には、牧場の方と北欧料理を食べに行き、ごちそうになりました。
牧場からは、信州の山々を見ながらドライブです。絶景を「しゃんでりあの君」が案内してくれました。
宿は乗鞍高原の休暇村でした。凄く良い宿で、窓から乗鞍岳が一望できるのです。部屋も広いし申し分ありませんでした。
早速温泉に入りに行き、その後食事。食事は食べ放題で満腹になった後、部屋で「馬券オヤジ」「シャンデリアの君」と飲み始めました。まずは、「大雪渓」、そして「飛露喜」をちびりちびりと。ノートパソコンでクラシックを流しながら、色々語りましたね。医療の話、競馬の話、共通の知り合いの話・・・。夜が更けるのが早かったです。
今朝、つまり9月28日(日)の5時過ぎに目を覚ますと、「しゃんでりあの君」が散歩に出かけようとしていました。鍵を鳴らしながら熊除けとして、散策していたみたいです。バスは凍結して運休になったとか言っていました。ニュースでは初冠雪なんてやってましたから、相当寒かったみたいですね。
10時くらいまでゴロゴロして、チェックアウトしました。白馬を通って長野へ。
長野で新幹線に乗ったのは良いのですが、システムトラブルのため、2時間遅れに。一駅30分くらい止まっていましたが、高崎からは普通に走るようになりました。
馬券オヤジ氏は、本日最終の飛行機で羽田から岡山に帰りましたが、仕事の出張のため、明日の始発で岡山から羽田まで来るらしいのです。悲喜劇ですな。
今回の旅行で、乗馬にはまりそうです。東京でもやってみたいので、一緒に楽しめる人を募集します。
最後に、乗馬の機会を与えてくださって、車で案内した頂いた上に、おいしい日本酒まで用意してくださった「しゃんでりあの君」に深謝いたします。
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