国循 ICU

By , 2007年3月2日 9:52 PM

奈良県の産科19病院転送不能事件で、最後に受け入れることが出来た病院は「国立循環器病センター (国循)」です。日本の循環器領域では最高峰として存在し、世界的に見てもトップレベルの実力を持つ病院です。

ここの循環器外科集中治療室 (ICU) を担当する医師5名が全員辞表を提出しました。彼らは、年間 1100人の超重症患者を 5名で管理していたそうです。文字通り不眠不休だったのでしょう。

今後は、執刀した外科チームがそれぞれ ICU管理をするそうですが、執刀した上に、更に重症管理などという激務に耐えられないかもしれません。彼らがやめたら、循環器外科医のいない病院となり、循環器内科も機能しなくなります。大新聞のトップを飾るような大ニュースだと思います。マスコミが取り上げないのが、不思議なことです。

(参考)
勤務医開業つれづれ日記-【速報】春の大嵐 大阪 国循センター ICU医師全員退職へ 執刀との分業困難
勤務医開業つれづれ日記-国循ICU …「庶務課長は『診療機能の低下はなく、患者への影響はない』と話している。 」…-
勤務医開業つれづれ日記-国循ICUショックから一夜 国循自体が循環不全とは…-

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内科認定医エントリー

By , 2007年3月2日 9:30 PM

内科認定医制度というのがあります。これは内科学会所属の医師が、約 3年の経験を経て受験資格を得るものです。取ったからといって、メリットがあるわけではありませんが、内科認定医をとらないと神経内科専門医試験を受けることが出来ません。

内科認定医試験を受けるためには、内科各分野18症例のサマリー (過去の診療の要約に文献的考察を加えたもの) を提出する必要があります。この期限が2月28日でした。

これが面倒くさかったので、これまで無視してきたのですが、後輩医師に誘われて、2月14日くらいに、「やってみようかなー」などとエントリーすることにしました。それから 2週間でサマリー 18個を完成。飲み会とか当直でなかなか進まず、最後は、朝 4時起床で作業していました。何とか2月27日にサマリーを郵送しました。

その後、リバウンドで飲みまくってます。で、試験はいつなんだろう?

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