レッスン

By , 2007年3月18日 8:30 AM

昨日、19時くらいから、バイオリンのレッスンを受けて来ました。持って行ったのは、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ツィンマーマンのコンサートを聴きに行く前に予習しておこうと考えたからです。

テクニック的な点では、右手の使い方を工夫して音色の種類を増やすことを教わりました。

音楽的な面では、和声からの音楽のとらえ方を教わりました。古典派のドイツ音楽は、ドミナント(Ⅴ)→トニカ(Ⅰ)の和声進行が多く使用されます。ベートーヴェンでは特にそれが顕著です。ドミナントはトニカに向かう性質を持ち、トニカは解決するという性格を持つことが、ドイツ音楽の持つ雰囲気に多く影響しています。

フランス音楽は、これ以外の和声を多様することで、簡単に終止に向かわず、移ろいやすさが表現されます。

このようなことを教わって、最後に、このコンチェルトでどのカデンツァを用いるかという話になり、「いろいろな版のカデンツァをまとめて一つの本にしてくれたら、好きなカデンツァが弾けるのに・・・」と言ったところ、「出版社に聞いてみようか?」となりました。

有意義なレッスンでした。理論的な面ももう少し勉強していきたいと感じました。

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