新記録

By , 2007年4月13日 11:56 PM

大学病院での仕事病院が終わって、透析病院にお仕事へ。18時~23時までの契約でした。そういえば、今日は13日の金曜日でしたね。

診察が終わって、ふと透析患者用の体重計が目に入りました。

「最近、階段を多用しているし、労働時間も長いし、きっと痩せているに違いない」

おそるおそる体重計に乗ってみました。

67.7kg!

確か研修医になったころは55kgでした。

最近、朝食は食べていないし、昼食は売店の弁当か職員食堂です。太る要素はありません。

夜もコンビニ弁当2個食べ、ビール1本+酎ハイ2本飲んでいるのは仕方ないにしても、ビール、酎ハイともカロリー50%のものを中心に選んでいるので、むしろ減っているくらいかと思っていました。

幸せ太りならわかりますが、不幸なのにこの体重増。競馬ならオッズ激変するくらいの馬体増です。

どうやって痩せようか。

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Metropolitan neuroscience club

By , 2007年4月13日 12:40 AM

4月10日に、第 3回 Metropolitan neuroscience clubに参加しました。講演は「臨床実地における針筋電図の有用性」でした。針筋電図の評価は、医師国家試験には「神経原性=高振幅で低頻度、筋原性=低振幅で高頻度」と出題されますが、これは最近では誤りとされています。誤診の元となる大いなる誤解が国家試験的常識となっているのもおかしな話ですが、針筋電図では「recruitment」などを正しく評価していく必要があります。

講演されたのは、園生雅弘先生で、電気生理学では世界的に有名な研究者です。普段抄読会を一緒にしている電気生理専門の I先生が、公演後のレセプションで、園生先生を紹介してくれたので挨拶しました。また、園生先生のお弟子さん達も紹介してくれました。おかげで園生先生主催のメーリングリストにも加入させて頂けるようです。

園生先生に、「Fasciculationはどこ由来か?」と質問したところ、Rothらの論文のことに言及されていて、興味深かったです。また、ALS患者に対するテンシロンテストについても質問してみると、「僕もやってみようと思ったことあるよ」とのことでした。

会が終わった後、I先生と朝まで飲みに行きました(そればっかりですが)。

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見舞い

By , 2007年4月13日 12:31 AM

ヴァイオリンの師が入院したので、学生時代の部活の後輩を連れて、見舞いに行きました。

大学病院に見舞いに行くのは初めて。受付で初めての面会手続きをしてから訪室しました。先生は術後2日目で、体力的につらそうでしたが、無事手術が終わっていてほっとしました。一日も早い回復をお祈りしていますし、少し休養がとれるようなので、充電期間として、仕事に追われていた頃には出来なかったことをして頂きたいと思いました。

患者サイドから医療を見ることが出来て、良い経験でした。

見舞いの後、国試に無事合格した後輩と飲みに行き、最後は自宅で一緒に音楽のDVDを見たりして過ごしました。

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第2回抄読会

By , 2007年4月13日 12:14 AM

4月6日に、有志で第2回抄読会を開きました。

私が選んだ論文は、「Cambell WW. Statin Myopathy: The iceberg or its tip?. Muscle Nerve 34: 387-390, 2006」でした。

この論文は、Statinの総論に触れた後、最近問題になっている自己免疫疾患との関係について述べています。Statinには Th2 shift作用があります。いくつかの機序による免疫系への影響、抗炎症作用、催炎症作用などが絡まり合い、pleiotopic effectは予想困難ですが、関節リウマチやSLE、多発性硬化症などの改善作用がある一方、重症筋無力症を悪化させるリスクなどが示唆されています。

また、Statin Neuropathyが Statin Myopathy同等に存在するとする報告があり、否定的な見解も多いのですが、新婚の K先生が最近経験したと教えてくれました。

論文の主旨としては、現在では Statin Myopathyが副作用の主体であるが、Statin Neuropathyや他の神経筋合併症が明らかになってくるならば、Statin Myopathyは副作用として氷山の一角に過ぎないのではないか?とのことでした。

途中、「Lipid raft」などに言及した部分があり、良くわからなかったので、郡山時代の同僚にメールを送り、色々教えて頂きました。その後、「細胞内物質輸送のダイナミズム (米田悦啓、中野明彦共編、Springer出版)」の該当部分を読み、理解することが出来ました。

電気生理検査専門の I先生は、Fasciculationの Originについて調べてきました。以前は前角細胞由来とされていましたが、FasciculationもF波を持つことがわかり、末梢由来だと考えられるようになり、Cancelationを利用した実験で、8割は末梢由来だとする報告も出てきました (Rothら)。一方で、中枢由来とする報告 (幸原ら)も存在し、諸説あるようです。ALSの患者の下痢にワゴスチグミンが有効であった経験や、ALSの電気生理検査でしばしば疲労現象が見られることから、テンシロンテストを行って呼吸機能を評価したらどうなるだろうか?などと議論が盛り上がりました。

K先生は「Ash S, et al. Trying to tell a tale: Discourse impairments in progressive aphasia and frontotemporal dementia. Neurology 66: 1405-1413, 2006」を紹介しました。Frontotemporal dementiaの中に、PNFA (progressive nonfluent aphasia)やSemD (semantic dementia)、SOC/EXEC (social comportment and executive functioning)といった病型がありそれを検討した論文です。私も読みたいと思って手元に持っていましたが、読まずにいたので、良い機会になったと思います。SOC/EXEC患者では、物語の全体像が見えないという障害があります。一方で、病人ではなくても、資料を渡したときに全体をパラパラと眺めて把握してから読み始める人と、最初から一字一句追って読み始めて全体を把握出来ない人がいるので、もともとの病前の傾向はどうなのだろうかと感じました。

抄読会が終わってから、例によって朝まで飲み会・・・。

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