ウォッカ

By , 2007年5月13日 11:33 AM

イギリスには、「ダービー馬の馬主になることは、一国の宰相となることより難しい」という言葉があります。ヨーロッパでは、競馬は紳士のたしなむものとして、盛装して見に行くらしいですね。

日本がパート1国に昇格したことにより、重賞の体系が変わり、国内馬しか出走出来ない、日本のダービーはG1からJPN1と称号が変わります。しかし、ダービーはダービーです。

ディープインパクトの挑戦で、一躍有名となったフランス凱旋門賞。ダービーの成績により、ウォッカという牝馬が挑戦する意向だとか。過去日本馬が勝っていない中で、ウォッカは3歳牝馬で国内最強。楽しみです。

ここ2年間、ウォッカ、カワカミプリンセスを始めとして、牝馬のレベルはかなり高いものと思います。

 桜花賞2着馬ウオッカ(牝3、栗東・角居)が、10月7日の凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、ロンシャン)に挑戦するプランが9日、明らかになった。同日締め切りの1次登録を完了。常に世界戦略を念頭に置く角居勝彦師(43)は挑戦に前向きで、すでに具体的なガイドラインも描いている。「オーナーからの要望もありました。重量が3歳に有利なレースですからね。行くなら2カ月ぐらい滞在させて、1度使ってから臨みたい」と話した。次走ダービーで勝つか、あるいは好走が渡欧の条件となる。

凱旋門賞に出走した日本馬は過去7頭で、99年エルコンドルパサーの2着が最高。昨年ディープインパクトが3着(後に失格)に敗れた原因として、59・5キロの重量とぶっつけのローテーションが挙げられた。3歳牝馬のウオッカは54・5キロで出走できる点が有利で、長期滞在によるアドバンテージも見込める。79~83年まで3歳スリートロイカス、3歳デトロワ、4歳ゴールドリヴァー、3歳アキーダ、4歳オールアロングと牝馬が5連勝した記録もある。日本の牝馬として初の挑戦実現が期待される。

また同競走にはメイショウサムソンのほか、フサイチホウオーも登録を行った。 (日刊スポーツ

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医療過誤訴訟

By , 2007年5月13日 2:28 AM

海外の話ですが、医療と訴訟について、ショッキングなデータがあります。訴訟がこの手の紛争解決にどのような意味を持つか考えないといけません。

 週間医学界新聞-〔連載〕続 アメリカ医療の光と影 第5回 Harvard Medical Practice Study(医療過誤と医療過誤訴訟)-

事故や過誤はまったく存在しなかったと考えられる事例の約半数で賠償金が支払われている一方で,過誤が明白と思われる事例の約半数でまったく賠償金が支払われていなかったのである。それだけではなく,賠償金額の多寡は医療過誤の有無などとは相関せず,患者の障害の重篤度だけに相関したのだった。

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労働時間

By , 2007年5月13日 2:08 AM

少し古い話ですが、いまだに腹に据えかねる発言があります。「女性は産む機械」発言より、もっと深刻な話です。

 勤務医開業つれづれ日記-失言再び 柳沢「強制労働」大臣 「医師の労働時間はたいしたことない発言」??-

柳沢厚労大臣

「たしかに病院に着いてから帰るまでの時間は長いかも知れないけど、その中には待機してる時間や休憩時間、自分の研究をしてる時間も含まれてるんだから、本当の勤務時間である『患者を診察してる時間』だけを見たら、厚労省の調査では別にたいしたことはない」

ブログ主は、「それを言うなら、国会議員が国会で実際に発言している時間以外は仕事じゃない、ってことですか?」と述べています。

私にとっての、問題点は、労働時間云々が主ではありません。現在の医学は、先人達の研究、現在から見れば未熟であった当時の医療の犠牲となった患者達の上に成り立っています。医師達は、どんなに環境が劣悪であっても、研究をないがしろに出来ません。医学が進歩しないからです。研究が労働時間にならないのはどういうことでしょうか?

研究が労働ではないとしたら、研究者のアイデンティティはどうなりますか?

(参考)
新小児科医のつぶやき-予算委員会-

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