第210回定期演奏会
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第210回定期演奏会7月26日(水) 19時開演 東京オペラ・シティ
1.オーボエ協奏曲(R.シュトラウス)
2.組曲「惑星」作品32(ホルスト)
冥王星、再生する者(コリン・マシューズ)
指揮:飯守泰次郎
オーボエ:広田智之
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
このコンサートはNHK「オーケストラの森」収録を兼ねた演奏会で、先輩のK先生と聴きに行ってきました。
1曲目はリヒャルト・ストラウスのオーボエ協奏曲でした。私の叔父がオーボエ奏者であったため、楽器に親しみがあります。叔父については、私がヴァイオリン協奏曲第3番(モーツァルト)を練習していたときに、「ここからここまで弾いてごらん。叔父さんはここからここまで弾くから」と言われ、同時にヴァイオリンソロ・パートの別々の部分を演奏したのに、叔父さんの演奏した部分が伴奏になっていて、びっくりした記憶があります。今考えると、お互いの和声が一緒だったからですね。
オーボエ・ソリストは非常に上手で、安定感があり、音も綺麗で楽しめました。この曲は、1945年9月14日に完成、10月25日に浄書終了され、軍事的な性格を持つトランペットとティンパニが欠けているそうです(ライナーノーツより)。元々、私はR.シュトラウスが好きではないのですが、例外的にこの作品は聴きやすかったように思います。
2曲目は、「惑星」でした。昨年 11月に聴いて以来となります。演奏には非常に満足で、特に「木星」のテンポが前向きに演奏され、盛り上がりました。
ただ、個人的には「冥王星」が演奏されない方が好きです。「海王星」で徐々にヴォカリーズが遠ざかり、余韻を残して終わるところが好きだからです。これは、「冥王星」付きが好きな人もいるでしょうし、あくまで趣味の問題です。