レナード・バーンスタイン 音楽のよろこび
久しぶりに音楽の事が語れます。といっても、ワインを一本空けた後の酔っぱらいトークですが。
最近「レナード・バーンスタイン 音楽のよろこび~オムニバス~」というDVDを購入しました。
バーンスタインは、ピアニスト、指揮者、作曲家として幅広い才能を発揮した人物です。
私はバーンスタインの語りが好きで、
①DVD「答えのない質問」→チョムスキーの言語学と音楽の対比
②「Young people’s concert」:バーンスタインが子供向けに行った講義で、「クラシカ」という有料放送で見られます。
③交響曲全集:バーンスタインがベートーヴェンの各交響曲を語った後、各曲が演奏されます。「クラシカ」で見られます。
などを見て感動したものです。
今回のDVDでは、第一話が「ベートーヴェンの『第5交響曲』」。ベートーヴェンが残した下書きの草稿を再現し、現在残された交響曲と対比します。ベートーヴェンが何を考え、どう書き換えて現在に至ったかを知りたければ必見です。ある草稿をバーンスタインは「これはピアノソナタ『悲愴』に似ていて一番好きだ」と語っています。また、運命の最初の草稿は、出だしの部分にはフルートが加えてあったのですが、曲の雰囲気が全然違います。バーンスタインによると、ベートーヴェンは主題が男性の声域に収まるようにフルートを除いたとのことです。聴いてみると一目瞭然です。このような話題が本DVDでは満載です。