今、私の横で調律師の方が、ピアノの調律をしてくださっています。
私が持っているピアノは、YAMAHA VX100という器種で、学生時代伴奏をしてくれていた後輩の友人から購入しました。知り合いから格安で買ったので良く知らないのですが、アップライトとしては、結構良い楽器らしいですね。
ただ、郡山に出張に行っていた間、貸倉庫に預けており、調律していなかったので、かなりピッチが下がっていました。調律師の方が、「今はA=435Hzを少し切るくらいだね・・・」とおっしゃっており、今回はA=442Hzで調律をお願いしました (A=436くらいのピッチで古典派弾くのも楽しそうだけど)。やっぱりメインテナンスは大事ですね。
私が頼んだのは、武蔵野音大内で営業してらっしゃるタナカ・ピアノサービスです。知り合いの紹介ですが、仕事がしっかりしていて、助かります。
話はガラッと変わりますが、YAMAHAが、ベーゼンドルファーを買収したらしいですね。びっくりしました。
ヤマハ、ピアノ名門ベーゼンドルファー買収へ
2007年11月28日18時50分
ヤマハは28日、オーストリアの世界的ピアノメーカー、ベーゼンドルファー(本社・ウィーン)の買収に向け、優先交渉権を得たことを明らかにした。ヤマハが全株式を取得する方向で最終調整している。
ベーゼンドルファーは1828年創業で、米スタインウェイ、独ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれる。年間生産量はわずか数百台で、創業からの累計も5万台に満たない。現在は米投資会社サーベラス傘下のオーストリアの銀行が同社の株式を所有しているが、経営難から売却先を探していた。
ヤマハは、ピアノの販売金額シェアでは世界一。販売力を生かしてベーゼンドルファーの経営を立て直し、高級ピアノ市場を開拓する考えだ。
音楽家にとって、関節が軟らかいことはメリットなのでしょうか?単純に考えれば、指は開きそうだし、良いことずくめな感じがします。
世界最高峰の医学雑誌の一つ、New England Journal of Medicineに気になる記事が載っていました。発表したのはロチェスター医科大学らのグループです。
Continue reading 'Joint hypermobility'»
12月15日に発売されるカラヤンの復刻版 CD。ガラス製 CDなのだそうです。早速注文しました。
価格は 20万円と高額で、今年最後の大きな買い物になりそうです。ヨーロッパへの飛行機代くらいにはなりますね。1枚で 20万円という CDは聞いたことはありません。入手困難な CDを 1万円くらいで購入したことは何度かありますが。
今年は、第九を聴きに行く予定がないので、代わりに家でワインでも飲みながら、この CDを聴く予定です。今から楽しみです。
カラヤン:62年録音の“第九”がガラスCDで復刻 生誕100年記念の第1弾
◇新演奏様式、直接テープから
カラヤン指揮ベルリン・フィルによるベートーベンの交響曲第九番「合唱」が、グラモフォン・レーベル(ユニバーサルミュージック)からガラスCDで復刻される。ガラスCDは日本で開発されて昨年発売され、その音質の良さで大きな話題を呼んだ。ドイツ・グラモフォンのマイケル・ラング社長もその音質にほれこみ、来年の「カラヤン生誕100年記念」の新シリーズの第1弾として、日本で12月15日に発売することになった。
ラング社長は「常に最新の録音技術を投入してきたグラモフォンにガラスCDはふさわしい」と言う。完全予約制の限定300枚(ナンバー付き)で1枚20万円の高価格だが、来年にはドイツ本国でも広める予定だ。
現在のCDはプラスチックの盤に張られた情報をレーザーで読み取って音にするが、プラスチックは完全に透明ではないため読み取りも完全ではない。高級レンズを強化したガラスCDは完全に透き通っており、温度や湿度の変化による影響も受けないため、録音した通りの音がいつまでも同じ状態で聞ける。
ガラスCDを開発したN&Fは昨年、バッハの「G線上のアリア」などを録音した第1弾を制作。これまで約100枚が販売され、評価が海外にまで広がっている。
カラヤン指揮のベートーベン「合唱」は5通り以上の録音があるが、記念のガラスCDには1962年の最初の録音が選ばれた。フルトヴェングラーなどの重厚な演奏に慣れていた耳に、超快速のさっそうとした新しい演奏様式を示し、カラヤン時代の到来を予告した記念碑的録音だ。グンドラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ヴァルター・ベリー(バリトン)らの名歌手たちもまだ若い。
「この62年版はアナログ録音なので、その良さをガラスCDで再現したいという意図もある」と關素志・ユニバーサルミュージックIMS担当は話す。このためN&Fの福井末憲・録音ディレクターがドイツ・ハノーバーのグラモフォン録音本部に飛び、62年の実際の録音テープからリマスターした。
福井ディレクターは「すでにデジタル化されたものがあるが、コンピューターが自動補正したりするせいで、どうしてもきれいな作り物になってしまう。直接に元から取ることによって当時の新鮮さをそのまま生かせた。LPで聴けばそのままアナログで聴けるが、雑音なども入るので、直接リマスターしたものをガラスCDで聴いてもらうのがベストと思う」と言う。付録として、聴き比べ用に従来のリマスターCDも付ける。
ユニバーサルでは今後も、「これぞ永遠に残したい」という録音をガラスCD化していく予定。高価なことについては「完全な音を求めて予算を惜しまなかったので、これでも割安」という。【梅津時比古】
[毎日新聞 2007年10月10日]
皆様、書いた論文の英文校正どうされていますか?
結構お気に入りのサービスを見つけたので紹介します。
実は、最近、英文校正の証明書が必要な国内の雑誌に投稿したのです。英文校正といってもたいしたものではなく、せいぜい Abstractと legendくらい。全部で 150語前後の英文でした。
先輩の医師が教えてくれた F社にまずお願いしました。日本の会社です。ところが、この校正がかなりひどいものでした。普段読む英語の医学雑誌で見慣れない表現のオンパレードに訂正されていました。一流英文誌の構文を下敷きに、単語を変えて作った英文も変に直されていて、絶対私の英語の方が正しいと確信していました。
英文校正の証明書が必要なので、校正の疑問な点を含めて、F社に手紙を書きました。そうしたところ、「言われたとおりに全部直して欲しい。納得いかないところがあったら、校正者に英語で手紙を書いて欲しい。」と言われました。
実際に手紙にすると、おかしな点が多すぎて、手紙だけで短い論文一本分くらいになってしまいます。日本語で手紙書くのならともかく、英文で手紙を書くには手間が多すぎます。「日本の会社に交渉するのに、いちいち英文で手紙なんて書いてられるか」って。そこで F社をあきらめました。
それで見つけたのが、Editageという会社。この会社のサイトを見ると、NatureやScienceといった一流雑誌に投稿された論文の校正もしているようです。
見積もりは 1時間以内。午後 4時にお願いした論文は午後 11時に校正が終了してメールが届きました。どっちでも良いような表現は、「気にいらなかったら無視してくれ・・・」という注釈付き。
F社の校正に対して私がおかしいと指摘した部分は、もちろん私の文章がそのまま生かされていました。さらに、医学用語のスペルミスを F社は見落としていましたが、Editage社はきちんと指摘してくれました。これは、校正者が普段医学論文を読み、その用語に慣れている証だと思います。
ただ、2カ所表現に納得いかなかったので、校正者に手紙を書きました。ただし・・・英文で。でも、2カ所だけだったので、短い手紙ですみました。
数時間後にメールが来て、私の主張を認めて貰えて、英文校正証明書も PDFで手に入りました。見積もりをお願いしてから、英文校正証明書が手に入るまで1日半。早いでしょ?
料金は、F社が10000円ちょっとで、Editageが1000円弱 (6円/語)。料金のところに、「1語からでも受け付けます」とあって、安いだけでなく、お茶目です。
結局F社で満足したのは、電話対応してくれたお姉様の声が綺麗だったことだけでした。先輩も、「やっぱりだめだな」と、Editageに乗り換えると言っていました。
この会社は、今後も英文校正や英語でのポスター作成に重宝すると思います。
—
(注) 私はEditage社とは何の利害関係もありません。上記はあくまで個人的体験で、トラブルがあっても責任は負えませんのでご了承ください。