悪いことをするときは、緊張感を持ってしましょうということですね。
宮崎県日南市発注の用紙印刷の指名競争入札を巡り、落札業者などを事前に談合で決めていたとして、県警は22日、入札に参加予定だった10業者を競売入札妨害の疑いで宮崎地検に書類送検した。落札額などが書かれた紙を1業者が誤って市役所にファクス送信したことから発覚。市の告発で県警が捜査していた。
調べでは、10業者は昨年11月6日に予定されていた固定資産税納付書など約50種の用紙印刷(総額600万円分)の指名競争入札で、公正な入札を妨害し、不正な利益を得る目的で談合した疑い。
前日の5日午後、同市教委のファクスに、落札業者や落札額のほか、「これ以上の金額で(入札を)お願いします」などの注意も記されたA4判の紙1枚が届き、市は「談合の疑いが濃い」として入札を中止。10業者から事情を聴き、ファクス送りした業者以外は否定したため、市が日南署に告発していた。
もう一つ。
[ 2008年05月20日 14時23分 ]
[ウェリントン 20日 ロイター] ガソリンスタンドでの代金をマリフアナで支払おうとしたニュージーランドの男(28)が、警察に逮捕された。現地紙ドミニオン・ポストが伝えた。
この男はチョコレートとポテトチップスを買おうとレジに並んでいたところ、現金を持っていないことに気付き、マリフアナでの支払いを思い付いたという。ただ、男の後ろに並んでいたのが警察官だったため、この試みが実行に移されることはなかった。
同紙は、ガソリンスタンド内にパトカーが停車していたのに気が付かないほど、男は空腹だったのだろうと報じている。
高アンモニア血症はてんかん発作や意識障害の原因となることがあるため、てんかんの患者を診たときに、採血でアンモニアもチェックしておくことがあります。その時に、高アンモニア血症を伴っているものの、明らかに「「高アンモニア血症→てんかん」ではなくて、「てんかん→高アンモニア血症」であった経験を持っている医師は少なくないでしょう。そうした経験から、私は意識消失で搬送されてきた患者を診たときに、念のためアンモニアと CPKをチェックしておいて、アンモニアか CPKが高かったら、「てんかんだった可能性が少し高いのかなぁ。脳波はとりあえず必要だなぁ。」としています。経験則ですけれど。
何故、てんかん発作で高アンモニア血症が起こるのか?
肝内シャントを証明して考察した論文はありますが、このようなケースで全例肝内シャントが存在するわけではなし、どうしてかなぁーっと思っていましたが、最近面白い論文を読みました。防衛医大からの論文です。
This study demonstrated that hyperammonemia is associated with GC (※GC; Generalized convulsion). Convulsions are accompanied by severe muscle contraction. Active skeletal muscle becomes a major source of ammonia during exercise by deamination of adenosine monophosphate to inosine monophosphate in a cyclical process called the purine nucleotide cycle. This is why GC induces hyperammonemia.
合理的な説明です。疑問が氷解しました。過激な運動に伴って、筋肉でAMP→IMPの脱アミノ化反応が起これば、アンモニアが発生します。これがてんかんに伴う高アンモニア血症の原因です。ここには、書いてないのですが、てんかん発作翌日に、しばしば尿酸が高値になっているという神経内科医が持つ経験も、purine nucleotide cycleが回った結果として説明可能ですね。
In this study, no significant correlation was observed between ammonia level and PH, base excess, creatine kinase or lactate dehydrogenase
今回の論文では CPKとアンモニア値は相関しないようです。症例数が少ないため統計学的な問題があるのと、採血のタイミングも影響しているようです。
「高アンモニア血症によるてんかん」と「てんかんによる高アンモニア血症」の鑑別は、経験的に肝疾患があるかどうかでつけられますが、てんかん発作を抑えた後、前者であればアンモニア値は高値ですが、後者であれば経時的にアンモニア値が下がってくるのも鑑別点となります。
さて、てんかん発作が抑えられた後、どのくらいの時間アンモニアが高値を示すか、書いた論文がありました。
Liu KT, et al. Postictal transient hyperammonia. Am J Emerg Med 26; 388.e1-2, 2008
Transient hyperammonemia was in these patient sent to the ED (※ED; emergency department) because of generalized tonic-clonic epilepsy. We believe that the transient hyperammonemia may have been the result of heavy muscle exercise during the episode of epilepsy. The levels of serum ammonia returned to reference range within 3 hours, and this may be due to rapid metabolization by the liver. The hyperammonemia noted did not seem to be of hepatic origin.
3時間という数値は、Yanagawa氏らの論文にも登場しますが、一つの目安のようです。