トイレの水
ネタとして、ちょっと看過できないニュース。
トイレの水飲む「野田聖子式」新人研修、4割が退社—江蘇省南京市
9月25日13時13分配信 Record China
2008年9月24日、華商報は新人研修のメニューとしてトイレ掃除を取り入れた不思議な会社について紹介した。なんと日本の野田聖子消費者行政担当相のエピソードから学んだものだという。
その新人研修を行っているのは江蘇省南京市の玉細工メーカー。新入社員の最初の仕事はなんとトイレ掃除。しかも手袋をつけることは許されず、素手でぴかぴかに磨き上げなければならない。しかもきれいに掃除したことを証明する意味で掃除が終わった後でトイレの水を飲まなければならないという。いじめではと思うような新人研修だが、研修を担当する林楓(リン・フォン、仮名)さんはいつも自分で率先して飲んでみせる。
この風変わりな新人研修は日本の野田聖子消費者行政担当相から学んだもの。大学卒業後、帝国ホテルに就職した野田大臣が初めてやった仕事はトイレ掃除だった。お嬢様として育てられた野田大臣だけに当初は抵抗感もあったというがまじめに取り組んだ。そのうちにきれいに磨いたとのプライドを持ってトイレの水を飲んだことまであるのだとか。
この新人研修は甘やかされて育った「小皇帝世代」の若者たちには厳しい試練、受け入れられずに約4割の新入社員が退社するという。ただしこの厳しい試練を乗り越えて残った社員は「全員が優秀です」と林さんは話した。(翻訳・編集/KT)
まず、医師として、トイレの水のような非衛生的なものを飲む行為は絶対に避けるべきであることを挙げたいと思います。いくら綺麗に掃除したといっても、肉眼的な清潔と、感染症医学からみた清潔は異なります。肉眼的にどれほど綺麗にしたとしても、どのような細菌に感染するかわかりません。それにトイレ掃除に用いる洗剤が一部残留していた場合、人体に毒性がないと言い切れるでしょうか?
野田聖子氏は消費者行政担当相になられたそうですが、衛生学的判断は誤らないで貰いたいものです。