無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためソナタ・パルティータはヴァイオリン音楽の旧約聖書とも呼ばれます。ヴァイオリンで多声音楽を演奏するテクニック的な難しさもありながら、和声と対位法を突き詰めて作られた楽曲を読み解いて演奏しなければいけない音楽的な難しさを内包しています。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータはチェロ組曲と違って、自筆譜が見つかっていますので、原典を無視出来ない点で、演奏上の制約は逆に多くなります (自筆譜のファクシミリは、ガラミアン版の最後についていて、簡単に手に入ります)。
この曲はある一定水準以上のヴァイオリニストは必ず練習するものの、若いうちは録音を避けることが多いように思います。演奏家として成熟してから、つまり音楽を深く理解してから取り組むものと考えられているからです。
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第 1番の第 1・2楽章の演奏を Youtubeからいくつか紹介します。
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