ニセ医者
ニセ医者って、医者より収入が良いのですねぇ・・・。一晩で7~10万円なんて貰ったことないです。大学病院なんて 1万円もいかないし、研修医の頃は一晩3000円だった記憶も。
ニセ医者って、医者より収入が良いのですねぇ・・・。一晩で7~10万円なんて貰ったことないです。大学病院なんて 1万円もいかないし、研修医の頃は一晩3000円だった記憶も。
風邪はイソジンで予防できるのかという研究結果が、Yahoo!ニュースで紹介されました。あいにくそのニュースは削除されてしまっていますが、いくつか扱ったブログがあります。
・内科開業医のお勉強日-うがいのエビデンス-
・医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン-風邪の予防には水でうがいを イソジンでは予防効果なし-
まだ、原著にあたっていないので何ともいえないのですが、上記ブログを見る限り、水うがいが良いようです。私も咽頭痛に対してや、解熱剤として良く処方しますが、ロキソニンは治癒を遅らせることがあるという結論ですね。こうした研究がなされることで、風邪の予防や治療は変わっていくことでしょう。
外来をしていると、無駄に風邪薬を飲んでいる人が多いのが目立ちます。風邪でもないのに「何となく体調が悪いから風邪薬が欲しい」という、風邪薬依存症の老人が多いことは肌で感じますし、風邪薬の種類の多さが処方した医者の優しさであるかのように、10種類くらいの薬を処方している医者もいます。たくさん飲んだから治るわけでもないし、風邪であることがわかっているのなら、辛い症状に最低限の薬だけ飲んで、家でゆっくり休むのが一番だと思いますけどね (風邪であることが確実ならムリに病院を受診する必要も無いわけですが、風邪以外の可能性も考えられる場合は、念のため受診しておいた方が良いように思います) 。
風邪はウイルス感染であり、(インフルエンザなどを除き) 原因ウイルスに効果のある薬がないため、どんなに薬を飲んだとしてもすぐ治ることはないことも知っておくことがあります。夜中、風邪の患者に叩き起こされて、「昼貰った薬を1回飲んだけど治らない」と言われることがあり、どっと疲れが出るのですが、こうしたある程度の知識は持っていてもいいのではないかと思います。国語の授業で「作者の気持ち」とかいう訳のわからないこと考えさせる暇があったら、義務教育で最低限の医学的知識を教育して損はないと思いますけどね。夜中に、「昼間に近くのクリニックで貰った薬をまだ飲んでいないけど、大きい病院から貰った薬を飲みたいから来ました」とか言われたことも1度や2度ではありません。
あと、当然風邪薬には副作用があります。アレルギーを起こすこともありますし、消炎鎮痛剤で胃潰瘍を起こすこともあります (私は昨日の当直でも、風邪薬として消炎鎮痛剤を貰って急性胃炎を起こした患者を診ましたが、別に珍しいことではありません)。こうしたことを考えて、薬をどうするかは総合的に考えるべきですね。ただし、医者の立場からすれば、せっかく来院した患者に、「風邪ですね。薬は出しませんのでゆっくり家で寝ていてください。」とは言いづらいので、やっぱり何かしら薬は出してしまうのですけれど。
風邪に対する研究は遅れているので、まだまだ研究の余地があるように思います。また、医療従事者、患者双方に啓発すべき点があるように思います。
DHMOという物質があり、非常に危険であるにも関わらず、何の規制もなく日本中で販売されています。
Wikipedia-DHMO-
水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
温室効果を引き起こす。
重篤なやけどの原因となりうる。
地形の侵食を引き起こす。
多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている:
工業用の溶媒、冷却材として用いられる
原子力発電所で用いられる
発泡スチロールの製造に用いられる
防火剤として用いられる。
各種の残酷な動物実験に用いられる
防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後もDHMOは残留し、産物に悪影響を与える。
各種のジャンク・フードや、その他の食品に添加されている。
この危険性な物質をどうにかしようと、反対運動も起きています。URLを見ると、サーバーは駒澤大学にあるようです。危機意識を持った方は、覗いてみて下さい(^^)
視覚はだまされる――毎年恒例「錯視の世界コンテスト」で紹介されていた、錯視世界コンテストのサイトを覗いてみました。
Welcome to the Best Visual Illusion of the Year Contest!
私のお気に入りは「ECVP wave」です。他の作品のように解説を読まなくてもわかりやすいですし、最初に見たときは目を疑いました。一つ一つの文字は動いていないのに、全体を見ると動いて見えるからです。日本人の作品なのですね。立命館大学の方らしく、ご本人のサイトも面白いです。
こうしたアートを見て、那須の「トリックアートの館」に行った時のことを思い出しました。
あるウイルス研究者のサイトがあります。
福島のウイルス研究者らしいのですが、「ナポレオン遠征とウイルス性結膜炎」について調べているときに、偶然見つけました。研究業績を見ると、英文 83本とありますから、相当な数です。御自分は「平凡な」とおっしゃっていますが、大変なことだと思います。
氏は全身に転移した前立腺癌を告知されて以降、自分を振り返り、感じたことをサイトに記載されています。社会に関することや、医学に関すること、アフリカでの思い出など、感嘆したり相づちを打たされることがたくさんです。
このサイトが、2006年を最後に更新されておりませんので、病気の進行が早かったのかもしれません。
ただ、サイトはずっと残っていますので、是非見てみてください。
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