偽善の医療

By , 2009年12月23日 11:33 AM

偽善の医療 (里見清一, 新潮新書)」を読み終えました。

岩田健太郎先生のブログで紹介されていて、魅了されて購入したのでした。思わず頷きながら、あっという間に読了しました。内容については、岩田健太郎先生のブログに簡単に紹介されていますのでご覧ください。

楽園はこちら側-偽善の医療-

本書は様々な意味で問題提起をしています。

「患者様」という呼称の問題、告知の問題、人工呼吸器の問題、安楽死の問題、健康食品や怪しげな民間療法の問題、医師への謝礼の問題・・・。

すべての人間の死亡率は 100%であり、ほぼすべての人間は「患者」という状態を経験して死に至ります。

そのために考えておいた方が良い問題が多く挙げられています。また、本書を通じて、怪しげな治療に騙されないための科学的、論理的思考をある程度身につけることが可能です。多くの方が読まれることを期待します。

そういえば、最近何度かコメントを頂いた呼吸器内科ブログ管理人様のブログでも紹介され、感想が述べられていたのを思い出しました。

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