「迷惑メールは誰が出す? (岡嶋裕史著、新潮新書)」を読み終えました。
迷惑メールを出す人間は、それによって得する人間に決まっているのですが、結構クリック率、購入率が思ったより良いことに驚きました。これなら送ろうとする人間の気持ちもわかる気がします。
「迷惑メールのリンクをクリックしたことがありますか」 39%がイエス
「迷惑メールをきっかけにして、ものを買ったことがありますか」 11%がイエス
「迷惑メールで詐欺などにかかったことがありますか」 9%がイエス
本書で面白かったのは、迷惑メールを誰が出しているかというより、迷惑メールがどのようにして送られてくるか、詐欺の手口、どのように対処すれば良いかなどについてわかりやすく書かれていたことです。また、迷惑メールの歴史も興味深く読めました。
読むのが遅い方でも、3時間くらいで読める薄い本ですので、興味があると読んでみると良いかもしれません。
研修医の頃に「医者やめたい病」に罹患してしまったようで、「早く引退したいなぁ・・・。音大とか他の学部にも通ってみたいなぁ・・・。こんな雑用だらけの毎日から解放されたいなぁ・・・」と思いつつ働いていました。働かないで食べられる程金も貯まらないし、医者という職業の中に楽しいこと(学問的な興味、気の合う患者さんとのコミュニケーションなど)がいくつか見つかり、まだ辞めずにいます。この病気は慢性疾患のようで、治癒した訳ではありません。でも、なんとなく実際に私が医者を辞めるシチュエーションは訪れなさそうな気がします。
こんなこと考えるの私だけだと思ったら、同じ病気の患者が非常にたくさんいるのですね。聞けば親友の医師もそうだし、知り合いの医師で「医者やめて小説家になる」宣言をされている方もいます。
実は有病率が高い病気なのではないかと思っていたら、まっしー池田先生のサイトにこの病気のことが扱われていました。
医者を辞めずに済む方法 医者やめたい病のあなたのための認知行動療法
このサイトの「私の病歴・経過のスライド」というファイルみると、約 60%の勤務医がこの病気に罹患していることがわかります。凄い有病率です。なんだ、みんなそんなこと考えながら仕事してたんだ・・・と。
ハリソンにも書いていない病気ですが、ハリソンに載っている病気と同じくらい、医師たちは知っていないといけない病気だと思います。まっしー池田先生の上記のサイトは治療法も書いてあって面白いので、是非見てみてください。
私の小学生の頃は、内藤九段 将棋秘伝というソフトがあり、子供心に「コンピューターって弱いなぁ・・・」と思っていたものですが、現在では「東大将棋」「激指」といった将棋ソフトに手も足も出ず、2~4級くらいの設定にして遊んでいます。今後コンピューターと私の力関係が逆転することはまずありません。
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小名浜生協病院の館山政美先生のサイトで、インフルエンザ年齢別感染率、死亡率が掲載されています。わかりやすくまとめられているので、是非ご覧ください。
Dr. Tateyama Penguin Homepage -年齢別感染率 死亡率-
実際にデータを見ると、老人はかかりにくいけど、比較的重症化しやすいことがわかります。インフルエンザに感染して死亡した場合、すべてインフルエンザが死亡原因とは断定できませんが、80歳以上で感染した場合 10000人中 3.6人が亡くなるというデータは、急変リスクを考える上で一つの目安になります。
「目には目を、歯には歯を」でおなじみのハンムラビ法典の全訳が掲載されているサイトを見つけました。
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