韓国

By , 2010年2月27日 7:31 AM

昨日、韓国人医師が主催したパーティーで、韓国料理屋に行ってきました。韓国の医療や教育について質問し、初めて知ったことがありました。私の質問の答えを紹介します (一般的なことかどうかは確認していません)。

・子供の頃から、勉強をするのかスポーツをするのか分かれる。スポーツを選んだ学生は、勉強を全て捨てて、スポーツに特化する。日本のように高校で勉強とスポーツを両立させるというようなことはない。スポーツを選んだ場合、上位者しかスポーツ専門の学校に進学できないので、必死に頑張る。勉強を選んだ場合、週1時間くらいしかスポーツはできない。

・家庭での体罰は割と一般的。私が質問した医師は、試験で間違えた問題の数だけ、母親に棒で思いっきり殴られていた。棒は自分で用意していたので、太くて持ちにくく、出来るだけ力入らないものを選ぶのがコツだった。

・医学部は 42校あり、医師養成数はだいたい 3000人/年くらい。最難関なので、入学するとみんな凄くプライドが高い。国立と私立があり、私立の学費は国立の約 2倍。女性の学生は 2割くらい。

・徴兵は、2年間。医学部だと 3年間。あの手この手で逃れようとするものがいる (違法だが、コネを使って逃れることもある)。20歳前後の時期を山奥で 60人くらいの男と 2~3年間過ごすのは苦痛だから。

・医学部入学試験は、英語の比率が大きい。従って、英語圏からの帰国子女などが有利。

・医学部卒業後、専門医取得までの月収はだいたい 20万円くらい。専門医取得後は、80~100万円くらい。日本より物価が安いので、少し良いかもしれないが、家などは凄く高い買い物である。

・何科を専門にするかは、成績順で決まる。数年前は、儲かるので美容整形が上位 3位くらいに入っていたが、過当競争となり、現在は全然人気がなくなった。眼科などは人気がある。産婦人科は人気がない。

・一般に医師は日本ほど患者に感謝されていない。日本の医師が、感謝されている姿をみて、うらやましく感じる。

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