何だか先週末から風邪を引いてしまったようです。12月11日昼くらいから熱が出てきて、高熱ではないものの、微熱がだらだらと続いています。
熱がたいしたことがないかわりに、クシャミと鼻汁が酷いです。マスクはしているものの、バイオクリーンベンチで作業していて頻発するクシャミに、清潔なのか不潔なのかわからない操作になっている気がします。今朝は特に鼻汁が酷くて、鼻の中に大雨洪水警報が出ています。水分取らないと、夜にはミイラになっているかも (^^; ティッシュの消費量が半端ないです。
うちの研究班、ほぼ全員が引いているくらい、風邪が流行ってます。何だか流行り方を見ていると、神戸の学会で貰ってきた気がしてならないんだよなぁ・・・。人集まるところにウイルスの伝播ありです。
巷ではノロ、インフルエンザ共に流行り始めたようです。この言葉を聞くと、冬という気がしますね。うがい、手洗い、マスクといった古典的戦闘法で予防しませう。
「哀愁のトロイメライ~クララ・シューマン物語~」のDVDを見ました。クララ・シューマンについての映画はいくつか作られていて、「愛の協奏曲」「愛の調べ」を過去に紹介しました。この「哀愁のトロイメライ」は、前記2作品のようなシューマン夫妻とブラームスの三角関係ではなく、クララがロベルト・シューマンと結ばれるまでを描いています。恋愛映画に付きものである愛の障害は、父によってもたらされます。
この映画は、冒頭パガニーニの演奏シーンから始まります。パガニーニ役はギドン・クレーメル。凄まじい迫力でカプリス (パガニーニ作曲) が演奏されます。その他、演奏はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヴィルヘルム・ケンプ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、イーヴォ・ポゴレリチと錚々たるメンバによってなされ、演奏に関して、一切不満はありませんでした。
・Gidon Kremer -Paganini part01
登場するピアノや衣装にも、当時のものを使用するなど、かなり凝った作りなのですが、それを実感したのがロベルト・シューマンの手の障害についてでした。過去に紹介したように、シューマンは手を痛め、「Animal bath」や電気療法を受けました。そのことが映画できちんと触れられていました。
ただ、酷かったのは終わり方。あるシーンの途中でいきなりスパッと終わってしまうのです。途中までの音楽を楽しむのであれば、観る価値のある映画ですが、多分カップルで観るとどうしようもない後味の悪さが残るに違いありません。結婚式で終わると良かったのでしょうね。それ以外が良かっただけに非常に残念!
あらすじ