ヨーロッパの病院食-ポーランド編-
「ヨーロッパの病院食」の第九回。今回はポーランドを紹介します。病院食の画像はほとんど見つけられなかったのですが、資金不足で病院食がほとんど出なくなったニュース (2005年) を紹介しておきます。
ポーランド政治・社会情勢(2月16日~22日)
2.医療現場の苦難
資金不足が深刻な公立病院では、医療現場の荒廃が指摘され、給与不足による診療制限、診療所の閉鎖、不良機器の修理・買替えの遅れ、医師・看護婦の志気低下、薬品関連の犯罪などが目立ってきている。2月17日付FAKT紙は、病院の悪現象のワースト6を上げた。
①賄賂-例:心臓診療に正規料金外に数千plnを要求された。
②長大な診療待ち行列-例:自動車事故での腎臓障害治療に2ヶ月待たされ、悪化。
③誤診の頻発-例:扁桃腺除去で、アレルギーを無視した手術が行われ、5才児童が死亡
④劣化医療機器の使用-例:故障したままの放射線照射で火傷
⑤低所得者層に高額な薬品-例:月800zlの年金で心臓薬毎月100plnの負担
⑥入院条件の悪化-例:病院食がほとんど出ず、家族が毎日差し入れ