めでたいのだか、めでたくないのだかわかりませんが、誕生日を迎えました。年齢は秘密ですが、1の位と 10の位を足すと 9になります。
とりあえずお祝い気分でいたら、こんな記事を見つけて、独身の私としては少し萎えました。
takのアメブロ薬理学などなど 子供が持つde novo変異と疾病リスクは受胎時の父親の年齢が高いほど上昇する
記事に「自分の遺伝子をできるだけ無傷で子供に伝えたい場合は、若い間に精子を冷凍保存しておく必要があるかもしれません」とあるので、明日ラボに行ったら -80℃の冷凍庫に大量保存しておこうと思います。ただし他の研究員に見つかったら大騒ぎになること必死です。ラボには、下記のように DNAを抽出出来るキットが大量にあるので、「私のではない」としらを切っても、簡単に DNA鑑定されてしまうのです。9歳だったら犯人がバレても少年法が守ってくれるのに・・・。
・DNAを抽出してみた ( DNA抽出キット, 1500円/3回)
※後半は完全にネタです
面識はないのですが、楽器の盗難に会った海道久恵さんという方が、Facebookなどで情報提供を求めています。
盗まれた楽器はなかなか出てこないのが一般的ですが、「車上荒らし」で偶然盗まれているようなので、楽器盗難のプロのしわざでなければ出てくる可能性があるかもしれません。
ポスターに楽器の特徴がしっかりと書いてあるので、見つかることを願ってポスターの画像を貼っておきます。
(参考)
お姉さまのブログより 「拡散希望!お願い致します。」
盗難された楽器についての情報
暑くて目が覚めるのは嫌なので、夏場は冷房をつけて寝ます。
しかし、数日前、汗だくで夜間目が覚め、エアコンの温度を下げて、全裸になって床に寝ました。そして温度を下げ続けて設定を 22℃としましたが、全然涼しくならず・・・。水分を大量摂取しながら、「ひょっとして、甲状腺機能亢進症になったかなぁ・・・。そういえば、救急外来で『動悸がする』と受診してきた患者さん、問診で『エアコンを 18℃にして水は一日 2L飲みます』と言うので、甲状腺機能亢進症を疑って翌日検査したら診断ドンピシャだったし・・・。俺は頻脈はないけれどどうだろうなぁ」と心配していました。
翌日午前 3時頃、やはり暑くて目が覚め、エアコンの側に行くと、冷風が出ていないのに気付きました。数年前に引っ越して一度もフィルターの掃除をしていなかったので、「フィルターが詰まったのかな」と思って開けてみると、埃がビッシリ詰まっていました。さすがに冷房がないのは辛いため、何とかしようと掃除機で埃を吸って、フィルターをセットし直しました。やはり電源を入れた直後は冷風が出るのですが、何故かすぐに風が出なくなってしまいます。結局、この日も全裸で汗だくになって、朝まで床で転げまわって過ごしました。
そして今日、午前 2時にやはり暑くて目覚めました。フィルターを外して冷房を運転させてみると 30分くらいで運転ランプが点滅して風が出なくなります。マニュアルを引っ張りだして読むと、「暖房運転で運転ランプが点滅するときは、霜取りモードになっています」と書いてありました。冷房運転で運転ランプが点滅するときは何のエラーか説明なし。
朝 4時くらいまで格闘するうちに、「冷房運転で『強』にして可能な限り運転→運転が停止したら再起動してドライモード」にすれば、エアコンが継続して作動することが発見しました。何とか寝られるくらいの室温にはなります。
これから寝ようと思うのですが、こうして得たノウハウを使ってやり過ごそうと思います。
もう一つ、ラボで同僚達が「窓を開けて寝れば冷房いらないくらい涼しいよ」と重大なヒントをくれました。エアコンに期待が出来ないと判断したら、そうするつもりです。
今夜こそは、久々の安眠を得たいものです。
おやすみなさい。
「眠れない一族 (ダニエル T.マックス著, 柴田 裕之 翻訳, 紀伊國屋書店)」を読み終えました。
Neurology 興味を持った「神経内科」論文 「眠れない一族 (最高にスリリングなプリオン病の本)」
本の内容については、上記リンク先をごらんください。
本書はジャーナリストが書いた本なので、医学知識がなくても読めます。一方で、参考文献は膨大で、きちんと医学雑誌も読み込んで書いています (この辺が日本のジャーナリストとの違い)。医療関係者にも非医療関係者 (特に牛肉を食べる機会のある人) にもオススメ。神経内科医は多分必読です。
論文というのは、研究者にとって最大の評価対象です。ポストや生活がかかっているだけに、捏造など不正を試みる研究者も、わずかですが存在します。
最近、海外で斬新な手口での論文不正が立て続けに明らかになりました。
まずは中国から・・・。
2012年7月28日、中国・北京化工大学の陸駿(ルー・ジュン)教授が同姓同名の学者が書いた複数の論文をすべて自分のものと偽り、経歴をねつ造していたことが発覚した。京華時報が伝えた。
論文盗作や経歴詐称の摘発で有名な方舟子(ファンジョウズ)氏が告発した。発覚のきっかけは陸教授の「助手募集広告」。そこに書かれていた経歴と代表的な7本の論文に矛盾が存在することをネットユーザーが発見した。例えば、そのうちの1本はイェール大学の「ルー・ジュン博士」が書いたものと全く同じだったが、ルー博士はボストン大学卒であるのに対し、陸教授はトロント大学卒。2人の写真を照合しても、似ても似つかない別人だった。
7本の論文はいずれも欧米の一流学術誌に発表されている。方舟子氏によると、「これほどの論文が書けるなら、世界トップクラスの大学で教授になれる」というほど輝かしいもの。だが、実は「ルー・ジュン」という同姓同名の3人の学者の論文を寄せ集め、すべて自分のものと称して経歴に載せていただけだったようだ。
告発後、北京化工大学のウェブサイト上の陸教授に関する経歴がすべて削除されていることから、方舟氏は「学歴も含め、経歴はすべてウソだったのでは」との見方を示している。ネット上では陸教授の新たな詐称手口に「史上最強のねつ造教授」と非難ごうごう。方舟子氏も「同姓同名の学者に目を付けるとは。よく考えたものだ。思わず感心してしまう」と話している。
騒ぎを受け、同大では陸教授の経歴ねつ造疑惑に対する調査を開始した、と声明を発表。ねつ造が事実であれば、厳しい処分を下すとしている。中国ではアモイ大学医学院教授の学歴詐称が発覚し、物議を醸したばかり。(翻訳・編集/NN)
データの使い回しや多重投稿といった手口での論文不正は時々見ますが、想像の斜め上を行く手口ですね。
次は韓国から。
これも思いもつかない手口です。 “Acknowledgments: I thank Google for free e-mail address to pretend I am someone else.” という一文が論文に記載してあったとかなかったとか・・・ 。冗談です (^^;
一方、日本でもいくつも論文不正が疑われる事例があり、それを扱ったブログが存在します。
論文不正
同じ管理者の関連ブログ、「東京大学 分子細胞生物学研究所 の論文捏造・改ざん・不正疑惑」でやり玉に上げられた東大分生研の加藤教授について、Twitter経由で近況が伝わって来ました。
一般に、研究分野でネガティブ・イメージがつくと研究者生命は絶たれますが、これだけの人物をそのまま埋もれさせるのはもったいないと思っていました。加藤先生がこういう形で被災地で尽力されていると知り、ちょっと安心しました。
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(関連)
論文捏造疑惑
【ベルリン=三好範英】ベルギー在住の世界的バイオリニスト、堀米ゆず子さん(54)が、所有するバイオリンの名器ガルネリをドイツ・フランクフルト国際空港税関で押収されていたことが分かった。
フランクフルト空港税関報道官などによると、堀米さんは、16日に乗り継ぎのため東京から同空港に到着した際、無申告の場合に通過する緑色の表示の出口から出ようとした。
その際、手荷物のケースに入れたバイオリンが検査の対象となり、輸入関税をこれまでに払ったことを示す証明書や、物品の由来を示す書類などを所持していなかったため、押収の対象となったという。
税関報道官は、「関税を確実に払ってもらうためと、脱税の可能性もあり証拠品としての押収」と説明している。
現在、審査中だが、堀米さんはバイオリンの評価額100万ユーロ(約1億円)の19%に当たる19万ユーロ(約1900万円)の関税の支払いを求められているという。ただ税関報道官は審査の結果、「仕事の道具」の扱いで無税となる可能性もあるとしている。
堀米さんは1980年、ブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールで日本人として初めて優勝。世界有数のオーケストラと共演するなど、国際的に活躍している。
◇
東京からの電話取材に対し、堀米さんは「楽器は仕事の道具であり、演奏家にとって体の一部のようなもの。今まで何度もフランクフルト空港を利用しているが、何の問題もなかった。なぜ突然こんなことになるのか分からない」と話し、訴訟を起こすことも検討している。
(2012年8月22日07時10分 読売新聞)
弦楽器は、楽器によって癖がかなり違います。サイズや持った時の感触は違うし、よく鳴らすためのテクニックも違ってきます。本番はもちろんのこと、毎日その楽器で練習もしないといけませんので、演奏家は肌身離さず楽器を持ち歩くことになります。
こうした演奏家にとって、楽器が押収されることがあるというのは、信じられない大変なニュースですね。
慣習的にこういうことはありえないのですが、記事に「輸入関税をこれまでに払ったことを示す証明書や、物品の由来を示す書類などを所持していなかったため、」とあるので、空港職員が規則をそのまま適応してしまったようです。「規則に忠実で頑固」と揶揄されるドイツ人相手となると、交渉が難航することが想像されます。
クラシック音楽に理解ある政治家が動いてくれると良いのですが・・・。
追記 (2012.9.22 )
ヴァイオリンは変換されることになったそうです。良かった良かった。
読売新聞 9月22日(土)0時27分配信
ベルギー在住のバイオリニスト、堀米ゆず子さん(54)所有のバイオリンの名器ガルネリが、ドイツ・フランクフルト国際空港税関に押収されていた問題で、同税関が20日、楽器を無条件で返還すると堀米さんに通知してきたことが分かった。
21日に一時帰国した堀米さんが、日本の音楽関係者に伝えてきた。
堀米さんは、8月16日に東京から同空港に到着した際、手荷物のバイオリンについて、自身の所有物であることを示す書類などを所持していなかったため、楽器を押収された。同税関は、バイオリンの評価額の19%に当たる19万ユーロ(約1900万円)の関税の支払いを求めていた。審査の結果、堀米さん自身の所有物であることが証明されたため、無税扱いになったとみられる。関係者によると、堀米さんは「ほっとした様子でとても喜んでいた」という。
以前お伝えした新薬 Dabigatran (商品名:プラザキサ) は、年間 10億ドル規模の売上を誇る抗凝固薬ですが、アメリカで集団訴訟とのニュースです
By Bobby Allyn, The Tennessean
Updated 2d 13h ago
NASHVILLE, Tenn. — After taking the blood-thinning drug Pradaxa for three weeks,Charles Jackson experienced intestinal bleeding. His doctor told him to get off the drug, which he began taking after suffering a stroke last September.
Months later, Jackson, 75, a retired truck driver from the rural railroad community of Hohenwald, saw a television advertisement imploring patients who had complications with Pradaxa to dial 1-800-BAD-DRUG to learn more about joining a lawsuit against the drug company.
Now Jackson is among hundreds of other patients around the country who are teaming against an anti-stroke drug whose sales eclipsed $1 billion last year. Joining the suit thrusts Jackson into the high-dollar stream of product liability lawsuits, a burgeoning world of mass claims in which specialty law firms cast a wide net for injured consumers who represent the pitfalls of marketing risky products. (続きは上記タイトルリンク先参照)
この薬剤には様々なメリットがある一方で、副作用の出血性合併症についても、色々耳にしています (・・・とはいえ、従来使用されてきたワルファリンにも出血性合併症はあります)。アメリカでは、この薬剤のメリットと副作用のバランスをどう取るのか、今後の展開に注目です。
Parkinson病についての研究がニュースになっていました。2年前にお伝えしたニュースの続報です。
毎日新聞 2012年08月22日 00時37分
神経難病「パーキンソン病」の発症を抑える仕組みを、田中啓二・東京都医学総合研究所長らのチームが解明し、21日の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」電子版に発表した。パーキンソン病の原因となる細胞内の小器官「ミトコンドリア」の異常を早期に見つけることが可能になり、病気の早期発見、治療に役立つという。
パーキンソン病のうち20〜30代で発症する「若年性パーキンソン病」は、二つの遺伝子が働かないことでミトコンドリアの異常が蓄積し、運動障害が起きる。
チームは、二つの遺伝子のうち「ピンク1」の働き方を調べた。その結果、ヒトの正常なピンク1遺伝子は、ミトコンドリアに異常が起きるとリン酸と結び付いて働き始め、異常ミトコンドリアが分解された。一方、若年性パーキンソン病患者のピンク1遺伝子は、リン酸と結び付かず機能しなかった。
チームの松田憲之主席研究員は「異常ミトコンドリアの増加や分解が進まないときに、リン酸と結びついたピンク1遺伝子を検出する方法を開発すれば、病気の早期発見につながる」と話す。【永山悦子】
論文リンクはこちら。
ここで論文にされた Parkin-PINK1系については、次々と新しいことがわかってきているので、今後の課題は Parkin, PINK1変異による遺伝性 Parkinson病で得られた知見を孤発性 Parkinson病にどこまで活かせるか、ですね。
「脳過敏症候群」といった聞き慣れない名前が世の中で広まっているそうです。「私、”脳過敏症候群” かもしれません」という患者さんが、上司の外来を受診したと聞きました。
日本頭痛学会は、看過できないとして、見解を発表しました。
「脳過敏症候群について」日本頭痛学会理事会の見解
最近、マスコミで「脳過敏症候群」が何回か取り上げられましたが、その際に、「頭痛」と関連してまちがった情報が視聴者に伝わり、また医療現場でも混乱が生じました。日本頭痛学会理事会も、この状況を放置できないと憂慮しています。
ことの発端は、清水俊彦医師が、「耳鳴り・頭鳴りは脳過敏症候群によることが多く、脳波をとれば診断がつき、抗けいれん薬を飲めば治る。片頭痛などの慢性頭痛を適切な処置なしに放置したことによって発症するので、日本頭痛学会のホーム・ページに掲載されている頭痛専門医を受診すると良い。」という趣旨をテレビで繰り返し主張したことにあります。
この説は多くの視聴者に期待を持たせたようです。しかし、「脳過敏症候群」なる説を信じている日本頭痛学会の専門医はほとんどいません。「現時点では科学的根拠のない、個人的な考え」とみなされています。清水医師が強調する脳波の所見は正常人に日常的に見られる脳波である、と多くの研究者が考えています。また、過去に片頭痛のあった人が頑固な耳鳴りを起こしやすい、という説にも根拠がありません。
「脳過敏症候群」は清水医師により日本頭痛学会学術総会に報告され、議論されています。ただ、研究者の多くが清水医師の考えは科学的根拠に乏しいと指摘しているのが現状です。その点、一部のテレビ番組での「日本頭痛学会の会員の多くが認めている学説」とのコメントは正しくありません。日本頭痛学会が清水医師の治療法を「信憑性のあるもの」として是認しているかの誤解が、国民の皆様に伝わり、医療情報の混乱を招いたことは極めて遺憾です。
学問の進歩は日進月歩であり、頭痛関連の分野でも新たな研究成果と治療法の開発が強く望まれています。日本頭痛学会では、引き続き、頭痛について幅広く、また科学的な議論を会員全体で推進します。今後も正しい医学情報を社会に提供し、常に国民の皆様の健康増進に貢献する努力を続けてまいります。
私もこの疾患概念には否定的な意見を持っています。そのことは置くとして、一番の問題は、一部の医師が思いついた疾患概念を ”学問的なコンセンサスがないまま” マスコミに垂れ流し、マスコミもよく裏を取らないで報道したことにあります。医学は、「言ったもの勝ち」「声が大きい方が勝つ」というのではいけません。
似たようなことで、「新型うつ」も話題先行ですが、こちらの日本うつ病学会のサイトが参考になります。
Q4.新型うつ病が増えていると聞きます。新型うつ病とはどのようなものでしょうか? (PDF)
【追記 (2012.9.8)】
学会声明文が削除されてしまったようです。コンセンサスのないことがマスコミ越しに話題になって現場に混乱を与えているのは事実ですし、学会がきちんと発した声が、理由の記載なく削除になったのは残念なことです。
日本内科学会のサイトにアクセスすると、会員は「日本内科学会アーカイブ」で過去の内科学会誌を全てオンラインで読めることに気づきました。
記念すべき第一号第一頁は、腎臓病という論文です。
論説
腎臓病
第十回日本内科學會総會宿題報告
醫學博士 佐々木 隆興述
我ハ昨年五月下旬頃前會長ヨリノ御命令ニヨリ、本年ノ内科學會宿題腎盂炎ニ就ヲ御報告致スハ光栄ニ存ジマス
このような冒頭で始まります。1913年の文章なのですが、時代を感じますね。
第一号の二本目の論文は、周期性四肢麻痺についてです。1913年当時、国内での報告は 7-8例であったことがわかります。
定期性四肢麻痺ニ就テ
醫學士 北村 勝藏述
或ハ發作性麻痺トモ云フ Schachnowicz, Westphal等ガ獨立ノ疾患トシテ報告セシ以来西洋ニ於テハ可ナリ多クノ報告出テ日本ニ於テモ既に七八例報告セラル、然レドモ猶ホ未ダ稀有ナル疾患に属スルモノナレバ吾人ガ經驗セシ三例ヲ上グベシ
同じ号で腱反射についての記述がなされているのが、神経内科にとっては興味深いところです。
反射作用ノ臨牀的意義
第十回日本内科學會総會演説
金澤醫學専門学校 那谷 與一述
反射作用ガ疾病ノ診断ニ對シテ大ナル意味ヲ有スル事ハ論ヲ待タザル所ニシテ、殊ニ神經系統ノ疾病ノ診斷上甚ダ重要ナル價値アルヲ認ム。
この論文には、ヒステリーの話がよく出てきました。 Babinskiが「器質性片麻痺とヒステリー性片麻痺の鑑別診断」という論文を書いたのが 1900年ですから、時代的には非常に近いですね。
一方で、第一号には、びっくりするようなタイトルの論文があるのです。それは「血中ニ注入セラレタル墨汁ノ運命」という論文。本文を読むと、家兎を用いた動物実験の話でした。
1916年は梅毒に関する報告が多く、「「サルワルサン」及免疫血性注射試驗ヲ經タル海〓臟器内ノ黄疸出血性「スピロヘータ」ノ所見 附血清療法ヲ施セル黄疸出血性「スピロヘータ」病患者ノ解剖例ノ病原「スピロヘータ」ノ所見ニ就テ」という論文も書かれていました。
このように古い論文のタイトルをパラパラ眺めていると、歴史を肌で感じることができます。医学史好きの内科学会の会員の先生にはオススメです。