論文の競売
研究者が研究内容を発表する最も重要な場が科学雑誌です。少しでも Impact factor (IF) の高い雑誌に掲載されるように、皆鎬を削っています。しかし、雑誌社が「掲載しない」と言えば、いくら優れた内容の論文であっても日の目を見ることはありません。そのため、雑誌社は研究者に対して強い立場にあります。
最近、ある研究者が面白い方法を取り、話題となっています。なんと、自分の論文を競売に掛け、掲載する雑誌社を募集したらしいのです。
Richard Smith: Why not auction your paper? (BMJ blog)
論文をオークションにかけよ(ブログ紹介) (日本語記事)
著者が Twitterで論文を競売にかけることを tweetしたところ、8時間後に 4件の応募があり、Journal of Royal Society of Medicine (2011年 IF 1.1411) が落札しました。かなり特殊な例ですが、面白いことを考える人もいるものですね。
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(参考)