風疹予防接種啓発動画
少し前から、風疹の流行がニュースになっています。特に妊婦が感染すると、胎児が多奇形を伴う先天性風疹症候群に罹患するリスクがあります。
プライマリ・ケア連合学会が、風疹予防接種啓発動画を作成しました。演者は、秋田での当直などプライマリ・ケアを中心とした場面で私が普段から色々相談させて頂いてる守屋章成先生です。現在ホットな話題ですので是非御覧ください。微妙な関西訛りが良い味出しています (^^;
日本プライマリ・ケア連合学会
ワクチンに関するワーキンググループ
風疹予防接種啓発動画 前半 後半
※この動画は医療従事者向けです。
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2013.6.21追記
この動画の発表と同じタイミングで、ワクチン不足が明らかになったそうです。
風疹ワクチン、夏に不足の可能性…流行が影響
妊婦がかかると胎児に障害が出る恐れのある風疹が流行している中、厚生労働省は14日、風疹のワクチンが夏に不足する可能性があるとして、妊婦の周りの人や妊娠希望者らが優先して接種を受けられるよう、全国の自治体に通知した。
大人が受ける風疹の任意接種の接種者数は、例年は年にのべ約30万人だが、流行を受けて今年5月は1か月でのべ約32万人に上った。同省は、現在の在庫数やメーカーの出荷計画などから今後の在庫数を推計した。
その結果、6~9月に月にのべ35万人が接種した場合、1人の接種回数を一定程度の免疫を獲得できるとされる1回とすると、8月末に3万1700人分、9月末に1万8200人分が不足するとみられた。
(2013年6月15日 読売新聞)
ということで、プラクティスを変える必要があります。岩田健太郎先生が書かれているブログが参考になります。当面はこのような方法をとるしかないのではないかと思います。
(今なら)MRワクチンは1回だけでよい
風疹ワクチン不足については、こちらの記事も御参照ください。
平成のワクチン行政、最大のピンチの夜(という電報、いやメールが)