臨床医が語るしびれ・頭痛から認知症まで: 神経内科のかかり方

By , 2013年9月8日 10:23 AM

臨床医が語るしびれ・頭痛から認知症まで: 神経内科のかかり方 (岩田誠著、日本評論社)」を読み終えました。一般の方向けに書かれた本です。

書店の健康本コーナーに行くと、「よくぞここまで嘘八百並べられたものだ」と思うものが多いのですが、この本は自信を持ってお薦めできます。さまざまな症状について考えるべき病態が解説されていて、またどう対処すべきかが書かれています。著者は日本の臨床神経学を牽引してこられた先生で、臨床医の視点がそこにはあります。

神経内科医にとっても、「そう説明すればわかりやすいな」とか、「こういう解釈をすれば患者さんも前向きになれるだろうな」と、はっとさせられて、非常にためになりました。

内容の豊富さに比べて、良心的な価格の本でもありますし、是非多くの方々に読んで頂きたいです。

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