空耳?
時々言及されることですが、クラシック音楽には、曲は違っても、そっくりのフレーズというのがあります。
私がバッハ全集を聴きながら感じたのは、「トリオソナタ BWV 1079 第1楽章」「ヴァイオリンソナタ第4番 第1楽章」「マタイ受難曲 アリア~憐れみたまえ、わが神よ~」がそっくりなことです。バッハは多忙だっためか、色々と使い回ししてますし、モーツァルトも自身の曲を様々に編曲しています。
今回、ベートーヴェンの全集を聴きながら感じたのは、「ピアノと管弦楽のためのロンド WoO 4 第三楽章」の短調の部分と、ロマンス第1番のある部分がそっくりであることです。ベートーヴェンの初期~中期の作品には、特にヴァイオリンとピアノの距離が非常に近いものが多いように思います。彼がヴァイオリンとピアノのためにヴァイオリンソナタを書いたのは若い頃だけでしたし、ヴァイオリン協奏曲 (1806年) を、ピアノ演奏用に編曲したのも若い頃 (1807年) でした。
そうそう、話は変わりますが、ベートーヴェンのピアノソナタ Op. 111の第 2楽章が途中から Jazzに聴こえるのは私だけでしょうか?