朝 9時 30分成田発の Lufthanza航空でフランクフルトへ。前日は旅行の準備が深夜までかかった上、この飛行機に乗るために 5時過ぎに練馬を出る必要があったため、睡眠不足で意識朦朧としての旅の始まりだった。
夏休みシーズンを終えていたためか、成田空港はかなりすいていて特に不便は感じなかったが、早朝だったので飲食店があまり空いてなかったのが残念だった。いつも私はヨーロッパに旅立つ前に空港の寿司屋に入る習慣がある。それは、ヨーロッパで日本食が恋しくなるので予め出来るだけ食べておきたいという気持ちからと、日本酒を飲んで機内でグッスリ眠るためだが、この日はビールに枝豆で我慢した。
飛行機の中は、眠ることと飲むことを交互に繰り返した。隣の席の日本人は、英字新聞を読んだり、英語でメールしたりしていたが、外国語がここまで堪能だと羨ましい。
フランクフルト空港に着くと、電車に乗ってフランクフルト中央駅 (Hauptbahnhof) へ。この泊まるホテルは Intercity hotelといって、中央駅のすぐ脇にある、交通の便が非常に良いホテルだ。荷物が多いときは、駅から近いホテルが有り難い。また、迷わなくて済むというのも大事なポイントだ。
チェックイン後、腹が減っていたので近くのレストランでシュヴァイネハクセを食べながらビールを飲んだ。シュヴァイネハクセは、豚のスネ肉のローストだが、骨付きの大きな肉の塊で、切るのがかなり大変だった。何だか、豚の足を解剖しているかのような錯覚に陥った。食事を終えてホテルに戻ったが、飛行機の中でひとしきり眠っていたので、頭が妙に冴えている。そのため、学会発表の準備をすることにした。作業を続けるうちに徐々に眠くなり意識を失った。