マウスの操作

By , 2008年6月14日 12:13 PM

先月の話なのですが、プロ棋士の対局で珍事がありました。

プロにネット将棋を打って頂こうという試みの、大和証券杯。最強棋士の呼び声高い羽生善治氏が、マウスの操作を誤り、時間切れで負けになりました。機械操作でない対局なら、自分の手で急いで駒を置けば良いですし、駒を落としてしまっても、指したいところを指さして、指し手を叫べば大丈夫です。敗れた羽生氏は、「中途半端な形で終わってしまい、大変申し訳ありません。次回はマウスの練習をもう少しします。」とコメントを残しています。

羽生二冠が初の反則負け ネット棋戦、操作で時間切れ2008年5月12日10時31分

11日夜に行われた第2回大和証券杯ネット将棋・最強戦で、羽生善治二冠(37)がプロ入りから23年目にして公式戦初の反則負けを喫した。

最強戦は、パソコン画面の将棋盤の駒を対局者がマウスなどを使って動かし、インターネットを介して対戦するプロ公式戦。羽生二冠は東京・千駄ケ谷の将棋会館、相手の渡辺明竜王(24)は都内の自宅で対局した。相矢倉の中盤戦で、羽生二冠が68手目に持ち駒を打とうとしたところ、盤面が隠れるように対局と無関係の画面が開き、それを消して指したが、制限時間の30秒を超えていた。羽生二冠は「消さなきゃと焦っているうちに時間がなくなってしまった」と話す。「二歩」などルール上の反則はいくつかあるが、時間切れも反則の一種。羽生二冠は反則を犯したことはなかった。

ネット対局では、盤と駒を使う通常の対局ではないような珍プレーが起きる。ネット女流公式戦では、今年2月に中井広恵女流六段が時間切れ負け。昨年12月には、反則ではないものの、石橋幸緒女流王位がマウス操作を誤って、駒を意図しない所に落とすミスも起きている。

対戦相手の渡辺明氏が、対局についての解説をブログに掲載されています。

渡辺明ブログ-大和証券杯最強戦・1回戦羽生二冠戦。-

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