Le Scaphandre et le Papillon

By , 2008年8月18日 6:26 AM

以前、「潜水服は蝶の夢を見る」という本を紹介しました。その本が映画化されたのですが、更にDVDになったため、買ってきて見ました。

見る前は、見たら泣いてしまうかなとも思ったのですが、安っぽい作りではなく、荘厳な音楽を聴くような心境で鑑賞し、泣くとか泣かないだとか、そんなレベルの作品ではないことを感じました。

このDVDで特筆すべきは、Bonus映像です。原作本の著者の実際の闘病生活の映像が収録されているのです。看護の様なども収録されており、日本との違いを興味深く感じました。

実は、現在、私は「閉じこめ症候群」の患者の主治医をしています。映画の言語療法士のようにアプローチしようとしているのですが、なかなか上手くいきません。患者さん自身が 100歳くらいなので、主人公とはベースの部分が違うのだろうなぁ・・・など考えているんですけれども、どうにかしてコミュニケーションが取れるといいなと思っています。

最後に一つだけ疑問点。この主人公は、著者の実際の映像も含め、右眼が不自由で、眼球の乾燥を防ぐため、上眼瞼と下眼瞼を縫い合わされてしまっています。ところが、映画の1時間19分前後のところでは、左目が不自由になっているのです。単純なミスなのか、何か伏線を見逃していたのか、未だに気になっています。映画を見て分かった方がいたら教えてください。

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