裁判官はなぜ誤るのか

By , 2006年6月17日 9:17 PM

明日は、東京でボツリヌス毒素の講習を聞く予定となっています。ボツリヌス毒素による筋弛緩を利用して、眼瞼痙攣などの治療をすることがあるのですが、その為には資格が必要だからです。資格といっても、手技的には簡単なものなので、講習を聞くだけで可能となっています。

前回は、「裁判官が日本を滅ぼす」という本を紹介しましたが、同時に購入した「裁判官はなぜ誤るのか(秋山賢三)」という本の方が、読んで明らかに面白かったです。こちらは元裁判官が、自省を含め、構造的な問題を指摘しています。2冊を比較すると、ジャーナリストの文章のいい加減さが見えてくる気がします。

その他最近購入した本は、「ビルロートの生涯(武智秀夫著)」「人の魂は皮膚にあるのか(小野友道著)」「ヨーロッパ医科学史散歩(石田純郎著)」「臨床医が語る脳とコトバのはなし(岩田誠著)」「死に方目下研究中。(田辺保、岩田誠著)」「精神医学の歴史(小俣和一郎)」「外科の歴史(W.J.ビショップ)」「死の真相―死因が語る歴史上の人物(ハンス・バンクル著)」といった所です。どれも魅力的な本で、これから読むのが楽しみです。特に、ビルロートの本は、ビルロートが作曲した歌曲の楽譜がついていて、是非演奏したいと思います。

 

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