第77回日本音楽コンクール
妹が、第 77回日本音楽コンクールの DVDを録画して送ってくれました。
私が勝手につけた順位も審査員と同じでした。少なくとも、本番の演奏を聴く限り、第 3位以下と、第 1-2位でかなり開きがあるように感じました。第 3-4位の方は、音程が不安定でしたが、非常に緊張していたこともあるのでしょう。実力が発揮できていないように見えたのが残念です。
第 2位は、先日お伝えした石上真由子さんの演奏。本人は楽しんで弾いていたのではないでしょうか。聴いていて面白く、聴衆賞を受賞したのもわかります。でも若いせいか、時折洗練されていない音がありました。まだ最年少だったらしいですし、あと数年すれば面白いでしょう。
優勝した瀧村依里さんは、納得いく演奏です。技術的に安定感があり、音楽的にも自然です。ただ、期待を裏切らない変わりに、妙に安定してしまっていて、もう少し演奏に遊びがあると良いように感じました。コンクールということもあったのでしょうか。
入賞者達のこれからの活躍を楽しみにしています。