裁判
2007年 3月に、日大医学部の学生がガス爆発を起こした事件について紹介しました。
その裁判が、阿蘇山大噴火氏の裁判傍聴記で記されていました。動機が非常に立派だったのだけど、後の考えの短落さとのギャップが凄いです。動機は下記。
日大医学部5年、爆弾に走った理由は…
弁護人 「犯行の2週間前、医学部の教授と会食があったんですよね? それは全員が行うんですか?」
被告人 「3人ずつ。全員行います」
弁護人 「そこで、教授に何て言われたんですか?」
被告人 「“基礎医学をやるなら、ある程度の頭のレベルが必要だ。そのレベルに達してるのか?”と。そして、自分が基礎医学を極めたいという主旨を伝えると“そういうことをこの大学でやられても困ってしまう”と」
弁護人 「そう言われてどう思いました?」
被告人 「自分が今までやってきたことが否定されたような…悲しい気持ちになりました」
弁護人 「学生の7割以上は臨床医学の方をやるそうだけど…」
被告人 「臨床医学は大事ですが、それを支えるのは基礎医学なんだ、と問題意識を持ってました…」