反則負け
珍しい反則があったようです。私も数手後の局面で頭の中が一杯になって、実際の局面を指すときにとんでもない手を指すことがあるのですが、似たようなものでしょうか。
石橋女流王位が反則負け「何がおこったのか…」
将棋の第20期女流王位戦(新聞三社連合主催)、石橋幸緒女流王位(28)と挑戦者・清水市代女流名人(40)の五番勝負第2局が14日、札幌市で行われ、石橋が最終盤の129手目に反則手を指して敗れた。
自陣の角が別の駒を飛び越えて敵陣に成るという珍しい反則。日本将棋連盟によると、女流のタイトル戦での反則負けは初めて。これで対戦成績は1勝1敗のタイになった。
石橋は自身のブログで、「自分でも何がおこったのかわかりませんでした。応援してくださっていた皆さんにはお詫(わ)びよりありません」と書いている。
最終更新:10月15日10時15分
公式サイト、棋譜を下に示します。
棋譜を見てみると、まだ難解ですね。私の終盤力では難しいです。後手玉に詰みはなく、先手は△6八飛成までの即詰みなので、一回受けないといけなさそうです。受けるには、7七角、7七角打、7九角、6七玉があります。角を使って受けるのは、いずれも△6八歩成▲同角△5六桂のときに、後手玉に詰みがなく、先手受けなしですので、後手勝ちです。
▲6七玉が最善で、△5九飛成と飛車を逃げるのは、▲4三歩成などで手順に詰めろをかけていけば、先手玉安泰で勝ちのようです。後手は△4七金として飛車を守り、次に△5七金打▲同角△同金▲7七玉△6八飛成の詰みを狙うのが唯一でしょうが、▲5七歩などでそれを防いでゆっくり攻めて、先手勝勢です。石橋氏は勝てる星を落としてさぞ残念だったと思います。
男子プロでも時々反則があり、Youtubeでも見られるので、紹介しておきます。
・[大逆転将棋2005]プロ将棋・反則負け特集\(^o^)/