主題の再登場
以前、「使い回しにまつわる独断と偏見に満ちた感想」というエントリーを書きました。ベートーヴェンの初期の作品が、後期の作品にそのまま登場するという話です。1795年に作曲された「12の舞曲 WoO 13」が、1825年に作曲された弦楽四重奏曲第 15番に登場するという話でした。
・Beethoven – String Quartet No. 15 in A minor (2 of 6)
その時に紹介した旋律を更にベートーヴェンの別の曲で発見しました。1793年に作曲された「Allemande (Deutscher Tanz) WoO 8」です。旋律は多少変形されていますが、一部、調も和声も全く同じですね。
・Allemande by Ludwig Van Beethoven & Tulip by Heinrich Lichner – Claire Ko – Age 10
曲を聴いた瞬間、「あっ」と感じました。感動はふと瞬間に訪れるものです。