タンパク質がわかる
「タンパク質がわかる (竹縄忠臣編、羊土社)」を読み終えました。
この手の本はこれまで何冊か読んできましたが、この本は特にわかりやすかったです。結構基本的なことから書いてありますが、最低限必要な知識がないと理解できない部分もあるので、何か入門者向けの簡単な本を一冊読んでから読むと良いと思います。比較的薄い本なので読みやすいと思います。
最終章の「蛍光タンパク質が面白い理由」は、GFP (green fluorescent protein) など蛍光タンパク質の話。この分野では下村脩氏が 2008年にノーベル賞を取りましたが、2003年に書かれたこの本でも下村氏のことはしっかり載っていて「おおぉ」と思いました。出来れば賞を取ってから知るのではなく、賞を取る前から研究の内容を見て研究者を評価できるようになりたいものです。そのためには色々勉強していかないといけませんね。