ライプツィヒ弦楽四重奏団
6月2日にライプツィヒ弦楽四重奏団を聴きに行って来ました。
東京藝術大学 室内楽コンサート 2012
2nd Day 6.8 [金] 19:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂
ハイドン:<弦楽四重奏曲 第77番> ハ長調 作品 76-3 「皇帝」
モーツァルト:<弦楽四重奏曲 第19番> ハ長調 K.465 「不協和音」
メンデルスゾーン:<弦楽四重奏曲 第5番> 変ホ長調 作品 44-3
実験が長引いたので、会場に到着したのは 2曲目の第 3楽章でした。演奏中は中に入れないので、会場前でワインを頼み、モニターを見ながら、スピーカーから流れる音を聴いていたのですが、これが絶品でした。アンサンブルもさることながら、アルバン・ベルク弦楽四重奏団を彷彿とさせるような豊かな響き。洗練されていない音はありませんでした。
後半、メンデルスゾーンは中に入って聴くことができました。この室内楽は、ビオラが非常にしっかりしていたのが印象的でした。昔、ヴァイオリンの師に「弦楽四重奏は第一ヴァイオリンとチェロが上手いのは当たり前、第二ヴァイオリンとビオラが上手なのが一流のカルテット」と言われたことがあるのですが、まさにそれを実感しました。
さらに、パンフレットを見ていて、第二ヴァイオリンのティルマン・ビュニングと、ヴィオラのイーヴォ・バウアーが、ゲルハルト・ボッセさんの弟子であることを知り、びっくりしました。ボッセ先生は残念ながら亡くなってしまいましたが、弟子たちが素晴らしい演奏を続けているのを見えて、何かを受け継いでいくというのはこういうことなのだなぁと思いました。
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