Wood used by Stradivari and Guarneri
世界最高峰の科学雑誌、「(日本語版)」の名を聞いたことのない文化人はいないでしょう。今日、医学論文の検索をしながら、音楽関係のキーワードを入れて遊んでいると、下記のような論文を見つけ、さっそくon lineでダウンロードしてしまいました。
「Wood used by Stradivari and Guarneri」
Stradivariのviolin (1717年製)・cello (1731年製)、Guarneri del Gesuのviolin (1741年製)、Gand-Bernardel of Parisのviolin (1840年代製)、Henry Jay of Londonのviola (1769年製)の裏板内側のサンプルを、補修作業の際に一部得ました。それに対して13C solid-state NMR spectroscopy及びFTIR spectroscopyで分析しました。
その結果、Guarneriと Stradivariでは、他の楽器に比べて違いがあることが明らかになりました。著者らは、酸化や還元といった化学的処置がこれらの楽器の制作時に行われたためではないかと推測しています。
詳細については、原著を参照ください。