飲んだくれ

By , 2007年3月21日 7:50 PM

ここ1週間は非常にハードでした。当直が週の半分くらいあり、当直がない日は毎日明け方まで飲んでいたためですが、藤沢秀行翁がそんな精神状態を代弁してくれています。

 よく学びよく遊べ、という言葉は本当だと思う。人間というものは、人一倍勉強したり働いたりするためには、人一倍の精神の遊びが必要なようだ。集中の度合いが激しければ激しいほど、解放や発散も思い切ってしなければバランスが悪くなってしまう。
言い訳に聞こえるだろうか。私は碁にのめり込むほどに、ガラッと気分を転換することの必要性を強く感じるようになった。いっときでも碁を忘れるためには、張り詰めた神経をぐにゃぐにゃにほぐしてやらなければならなかった。
そこに、競輪や競馬という面白い博打があった。美味い酒があった。そういうことである。
(「野垂れ死に」藤沢秀行、新潮新書より引用)

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