ウォッカ
イギリスには、「ダービー馬の馬主になることは、一国の宰相となることより難しい」という言葉があります。ヨーロッパでは、競馬は紳士のたしなむものとして、盛装して見に行くらしいですね。
日本がパート1国に昇格したことにより、重賞の体系が変わり、国内馬しか出走出来ない、日本のダービーはG1からJPN1と称号が変わります。しかし、ダービーはダービーです。
ディープインパクトの挑戦で、一躍有名となったフランス凱旋門賞。ダービーの成績により、ウォッカという牝馬が挑戦する意向だとか。過去日本馬が勝っていない中で、ウォッカは3歳牝馬で国内最強。楽しみです。
ここ2年間、ウォッカ、カワカミプリンセスを始めとして、牝馬のレベルはかなり高いものと思います。
桜花賞2着馬ウオッカ(牝3、栗東・角居)が、10月7日の凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、ロンシャン)に挑戦するプランが9日、明らかになった。同日締め切りの1次登録を完了。常に世界戦略を念頭に置く角居勝彦師(43)は挑戦に前向きで、すでに具体的なガイドラインも描いている。「オーナーからの要望もありました。重量が3歳に有利なレースですからね。行くなら2カ月ぐらい滞在させて、1度使ってから臨みたい」と話した。次走ダービーで勝つか、あるいは好走が渡欧の条件となる。
凱旋門賞に出走した日本馬は過去7頭で、99年エルコンドルパサーの2着が最高。昨年ディープインパクトが3着(後に失格)に敗れた原因として、59・5キロの重量とぶっつけのローテーションが挙げられた。3歳牝馬のウオッカは54・5キロで出走できる点が有利で、長期滞在によるアドバンテージも見込める。79~83年まで3歳スリートロイカス、3歳デトロワ、4歳ゴールドリヴァー、3歳アキーダ、4歳オールアロングと牝馬が5連勝した記録もある。日本の牝馬として初の挑戦実現が期待される。
また同競走にはメイショウサムソンのほか、フサイチホウオーも登録を行った。 (日刊スポーツ)