科学研究に深刻な影響

By , 2013年10月13日 5:29 PM

科学研究に深刻な影響、政府機能停止で ホワイトハウス

2013.10.13 Sun posted at 15:36 JST

ワシントン(CNN) 米政府機能の一時停止問題でホワイトハウスは12日、甚大な被害を受けているのは科学関連機関などとする声明を発表した。

連邦政府機関の一時閉鎖で行政に甚大な被害が出ていることを世論に訴える狙いがあるとみられる。一時閉鎖は、野党共和党との予算案や債務上限の引き上げでの対立が原因で今月1日から始まっている。

声明は、連邦政府が管轄する科学研究機関の多くは閉鎖され、科学者は自宅待機や研究事業の中断を強いられていると主張。この中にはノーベル賞受賞者の5人が含まれ、うち4人は自宅待機で、連邦政府が承認する研究が打ち切られていると説明した。

最大の被害を受けているのは米国立科学財団とし、職員の98%が一時帰休を命じられ、新たな研究事業への補助金支給が滞っている実態に言及。補助金は全米規模で、医学以外の科学分野、土木、教育関連事業などに与えられている。

国立衛生研究所では職員の約4分の3が職場におらず、研究対象の患者の受け入れが出来ない事態となった。政府機関の一時閉鎖に伴う与野党間の折衝では、同研究所によるがんを患う子どもの救命措置研究が不可能になるとの一部報道への対応が大きな問題となっていた。

米疾病対策センター(CDC)では3分の2の職員が自宅待機となった。ホワイトハウスは、インフルエンザ流行の季節が始まり、その監視態勢が弱体化していると警告した。ただ、CDCの最重要な責務である公衆衛生への差し迫った脅威への警戒態勢に変化はない。また、インフルエンザのワクチンの大部分は民間企業が製造している。

それほど大きく報道されていないようですが、これが本当だとすると心配なニュースです。

多くの職員が自宅待機となっているようですが、その間の実験動物や培養細胞たちがどうなっているのか気になります。実験動物や培養細胞を使うのは医学分野だけとは限りませんしね。

また、こういう研究所では一日を争って研究している分野もありますので、研究者たちは気が気じゃないでしょう。

情報があまりないので、続報を待ちたいと思います。

私は 11月に NIHの研究者の講演を聴く予定なのですが、このことで影響は出てくるのでしょうか・・・

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