あるルーマニア人演奏家の思い出
あれこれと、音楽系サイトをみて遊んでいたのです。
弦楽器Stradのサイト。そこで、在庫楽器の弾き比べをムービーで紹介していました。
まぁ、傷の多い演奏ではあります。普段弾き慣れない楽器を弾くのも大変なのでしょう。ただ、聴いていて楽しい演奏ではあります。表現したいことは伝わってきますね。
演奏は、ダヌーツ・マーニャ。懐かしい名前でした。
私が、一時期ロマ音楽(=ジプシー音楽)にはまっていて、ルーマニア出身のマーニャの演奏を聴きに行ったことがありました。客席で、演奏までの間、「森のかなたのミューズたち ルーマニア音楽誌(みやこうせい著、音楽之友社)」を読んでいました。すると、すぐ後ろの客席の女性が、「それはひょっとして、先生の本ではありませんか?」と話しかけてきたのです。私が本の表紙を見せると、その女性は、自分の隣に座る男性を「こちらの先生が、みや先生です」と紹介してくれました。
これ程の奇遇もありません。
みや氏は本に「よき出会いをよろこびつつ 2001.10.14 みやこうせい」とサインをしてくれました。
マーニャの演奏ムービーを聴きながら、そんな話を思い出したのでした。