あるルーマニア人演奏家の思い出

By , 2007年7月14日 11:18 PM

あれこれと、音楽系サイトをみて遊んでいたのです。

弦楽器Stradのサイト。そこで、在庫楽器の弾き比べをムービーで紹介していました。

まぁ、傷の多い演奏ではあります。普段弾き慣れない楽器を弾くのも大変なのでしょう。ただ、聴いていて楽しい演奏ではあります。表現したいことは伝わってきますね。

演奏は、ダヌーツ・マーニャ。懐かしい名前でした。

私が、一時期ロマ音楽(=ジプシー音楽)にはまっていて、ルーマニア出身のマーニャの演奏を聴きに行ったことがありました。客席で、演奏までの間、「森のかなたのミューズたち ルーマニア音楽誌(みやこうせい著、音楽之友社)」を読んでいました。すると、すぐ後ろの客席の女性が、「それはひょっとして、先生の本ではありませんか?」と話しかけてきたのです。私が本の表紙を見せると、その女性は、自分の隣に座る男性を「こちらの先生が、みや先生です」と紹介してくれました。

これ程の奇遇もありません。

みや氏は本に「よき出会いをよろこびつつ 2001.10.14 みやこうせい」とサインをしてくれました。

マーニャの演奏ムービーを聴きながら、そんな話を思い出したのでした。

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