ホドラー展とウフィツィ美術館展
時間があったので、上野の美術館に出かけました。
日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展
美術館での解説によると、ホドラーは人などを平行に配置する「パラレリズム」という作風で知られているそうです。「オイリュトミー」や「感情III」では、その典型をみることができました。
さらに、彼は「死」をテーマにした絵が有名らしく、死にゆく人、死者を描いた作品が数点展示されていました。裸婦の絵では、他の画家が描くよりも胸の小さい女性が多かったのですが、健康な女性の象徴としてのふくよかさを廃する意図があったのかなと推測しました。裸婦の胸のサイズを考察しながら鑑賞するのは、私くらいでしょうけども・・・。
他にスイスの風景画がたくさん展示されていました。興味深くはある画家でしたが、絵自体は私の好みのタイプではありませんでした。
ウフィツィ美術館展
ポッティチェリなど、ルネサンス期の絵画の美術展でした。素晴らしい作品が多かったのですが、この時代の宗教画ばかり見ているとさすがに飽きますね。ヨーロッパの美術館でこの手の絵を膨大な数見ているので、尚更でした。それでも、「確かに聖母子像での赤ん坊の母趾は背屈した絵が多いな」などとと視点を変えて楽しみました。